中国・遼寧省生まれ。演劇の最高学府である北京の中央戯劇学院在学中、「紅いコーリャン」(87)のヒロインを探していたチャン・イーモウ監督の目に留まり、同作でデビュー。以後、イーモウの公私に渡るパートナーとして、「菊豆」(90)、「秋菊の物語」(92)などに出演し、後者でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞。その一方で、「さらば、わが愛 覇王別姫」(93)他でチェン・カイコーとも組み、世界的な評価を得る。「上海ルージュ」(95)を最後にイーモウと別れた後、シンガポールの実業家と結婚、同国籍を得た(後に離婚)。05年の「SAYURI」でハリウッド進出。この他、三大映画祭で審査員を務め、仏政府から勲章を贈られるなど、国際的な活躍が続く。