(旧)西ドイツ・ベルリン生まれ。両親の離婚により、幼少期はヨーロッパ各地を転々とし、ミュンヘンで育つ。13歳の頃、ヴィム・ヴェンダース監督に見出され、「まわり道」(75)で映画デビュー。映画やテレビ作品に出演していたところ、ロマン・ポランスキー監督と出会い、女優になることを決心。16歳で渡米し、半年間リー・ストラスバーグの元で演技を学ぶ。ポランスキーの「テス」(79)で国際的な名声を得て、「キャット・ピープル」(81)ではハリウッド進出も果たした。父親の俳優クラウス・キンスキー同様、彼女も英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語など多数の言語を話すことが、国際的活躍の源となっている。