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アンデルセン物語(1952)

  • あんでるせんものがたり
  • Hans Christian Andersen
  • ----

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  • 平均評点

    63.6点(7人)

  • 観たひと

    17

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1952
公開年月日 未公開
上映時間 0分
製作会社 ゴールドウィン=RKOラジオ映画
配給 RKO日本支社
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

製作者サミュエル・ゴールドウィンが「ヒット・パレード」以来のダニー・ケイを主演させた色彩作品。1952年映画で、童話作家アンデルセンの物語が数々の音楽やバレエによって語られる。フランク・キャプラの作品に多く協力しているマイルス・コノリーがストーリーを書き、「紳士協定」のモス・ハートが脚本を執筆した。監督は「楽聖ショパン」のチャールズ・ヴィダー。撮影は「恐怖の一夜(1950)」のハリー・ストラドリング、音楽監督はウォルター・シャーフで、「水着の女王」の“ベビィ外は寒いよ”を作ったフランク・ローサーが作詞作曲をしている。なお劇中バレエを振り付けしているのはパリ・バレエ団のローラン・プティである。主演はダニー・ケイの他「恐怖の一夜」のファーリー・グレンジャー、パリ・バレエ団のジャンメイルで、以下子役ジョーイ・ウォルシュ、ブロードウェイ俳優フィリップ・トーン、デンマーク王立バレエ団のエリク・ブルーンらが助演している。

あらすじ

1805年、デンマークのオーデンスの町に、ハンス・クリスチャン・アンデルセン(ダニー・ケイ)という人の好い靴屋が弟子のピーター(ジョーイ・ウォルシュ)と共に住んでいた。彼はいつも子供を集めては面白い童話を語って聞かせる人気者だったが、これが町の首脳部には気に入らず、ついに彼はピーターと2人で首都のコペンハーゲンへ夜逃げしなければならぬ破目におちいった。都へ着いたハンスはふとした間違いから牢獄へ投げ込まれたが、あるバレエ劇場でバレエ靴が急に入用ということで釈放され、注文主に会いに行くと、相手は美人のバレリーナ、ドロ(ジャンメイル)であった。ハンスは一目で恋に落ちた。ドロはバレエ演出家ニールス(ファーリー・グレンジャー)の妻で、彼らの夫婦喧嘩を芸術上の争いと誤解したハンスは、いよいよドロを想いつめてその夜、恋心を托した童話「人魚姫」を書き上げた。翌朝、この紙片は風にのってドロの手許に届いたが、ハンスが彼女の許にかけつけた時、既にバレエ団は旅興行に出て行った。ハンスの童話が新聞にも載るようになった頃、バレエ団は再び帰ってきた。ハンスはドロに捧げる靴をもって駆けつけたが、ニールスは邪魔なファンだと思い込んで彼を物置に閉じ込めてしまった。その夜の演目は、ハンス原作の「人魚姫」であった。閉じ込められた彼の頭には、ドロの踊る人魚が幻の如く浮かんだ。翌朝ハンスはやっと助け出されたが、彼はその時初めてドロが人妻であったと知り、ドロもまた、彼が深い愛情を自分に捧げていたことに気付いた。傷心のハンスは、既に彼を見限って去ってしまったピーターを追い、2度と童話など語らぬ決心で故郷に向かった。だが町に着いた時、待ち構えていたのはひたすら彼のお話に焦がれていた子供たちだった。そして今では、かつて彼を追った首脳部までがその童話に耳を傾けるようになった。

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  • 鑑賞日 2016/03/10

    登録日 2016/03/10

    評点 70


    鑑賞方法 購入/DVD 

    字幕



    全編見事なセットでこの映画自体が素的な童話の舞台のようだ。ダニー・ケイ主演、童話作家アンデルセンを描いたミュージカル。靴職人のアンデルセンは毎朝子供たちに自分が創ったお話を聞かせている。ダニー・ケイの甘い歌声は童話にぴったり。しかし、そのせいで子供たちはいつも学校に遅刻。町の大人たちはけしからんとお冠。アンデルセンの弟子のピーターの機転でコペンハーゲンに旅立つ。そこで偶然靴職人を捜しているバレエ団に会う。アンデルセンが憧れるバレリーナの舞台は圧巻。彼女に一目惚れしたアンデルセンは彼女のために新しい物語を書くが・・・。誰もがどこかで聞いたことのあるお馴染みの童話が随所に出てきてなかなか楽しい。お話を創り上げるほどの男だからどちらかと言えば夢想家。ピーターの忠告も聞かずにバレリーナに熱く思いを寄せていく。病気の子供を励ますために「みにくいあひるの子」の話をしてあげたことがきっかけで新聞に載る。憧れの踊り子が彼の原作で舞台を成功させるが・・・。ほろ苦いエンディングになりそうだが、町に戻ってまた子供たちに話を聞かせているアンデルセンの姿。今度は、彼を訝っていた大人たちもその環に入っている。唐突かもしれないが寅さんシリーズはこのあたりから影響を受けてはいないか?