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鑑賞方法別データ数
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テレビ 921,775 101
その他 158,315 12

ワイルド・スタイル

  • わいるどすたいる
  • Wild Style
  • ----

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  • 平均評点

    62.7点(31人)

  • 観たひと

    50

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1982
公開年月日 1983/10/8
上映時間 82分
製作会社 ワイルド・スタイル・プロ作品
配給 大映インターナショナルフィルム
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

グラフィティ・アーティストの青年を中心にして、ニューヨークの黒人音楽シーンを描く。ドキュメンタリー出身でこれが劇映画デビューになるチャーリー・エーハーンが製作・監督し脚本を書いている。撮影はクライヴ・デイヴィッドソンとジョン・フォスター、音楽監督はフレッド・ブラズウェイトとクリス・スタインが担当。出演はリー・ジョージ・キュノネス、フレッド・ブラズウェイト、サンドラ・ピンク・ファーバラ、パティ・アスターなど。日本版字幕は岡枝慎ニ。カラー、ビスタサイズ。1982年作品。

あらすじ

ニューヨークのブロンクス地区。この街には無人になったビルや瓦礫の山が目立ち、失業者も多く、若者たちは不安感を抱いていた。レイモンド(リー・ジョージ・キュノネス)も社会に不満を持つティーンエイジャーの一人だ。ただ、彼が人と違うのははけ口を暴力や喧嘩に求めず、グラフィティ(落書き)にぶつけることだった。今夜も地下鉄の操車場に忍び込み、地下鉄車輛にスプレーでグラフィティを描く。もち論、不法行為だから見つかれば終わり。だから、彼の作業は実に早い。仕上げにZ0R0とサインする。彼のようなアーティストは何十人といるが、彼の絵はデザインの奇抜さと色使いのよさで注目され、最近では彼のタッチを真似た作品が出廻っているほど。しかし彼がZ0ROであることは、恋人のローズ(サンドラ・ピンク・ファーバラ)も知らない。軍隊に行っている彼の兄は、弟を叱り「軍隊に入れ」というが、彼には毛頭そんな気はない。ある日、彼は先輩で今はラップ・ディスコを経営するフェイド(フレッド・ブラズウェイト)に、新聞記者ヴァージニア(パティ・アスター)を紹介される。彼女は何人ものアーティストを表舞台に送り出している名士だ。彼も取材のあと、ヴァージニアに連れられて、マンハッタンの高級アパートのパーティに出席し、仕事の依頼を受ける。こうなると、地下鉄車輛にグラフィティを描いてなどいられない。グラフィティの非社会性にひかれるレイモンドは悩む。フェイドは野外音楽堂で行われるラップ・コンサートの運営をすることになり、会場の壁に何か描くようにレイモンドに依頼する。それを引き受けたレイモンドは、うまく描けず悩む。そんな彼をローズがはげます。彼女はレイモンドがZ0ROであることを知っていたと語り、「ZOR0のタッチに縛られているんじゃない」という。コンサートの当日。ステージにはグランド・マスター・フラッシュを始め、ロドニー・リー、ビジー・ビー、ダブル・トラブル、ファンタスティック5といったラップのスターが続々と登場。そのスターたちを抱きかかえるかのように描かれた大きな人間の手、もちろんレイモンドの作品である。会場は熱狂の渦と化し、興奮したレイモンドは音楽堂の上にあがり、手をたたく。(大映インターナショナルフィルム配給*1時間23分)

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  • 鑑賞日 2022/08/06

    登録日 2022/08/07

    評点 65


    鑑賞方法 映画館/東京都/シネマカリテ 

    字幕


    ストリートカルチャーというには物足りない ネタバレ

    80年代のニューヨークを舞台にしたアートにかける青年を描いた青春ドラマ。
    ヒップホップやスプレーアートなどストリートカルチャーを満喫できるかと思ったら、そこまで踏み込んだ感じはしない、ちょっと物足りなさを感じる作品でした。

    主人公はゾロといい、夜中に壁や地下鉄の列車にアートを描く。
    そんな彼が現代アートの世界に入っていき、というストーリー。

    このストーリーがなんとも薄味。
    それは主人公が目指す方向性がわからないからだと思います。
    クライマックスで野音の壁画を描くことになるのですが、多少の悩みはありましたが、恋人により無理やり自分のアイデンティティーを感じさせたような感じがします。
    それに、その出来上がった壁画についてはスルーという肩透かしで、完成した絵はじっくり見せて欲しいと思いました。

    また、本作の売りはヒップホップだと思います。
    恐らく、出演者はホントのアーティスト。
    クライマックスのライブも、ホントのライブの洋梨感じで、半ドキュメンタリーかと思いました。
    しかし、編集の仕方が悪いのかライブの熱気がイマイチ伝わらず、パフォーマンスがクラブの時の方が面白く思いました。
    それにダブルトラブルはライブで何かしでかすと豪語していたのに、普通にラップしてただけじゃん、って感じでストーリーもいい加減かと思います。

    全編を通じたヒップホップがいい感じです。
    しかし、1曲だけブロンディの曲が流れたような。
    ブレイクダンスなんかも流行っていたなと、ちょっと懐かしかったりします。
    80年代の作品なので粗い感じは許容範囲で、これがヒップホップのはしりの作品だと思えば、それなりのできの作品だと思いました。

    さて、この日はトークショー付き。
    ライターの方と映画音楽ジャーナリストの方が登壇。
    83年製作で40周年記念とのこと。
    映画としては技術的にもつたないもの。
    当時、観たときに、『スタイルウォーズ』のようなものを想像しており、素人っぽさに驚いたとありました。
    当時、ヒップホップはグラフティーアーティストっていうのがしっくりくるのですが、基本的には犯罪者なのでまともな映画にならないけど、実際にニューヨークで起こっていることを擁護しているのが凄いとありました。
    普通にジャージなんか着て、ファッションなんかもお手本にならないとありました。
    時間が経って価値が出てくる作品ともありました。
    他、音楽やアート談義が続いておりました。


  • 鑑賞日 2015/05/18

    登録日 2015/05/23

    評点 60


    鑑賞方法 映画館/宮城県/チネ・ラヴィータ 

    字幕


    勢いだけで粗い映画

    1982年のアメリカ映画。ヒップホップ始まりの映画。ニューヨーク、ブロンクス地区で地下鉄にグラフィカルな落書きをする若者レイモンドが主人公で、まわりではラップバトルやブレイクダンスに興じる若者たちがいた。ある日新聞の取材が入り、そのあたりから状況が変化していく。マンハッタンのパーティに招待され、ラップミュージックのフェスを野音で開催されることになり、その音楽堂の壁を彩ることを依頼される。
     30年前の映画だけあって粗い。それでもラップミュージックが社会で認知されようとする頃なので勢いがありました。宣伝文句ではヒップホップカルチャーを世界に広め多くのアーティストに影響を与えた記念碑的作品とのことですが、知りませんでした。下書きなしでのスプレーによる描画は見事ではありますが、30年後の今これを見ても衝撃的ではありませんでした。ラップに関しては既に30年前に完成していたことを認識しました。物語としては中途半端な展開でやや消化不良でした。


  • 鑑賞日 2015/05/12

    登録日 2015/05/23

    評点


    鑑賞方法 映画館/東京都/UPLINK 

    字幕


    ヒップホップ~♪

    いろあせませんぜ。