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テレビ 923,739 101
その他 158,585 10
鑑賞日 2025/03/27  登録日 2025/03/29  評点 84点 

鑑賞方法 VOD/U-NEXT 
3D/字幕 -/字幕
いいね!レビューランキング -位

”イッツ・ショウタイム!”

 ”イッツ・ショウタイム!”公開時に観た時、私の流行語になっていた。見直して、改めてカッコいいなあ。これを観ちゃうとボブ・フォッシーは天才だ!と思っちゃう。
 前半の細かいカットの連続で舞台のダンス練習を映し出す。このテンポの良さったら無いね。で、ダンサー達も凄いね。ボブ・フォッシーは映画監督もやっていたけど、おそらく主戦場は舞台なんでしょう。舞台演出を細かく執拗に描いているのも自分自身の演出を映し出しているからでしょう。いやあ、なんて大変なんだ。演出家もそうだけど舞台俳優達も。そして途中途中で映画の編集作業が映し出される。どうもスタンダップコメディアンの映画の様だ。スタンダップコメディアンの映画と言えば「レニー・ブルース」を思い出す。で、調べると「レニー・ブルース」の監督はボブ・フォッシーだった。「レニー・ブルース」も公開時は評判になっていた。ここまで書けば、この映画がボブ・フォッシー自身を主人公にした映画だ。しかも自虐的に露悪的に描いている。さらには映画の中で自分自身を殺しているんだから、悪趣味。最高!もう観ていて嬉しくなってくる。
 映画の前半はカット割りも早くテンポの良い展開だが、主人公ジョー(ロイ・シャイダー)が倒れてからはスピードが落ちる。で、周りの人間が監督が死んだ場合の金の勘定をしている。この辺も皮肉っぽくって良いねえ。製作側を揶揄している。そして幻想の中で白い衣装の美女が度々登場する。最初はベールを被っていたが、徐々に顔を出してくる。平凡な言い方をすると死神でしょ。死神を美女に見立てるのも良いねえ。ありきたりの髑髏の鎌持った死神では無く、美女だよ。そりゃあ美女に誘われたらそっちに行くよね。でこの死神がジェシカ・ラング。きれいだよね。クレジットで彼女の名前を見た時、彼女激しい踊りが出来るのかと思ったが、死神だったらOKだよね。あと、別れた妻と娘が自宅の階段で踊るシーンがあるけど、これも良いね。子どものダンスが上手い!
 主役をロイ・シャイダーが演じているけど、ウェキおじさんの話だと、製作側は違う役者を押していたらしいね。でも、ロイ・シャイダーがぴったりだよ。この映画で賞を取れなかったのは残念。彼はいい顔だけど少し強面でクリストファー・ウォーケンやジェームズ・ウッズと同じような路線で行けるかと思ったが病気で早くに映画界から去ったのはもったいない。そういえばこの3人ともデヴィッド・クローネンバーグの映画に出ているね。
 主人公ジョーが倒れて代わりの監督候補になったルーカスって、あれ?ジョン・リズゴーじゃない?でも髪の毛あるなあ。と思っていたらやっぱりジョン・リズゴーでした。
 どこを取っても楽しい映画です。”It's shoutime! Folks!”