笑って、泣いた。
前半は今作のヒロイン日和の回想という形でTV版の総集編。新カットはある物の、流石に全体の半分近くを占めると冗長に感じられる(TV版を観ていなかった人にはいいだろうけど、この作品の映画を観にくるような人はTV版から観てたファンって人の方が多いだろうしね)。
後半は完全新作。清純で、辛い、恋の物語。
バカな所は思い切りバカで、締める所はグッと締める。その緩急が『そらおと』の真骨頂。
ニンフの「今なら誰も…」のくだりと日和の髪飾りのくだりでボロボロ泣いた。トモちゃんくらい主人公らしい主人公、なかなかいないよ。
つーわけで、お話は憎らしいほどに僕の好きな『そらおと』でした。出来れば回想シーンは10分以内に纏めて、後はより細やかにキャラの心情を描いてくれてたらもっと良かった。ニンフの心中なんて、絶対グチャグチャだったろうにあまり触れてあげられてなかったもんなー。