ほぼホラー映画！？國村隼さん大熱演！

韓国スリラーらしく、グロさ満載。ほとんどホラーのシークエンスもあり、鑑賞後の寝付きはよくなかった。

コクソンという集落で起きた連続殺人事件。刑事ジョング（クァク・ドウォン）が事件の解明に取り掛かるところから物語は始まる。
サスペンスとして話は進まない。謎解きとは無縁の作品である。
犯行究明の手懸かりを探すうちに、ジョングたち警察は、ある日本人の存在を知る。何故か集落に住みついてるのであった。その日本人を演じたのは國村隼さん。
連続殺人事件の犯人は何れも、同居する家族というのが共通点。何か裏で糸を引いてる者がいるとジョングたちは察する。その者こそ、國村隼さんが演じた日本人だ。
悪魔の導きで、殺人事件が起こったとする怪奇的な物語であった。
物語中盤までは國村隼さんが悪魔と思われたが、中盤以降は二転三転とする。中盤までなら、スリラーサスペンスの範囲を逸脱することはなかった。しかし、ゾンビが出てくるシーンが出てくればホラーと言わざるを得ない。
シャーマンがジャングの娘から悪霊を追い払うシーンもあった。
完全なる怪奇ファンタジーへと、中盤以降は話が進んだ。

プロットは無理はあるが、真相を最後まで焦らされたが故に話には引き込まれました。
長い上映時間ですが、飽きずに観れたのはナ・ホンジン監督の手腕だと思いました。