男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

KINENOTE公式Twitter

KINENOTE内検索ランキング

映画

映画人

     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,723 0
総鑑賞データ数 7,049,001 541
総レビュー数 930,067 101
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,151 157
レンタル 596,658 7
購入 124,520 6
VOD 555,784 126
テレビ 921,775 101
その他 158,315 12

クイック&デッド

  • くいっくあんどでっど
  • The Quick & the Dead
  • The Quick & the Dead

amazon


  • 平均評点

    64.3点(275人)

  • 観たひと

    503

  • 観たいひと

    26

  • レビューの数

    36

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1995
公開年月日 1995/11/18
上映時間 107分
製作会社 インディプロッド(トライスター映画 提供/製作協力*日本衛星放送株式会社)
配給 コロンビア トライスター映画
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/SDDS
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

タフでセクシーな女ガンマンの雄姿を描いたウエスタン。「キャプテン・スーパーマーケット」のサム・ライミが監督にあたり、マカロニ・ウエスタンにオマージュを捧げたムードや凝りに凝ったガンファイトの演出、さらに共同製作も兼ねる主演のシャロン・ストーンの女丈夫ぶりが見もの。製作はジョシュア・ドネン、アレン・シャピロ、パトリック・マーキー。エグゼクティヴ・プロデュサーはトビー・ジャフェと、アマチュア時代からのライミの盟友ロバート・タパート。脚本は英国人のサイモン・ムーア。撮影は「ラスト・オブ・モヒカン」のダンテ・スピノッティ、音楽は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のアラン・シルヴェストリ、美術は「アマデウス」のパトリシア・フォン・ブランデンスタイン。共演は「クリムゾン・タイド」のジーン・ハックマン、「ギルバート・グレイプ」のレオナルド・ディカプリオ、「NO WAY BACK/逃走遊戯」のラッセル・クロウら。なお本作は棺桶屋の役で出演し、これが遺作となった黒人ウエスタン・スターのウディ・ストロードに捧げられている。

あらすじ

荒野の町リデンプション(贖罪)では、町を牛耳る悪名高き保安官ヘロッド(ジーン・ハックマン)が主催する早撃ちトーナメントが行われようとしていた。出場者は、カードさばきも巧みな全身黒ずくめのキザなエース・ハンロン(ランス・ヘンリクセン)をはじめ、各地から集まった名だたるガンマンたち。まだあどけなさが残るが自信満々なヘロッドの息子キッド(レオナルド・ディカプリオ)も出場することに。ヘロッドは、かつて自分の相棒だったが今は改心して牧師となったコート(ラッセル・クロウ)に、縛り首か再び銃を手にして出場するかの選択を迫る。その時、カウボーイハットにブロンドのミステリアスな美女エレン(シャロン・ストーン)がコートを助け、彼女は出場が認められ、コートもまた強制的に参加させられた。彼女が幼い頃、保安官だったエレンの父はヘロッドに殺され、その時から彼女は射撃の腕を磨き、父の復讐の機会を伺っていた。初日の第1回戦ではキッド、エレン、そして仕方なく銃を取ったコートらが勝ち抜いた。エレンの正体を知らぬヘロッドは彼女を夕食に招待し、エレンは本懐を遂げようとするが、隙のないヘロッドに威圧され、町から逃げだす。だが、墓標の前で父の友人だった医師ウォレスの助言を得た彼女は、町に引き返した。トーナメントも回が進み、大言壮語していたエース・ハンロン、圧政に苦しむ村人たちがヘロッドを殺すために密かに雇った黒人ガンマンのキャトラル軍曹(キース・デイヴィッド)らも次々とヘロッドに敗れ去る。準決勝でキッドは父の弾丸を浴び、泣き叫びながら絶命した。そしてエレンもいつしか心を通わせていたコートとの対戦を強いられ、銃弾に倒れる。翌朝、ヘロッドとコートの対決で迎えた決勝の一瞬、町の至る所で突如爆発が-。煙の中から姿を現したのは、死んだはずのエレンだった。自分の正体を明かした彼女は、ヘロッドと対峙する。見事、父の仇を討った彼女は、コートに保安官のバッジを預けると、人々の歓声の中、町から去っていくのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1996年1月上旬新年特別号

劇場公開映画批評:「クイック&デッド」

外国映画紹介:クイック&デッド

1995年11月上旬号

グラビア 《New Releases [新作紹介]》 :クイック&デッド

特集 クイック&デッド:シャロン・ストーン論

特集 クイック&デッド:女性西部劇の系譜

特集 クイック&デッド:サム・ライミ論

特集 クイック&デッド:90年代の西部劇

1995年6月下旬号

SPECIAL SELECTION:「クイック・アンド・デッド」

  • 鑑賞日 2024/11/03

    登録日 2024/11/03

    評点 66


    鑑賞方法 テレビ 

    字幕


    ホラー手法で撮った西部劇

     この映画は公開時に観ている。監督がホラー映画のサム・ライミということで驚いた記憶がある。当時の印象でも変わった西部劇という印象があった。銃から発射された弾丸を正面だったか後ろだったかから、アップで弾丸を撮っていたシーンがあったと記憶していたが、見直すとそんなシーンはなかった。記憶が他の映画と混同しているかな。
     1995年の映画だから、ストーリーは従来の西部劇と違うのはしょうがない。むしろマカロニウエスタンのようなストーリーだ。で、特徴的なのはカメラの使い方だ。わざと傾けたり、アップの使い方とか、焦点深度をかえたりとか、広角と望遠アップの使い方とか、編集とか、これってホラー映画で使っている手法だよなあ、と思ってみていた。女性のガンマンというところで話が荒唐無稽なので、そのつもりで観れば結構面白い。
     主役のシャロン・ストーンはこの頃が最も脂がのっている頃でしょう。製作側にも名前が載っていた。ジーン・ハックマンは「許されざる者」と同様、悪役ででている。やっぱり悪役になったのは「許されざる者」が良かったからでしょう。痩せている頃のラッセル・クロウがでていた。公開時はまだ彼の名前は知らなかった。彼が名前を売ったのは「L.A.コンフィデンシャル」からでしょうか。レオナルド・ディカプリオは子役時代の「ボーイズ・ライフ」、「ギルバート・グレイプ」を観ていたので、この映画でいきなり青年の役になって、ああ、彼も大人入りしたかと思った。クレジットにゲイリー・シニーズの名前があったが何処ででていたのかわからなかったので、ウェキ先生で調べたら主人公の父親役でした。回想シーンでしか出てきません。彼の印象に残っている映画は「スネーク・アイズ」でしょうか。悪役として良かったよ。


  • 鑑賞日 2024/10/26

    登録日 2024/10/28

    評点 75


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 

    字幕



    シャロン・ストーン(美しくてかっこ良い)、ラッセル・クロウ(まだ細い)、レオナルド・ディカプリオ(まだ若い)たちがトーナメント方式で決闘する。本作のジーン・ハックマンは徹底した悪役で本当に見ていて憎たらしい。殺し合いなので面白いという表現を使いたくないのだが、とっつきやすい西部劇で面白かった。


  • 鑑賞日 2024/03/25

    登録日 2024/03/25

    評点 60


    鑑賞方法 選択しない 


    シャロン・ストーンのお色気

     一世を風靡したシャロン・ストーンの西部劇。彼女のフィルモグラフィーを眺めると、90年代がピークだったことがわかる。この映画はまさに波に乗っていたときの作品だ。それは、彼女のまわりを固める俳優たちの顔ぶれを見ても窺える。
     昔見たときはつまらない映画だと思ったが、今見るとそれほどけなすこともない。クリント・イーストウッド監督の「許されざる者」同様に、悪役ぶりが板についたジーン・ハックマンの凄味がいい。あどけなさの残るレオナルド・ディカプリオが初々しい。また、ラッセル・クロウのこの後の活躍ぶりを思うと、感慨深いものがある。


  • 鑑賞日 2024/02/16

    登録日 2024/02/17

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 

    字幕


    ベストフォーの豪華顔ぶれ

    ◎ 西部の腕利きガンマンたちによる天下一武闘会である。負けた方は死んでしまうからリーグ戦は無理。そのトーナメントでベストフォーに残った顔ぶれがすごい。シャロン・ストーンにジーン・ハックマン、レオナルド・ディカプリオ、それにラッセル・クロウ。これで誰に準決勝までで死んでもらえるというのか。現在の目から客観的に言えば、シャロン・ストーンが一段下がる。しかし、彼女はこの映画の主役なのである。プロデューサーまで兼ねている。最後まで生き残ってもらわないと困る。ジーン・ハックマンは悪のボスキャラである。やはり、死ぬのは最後でなくては。ということで、捨て石になるのはクロウとディカプリオ。なんとも豪華だが、果たして本当にそうなるか。
    ◎ ディカプリオはこの時20代に入ったばかり。童顔なので、中学生くらいに見える。『ギルバート・グレイプ』の2年後、『タイタニック』の2年前であった。ラッセル・クロウも30代に入ったばかり。『L.A.コンフィデンシャル』の2年前、『グラディエーター』の5年前でまだそれほどビッグではなかったゆえに可能だった配役と言える。


  • 鑑賞日 2024/02/12

    登録日 2024/02/12

    評点 70


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 

    字幕


    弾に込められた総意と時限爆弾

    撃たれて穴が空く人間たちが何人か出てくる.撃たれない男も出てきて,撃たれても起き上がる先住民の男スポーテッド・ホース(ジョノサン・ギル)もいる.また,撃つ女としてエレン(シャロン・ストーン)も颯爽と登場しているが,173cmと身長を読まれてしまっている.彼女の目的は,ヘロッド(ジーン・ハックマン)にあって,彼は専制的な権力を奮ってその町を牛耳っている.銀歯の男ケリー(トビン・ベル),臭すぎる片眼の男スカーズ(マーク・ブーン・ジュニア),金歯のいやらしい男ユージン(ケヴィン・コンウェイ)など癖の強い男たちも画面に灰汁を滲ませている.
    夜の町は賑やかで,馬の張子の様なものが踊り,火が焚かれ,ヤギらしき物体が丸焼きにされ,銃が盛大にぶっ放されている.こうした猥雑な雰囲気の中で,早撃ち大会が行われようとしており,酒場でエントリーが始まっている.コート(ラッセル・クロウ)が酒場に文字通り転がり込んできて,キッド(レオナルド・ディカプリオ)という若さを鼻にかけた男も爽やかに現れている.
    町の時計台の前は広場になっており,噴水もある.そこに鎖で繋がれたコートは子どもたちにもリンチされ,一発だけ弾を詰めた5ドルの安い銃で早撃ち対決を無理強いさせられる.コートは牧師らしい.口が達者で,雰囲気だけ早撃ちが強そうなエース・ハンロン(ランス・ヘンリクセン)は,へロッドに無様に撃ち殺されるなどして大会は開始する.エースの死体は,化けの皮とともに身ぐるみ剥がされている.この町には時折,雨が降りつけている.野ざらしで繋がれたコートはたびたびその雨を受け,惨めな姿を晒しながらも,雨を飲んで強がったりもしている.
    死ぬべき者たちが心地よく死んでいき, サングラスの少年(ジェリー・スウィンドール)や医師(ロバーツ・ブロッサム)も何かしでかしてくれそうな予感があり,専制から逃れようとしている町の総意がエレンの奇跡と因縁に乗っかり始めている.そして町は時計台の長針が真上を指したとき,派手に爆破する.


  • 鑑賞日

    登録日 2024/02/10

    評点 65


    鑑賞方法 選択しない 


    昔の西部劇

    ではなかった。顔ぶれが、、、、
    でも、勧善懲悪。シャロンストーン、なんで?って思う。


  • 鑑賞日 2024/02/09

    登録日 2024/02/09

    評点 65


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 

    字幕


    うーん

    登場人物の顔ぶれだけが話題の映画。西部劇の新境地を模索中という感じのストーリー。


  • 鑑賞日 2024/02/09

    登録日 2024/02/09

    評点 50


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 

    字幕



    小さな町を牛耳る悪党。町にやって来た女。自信過剰な悪党の息子。悪事から足を洗ったという男。謎の黒人ガンマン。町をあげて行われる一対一の撃ち合い・・・。シャロン・ストーンにジーン・ハックマン。ラッセル・クロウにディカプリオ・・・面子はそろっているがマカロニウエスタンを気取った陳腐な演出は余計なアップにまったりとした展開。「生産性のない映画だこと。」と、途中で買い物に入っってしまったカミさん。一人で最後まで見たがカミさんに意見に賛成。


  • 鑑賞日 2023/10/29

    登録日 2023/12/11

    評点 65


    鑑賞方法 選択しない 


    勘違いウェスタン ネタバレ

     今となってはディカプリオやラッセル・クロウの若き日の勇姿(?)を観る映画かもしれない。クロウは本作がハリウッド・デビュー作とのこと。先日スコセッシ監督の新作でその成長ぶりに感心したばかりのディカプリオは「ギルバート・グレイブ」の頃。ケツの青い小生意気な若造役だが、やはりスターらしい輝きがある。ガン裁きも決まっていた。
     街を牛耳る悪玉にジーン・ハックマン。若手二人を小僧扱いするに充分な経歴と貫禄の持ち主で申し分ない。この三人で充分西部劇として成り立つと思うのだが、なぜか主演はシャロン・ストーン演じる女ガンマンなのだ。
     というか三人は彼女の引き立て役に回っている。「氷の微笑」で勢いにのった彼女が製作まで兼ねてここぞとばかり力を込めてこさえた・・・そんな印象を受けたがなんか勘違いしているような・・・。美脚をしきりにチラつかせてお色気もちょっぴり添えているけど、砂埃にまみれた西部のど田舎ではあまり見栄えがしない。
     父親を殺された恨みを抱え、復讐を胸に秘めた女賞金稼ぎという設定だったが、強いのか弱いのかわからないキャラに落ち着かない。ここは「氷の微笑」のような謎めいた女でよかったと思うのだが、妙にしおらしくて(女らしくて)マイナスだ。
     意外なのは監督がホラーのイメージが強いサム・ライミだったということと日米合作というところ。こんな映画に金を出すぐらい当時の日本はまだ余裕があったか。
     マカロニ・ウエスタンを意識した作り(特に音楽)は悪くはない。早打ちトーナメントという趣向も何だかぶっ飛んでいて面白い。全体的にコメディ向きな内容だったと思うけど、それを妙に真面目に作ってしまったのが失敗だったような。


  • 鑑賞日 2015/05/26

    登録日 2023/11/10

    評点 65


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/テレビ東京 

    字幕


    シャロン・ストーンの白い銃床は最強のアクセサリー。 ネタバレ

    日本資本が入った体制で、プロデューサーにはシャロン・ストーンの名も加わっている。女性ガンマンの
    雄姿を映像化したかったのだろう。つまりハナから正統派西部劇というプレッシャーから解放されている。
    監督に指名されたのが、ホラー映画で名を上げたサム・ライミ。西部劇はおろか現代劇の作品もない頃の
    ご指名。また、オーストラリア映画で頭角を現わしたラッセル・クロウ、若手俳優ナンバーワンのレオナルド・
    ディカプリオをキャスティング、なにかと話題作りが先行した感じだ。

    女ガンマンのエレン(シャロン・ストーン)は、早撃ち決闘大会を開くリデンプションという町に入った。ここは
    悪名高いジョン・ヘロッド(ジーン・ハックマン)が支配する町。高額の賞金をエサに、腕におぼえのあるガン
    マンを集めて、早撃ち決闘大会を主催したのだった。
    酒場では、トーナメントの対戦ガンマンを決めている。へロッド自身も参加する。ガンマンとしての参加を渋る
    女として参加を断られたエレンとコートの二人の参加が決まった。
    牧師コート(ラッセル・クロウ)を縛り首にしょうとするが、エレンが銃撃でロープを切り、コートの命を助ける。

    町の時計台の長針がジャンストになるとカッチと音を立てる。それが合図で二人のガンマンが早撃ちをする。
    総勢16名。かなりマンガ的なキャラクター作りで、妙に楽しくなる。決闘シーンは、西部劇映画のセルフ
    パロディで、どんどん過激になっていく。まずはへロッドの息子を自称するキッド(レオナルド・ディカプリオ)が、
    鮮やかに相手を倒す。
    決闘が進むにつれて、へロッドのルールも残虐になる。相手を殺し、生き残らなくては勝利ではない、と言う。
    エレンは、子供の時に保安官の父親を縛り首にしたへロッドの悪行が忘れられない。女ガンマンの産みの
    親は、へロッドでもある。復讐の念は強い…。

    サム・ライミの演出は正統派西部劇から遠く、マカロニウェスタン風。さらには決闘シーンに至ると、ホラー
    映画で笑いを取るような、奇抜な演出まである。ディカプリオの若さが目立つが、ライミ監督の演出も若い。
    これは西部劇じゃないよ、と言われればしかたがないが、私は面白く観させてもらった。