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竹山ひとり旅

  • ちくざんひとりたび
  • The Life of Chikuzan: Tsugaru Shamisen Player
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  • 平均評点

    72.3点(57人)

  • 観たひと

    98

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル 伝記
製作国 日本
製作年 1977
公開年月日 1977/3/17
上映時間 125分
製作会社 近代映協=ジャンジャン
配給 独立映画センター
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演高橋竹山 高橋竹山
林隆三 定蔵
乙羽信子 トヨ(母)
金井大 定吉(父)
倍賞美津子 フジ(第二の妻)
島村佳江 ユミ江(第一の妻)
観世栄夫 戸倉重太郎(竹山の師)
根岸明美 妻・タミ
川谷拓三 泥棒の仙太
戸浦六宏 飴売りの彦市
殿山泰司 作兵衛
川口敦子 妻・お時
佐藤慶 成田雲竹
絵沢萠子 札売りの女
森塚敏 豪農の旦那
小松方正 後藤駒右衛門(浪曲師)
緋多景子 おちか姿さん(浪曲三味線)
佐々木すみ江 北海道の木賃宿の女中
織本順吉 その主人
市川竹女 函西ひで子
梅津栄 芝居の小屋主
浦辺粂子 寺の大黒さん
初井言栄 農家の婆さん
島田順司 山岸先生
赤井誠子 恐山の巡礼
高橋竹与 女芸人
松田春翠 映画館の弁士
神田時枝 産婆
大山豊 医者
伊佐山ひろ子 富子
藤村有弘 校長
吉田さより 瀬川道子
大泉滉 郵便配達夫
七五三木猛明 定蔵の少年時代
若井政文 十五になった定蔵

解説

津軽三味線の名人・高橋竹山の苦難の半生を中心に自ら、放浪芸人を名乗る若き日の竹山を描く。脚本・監督は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の新藤兼人、撮影は「不毛地帯」の黒田清巳がそれぞれ担当。

あらすじ

高橋竹山。本名は定蔵で明治四十三年六月十七日生まれ。母トヨ、父定吉。定蔵は三歳の時に、麻疹をこじらせ、半失明。この年は東北地方が大兇作で、母の必死の看病もかなわなかった。定蔵は、他の子供たちと同じ様に勉強ができないため、小学校も途中で退学。十五歳になった時、行く末を心配した母により、隣村のボサマ戸田重太郎の弟子として住み込む。彼らは三味線と唄で、青森、秋田、北海道などを旅して回った。定蔵は十七歳の時に独立。立ち寄った青森の十日町には、社会の底辺に生きる芸人や、貧しさの中にも明るく生きる人々がいた。定蔵はそこで、多くの友人を得た。定蔵は、船小屋で寝たり、山の中の小屋で寝たりしたが、三味線があるから独りでも寂しくはなかった。そして、彼はひとりの時はかならず三味線の練習をするのであった。こうして定蔵の三味線は、貧しさとたたかい、生きつづけるなかで、しだいにきたえられていった。母はそんな彼の姿を見て、ひそかに涙をながした。そのうち八戸の盲唖学校へ入学。そして戦後の二十五年、成田雲竹の伴奏者となって、竹山の号をもらった。時に竹山四十一歳であった。

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