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以前はTサイトで映画レビューを書いてました。閉鎖に伴い 、こちらでお世話になることにしました。
宜しくお願いします(^-^)
備忘録としてレビューを書いてますので、気儘にやらせて頂きます。尚、評点については私の好みかどうかを基準にしてます。決して、作品の優劣ではありません。

MY BEST MOVIE

サウンド・オブ・ミュージック

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鑑賞日 -  登録日 2025/01/08  評点 70点 

鑑賞方法 選択しない 
3D/字幕 -/-
いいね!レビューランキング -位

当時としては、先進的な女性だったのだろう…。

児童文学作品「長くつ下のピッピ」の著者として有名なアストリッド・リンドグレーンが売れるまでの前日譚。
一応、伝記映画になるのでしょう。

冒頭、晩年のリンドグレーンが子供たちのファンレターを読んでいるシーンがあった。その中に「何故子供の気持ちがわかるの?」という文章があったのだが、本作を鑑賞後に納得できるものがあった。

どういう人物かを私には知る由もなかったわけだが、当時としてはかなり先進的な生き方をしていたようである。
男性社会の世の中、しかも敬虔なクリスチャンが集う集落で生まれ育った環境はかなり保守的な環境だ。
現在は女性の社会進出は活発になりつつあるが、それとは真逆の世界であった。

やがて、彼女は編集者のタイプライターの仕事に従事することになる。
その勤め先の編集長と恋に落ちて、お腹に子供を宿すことになるわけですが。。

時代的に未婚の女性の妊娠がとにかく良くない。公に出来ないことだったみたいだ。おまけに、相手の男性は離婚調停中。
その状況下で子供を生み、育てるのは現代社会でも並大抵の苦労ではないと思う。
そして子供の里親を探しだして、預けることなったのだ。

リンドグレーンの児童文学作品は、子供を一旦でも離したことにより子供の気持ちを理解しようと頑張った経験から生まれたものだと私は思う。
彼女の作家としてのバッグボーンを垣間見たと感じた。

但し、ストーリーに抑揚がなかったのが残念。
映画としての盛り上がりが、もう少し欲しかったですね。