千葉県船橋市の生まれ。3歳で子役としてデビューし、NHK大河ドラマ『春日局』89に竹千代役、TBS『渡る世間は鬼ばかり』90に小島登役で出演。1988年からフジテレビのバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』内のコント『仮面ノリダー』でチビノリダー役を演じて人気を博す。89年、崔洋一監督「Aサインデイズ」の石橋凌の息子役で映画初出演。その後は、フジテレビ『みにくいアヒルの子』96などのドラマや、山田洋次監督「学校Ⅲ」98に出演。97年の長尾直樹監督「鉄塔武蔵野線」では、小学校最後の夏休みに送電線の鉄塔を一基ずつ踏破する旅に出る主人公の少年を瑞々しく演じた。2000年から大塚製薬『カロリーメイト』のCMに出演し、「がんばれワカゾー」のフレーズとともに子役から成長した姿がお茶の間にも定着。同年の緒方明監督「独立少年合唱団」で演じた、歌うことで自信をとりもどしていく吃音の中学生役も印象深く、NHK『僕はあした十八になる』01も高い評価を受けた。05年、フジテレビ『電車男』で、電車の中で偶然助けたお嬢様に恋をする純朴なオタク青年を演じ、人気を博す。以降は同局『西遊記』06の猪八戒役、『チーム・バチスタの栄光』シリーズ08~11の心療内科医・田口役などテレビドラマを中心に活躍。フジテレビ『わたしたちの教科書』07の校内のイジメ事件に翻弄される新任教師や、映画では古厩智之監督「ロボコン」03のロボット部部長、羽住英一郎監督「海猿」04の伊藤英明演じる主人公・仙崎の最初の相棒・工藤など、気弱だが心優しい人物を演じることが多い。また、崔洋一監督「血と骨」04ではビートたけし演じる粗暴な男・金俊平の青年時代、中村義洋監督「フィッシュストーリー」09では売れないバンドの思慮深いリーダー役に扮している。本広克行監督「踊る大捜査線 THE MOVIE3/ヤツらを解放せよ!」10では、いかりや長介が演じたベテラン刑事・和久の甥の新人刑事を演じた。テレビドラマはほかに、NHK『義経』05、TBS『漂流ネットカフェ』09、フジテレビ『サマヨイザクラ』09、テレビ東京『モリのアサガオ』10などがある。