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以前はTサイトで映画レビューを書いてました。閉鎖に伴い 、こちらでお世話になることにしました。
宜しくお願いします(^-^)
備忘録としてレビューを書いてますので、気儘にやらせて頂きます。尚、評点については私の好みかどうかを基準にしてます。決して、作品の優劣ではありません。

MY BEST MOVIE

サウンド・オブ・ミュージック

フォロー 17
フォロワー 24 50位
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レビュー 2190 74位
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     KINENOTE DATA       前日比
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総鑑賞データ数 7,049,553 552
総レビュー数 930,155 88
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,322 171
レンタル 596,661 3
購入 124,523 3
VOD 555,921 137
テレビ 921,859 84
その他 158,322 7
鑑賞日 -  登録日 2024/11/22  評点 60点 

鑑賞方法 選択しない 
3D/字幕 -/-
いいね!レビューランキング -位

興行成績が悪かったのも頷けます。

伊丹十三監督作品は、主演がほぼ宮本信子さん、山崎努さんで常連で固定されていたのだが、本作は渡部篤郎さんと佐伯日菜子さんが主演でした。
渡部篤郎さんは、知的障害者である主人公のイーヨー役で大熱演だったと思います。
しかしながら、監督作品の常連二人と比べてしまうと可哀想であるが、どうしても配役的には物足りなさを感じてしまった。

ストーリーは、イーヨーとその妹まーちゃん(佐伯日菜子さん)の日常を描いたものであった。話が進むと両親はオーストラリアに傷心旅行へ行き、イーヨーとまーちゃんは兄妹二人で留守をあずかる。
その後に、父が書いた小説が原因でイーヨーの水泳の先生であるアライ(今井雅之さん)が刑務所に収監されていた過去を知る。
そこからの一悶着からクライマックスへ進むことになる。
本作までの伊丹十三監督作品と比べると、社会派痛快コメディ作品としての強烈な幹があるわけでない。作風は明らかに違う。
恐らく、原作は大江健三郎さんの小説なので、それを忠実に映像化しようしたのが原因だった気がしてならない。
純文学の映画化はハードルが高いのだと感じた。
伊丹十三監督作品として、出来はイマイチだったと感じます。
映画レビューサイトで低評価だったので、今まで観るのを避けてた作品。実際に観るとその低評価も頷けます。
殺人や婦女暴行などの暗澹たる描写もあり、気が重くもなりました。

今井雅之さんに邪のある人間を演じさせて、渡部篤郎には知的障害者ながらもピュア心を持った人間を演じさせる。二人の人間性のコントラストを描いた作品でないかと思いました。