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オズの魔法使

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  • 平均評点

    75.4点(498人)

  • 観たひと

    832

  • 観たいひと

    30

  • レビューの数

    93

基本情報

ジャンル ミュージカル / ファンタジー
製作国 アメリカ
製作年 1939
公開年月日 1954/12/25
上映時間 101分
製作会社 MGM映画
配給 MGM映画会社
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

アメリカの童話作家L・フランク・ボームの童話を色彩(テクニカラー)映画化したもので、「裸の島」のノエル・ラングレー、フローレンス・ライアソン、エドガー・アレン・ウルフの合作の脚本より、「風と共に去りぬ」のヴィクター・フレミングが監督した。「ローズ・マリー(1954)」のマーヴィン・ルロイ製作の1939年度作品。「アスファルト・ジャングル」のハロルド・ロッソンが撮影、音楽はハロルド・アーレンの担当。この作品でアカデミー特別賞を得た「踊る海賊(1948)」のジュディ・ガーランド以下、「無法街」の故フランク・モーガン、「虹の女王」のレイ・ボルジャー、「ローズ・マリー(1954)」のバート・ラー、ジャック・ヘイリー、ビリー・バークらが出演する。

あらすじ

カンザスの農場に住む少女ドロシー(ジュディ・ガーランド)はある日愛犬トトが近所のミス・ガルチからいじめられたといって泣きながら帰ってきたが、誰も相手にしてくれないので、トトと家出することにした。田舎道を歩いていると家出を見破った占師マーヴェル(フランク・モーガン)から伯母さんが心配して病気になったといわれて、家へ帰る。すると、折から大竜巻が襲来して農場は大騒ぎ。こわくなってベッドにうつぶせになっていたところを、風で外れた窓枠が彼女の頭をしたたか打った。--ふと気づくと、ドロシーは家もろとも大空高く吹きあげられ、やがてふわりと落ちたところは、見たこともない不思議なオズの国だった。シャボン玉から現われた北の良い魔女グリンダから、ここはマンチキン・ランド(小人の町)だと教えられる。さらにグリンダは、ドロシーの家が落ちて、東の悪い魔女が押しつぶされて死んだと告げた。そこへミス・ガルチそっくりの西の悪い魔女が現れた。姉である東の魔女のルビーの靴を奪おうとしたが、グリンダによって靴はいつの間にかドロシーの足にあった。西の魔女が去った後、グリンダは魔女の復讐がドロシーに向けられるのを心配して故郷へ帰るよう勧めるが、それにはずっと離れたエメラルド・シティに住むオズの大魔王の力を借りなくてはならないと言う。こうしてドロシーはエメラルド・シティを目指して黄色いレンガの道を歩いて行くことになった。ドロシーとトトは、途中、彼女をいつも可愛がってくれた農夫ハンクそっくりの、脳みそをほしがっている案山子と、同じくヒッコリーにうりふたつで、鍛治屋が心を入れ忘れたため心をほしがっているブリキのきこりと、ジークそっくりで、臆病なため勇気をほしがっているライオンを仲間に加えた。エメラルド・シティの見えるケシの花畑に達したところ、西の魔女の魔術にかかってドロシーとライオンは眠ってしまったが、グリンダの力で事なきを得た。そうして一同はようやくエメラルド・シティの城内に入ることができた。オズの大魔王に対面すると、皆の望みを叶えてやるかわりに西の魔女の箒を持ってこいと命じられてしまう。しかたなくドロシーたちが魔女の城へ向かったところ、途中、森の中で空飛ぶ猿の軍勢に襲われ、ドロシーとトトは魔女の城の一室に閉じ込められてしまった。隙を見て逃げ出したトトの案内で、臆病ライオンまでが勇みたって城内に突進し、ドロシーを救い出したが、再び西の魔女が立ちはだかる。魔女は炎を操って、藁で出来た案山子を焼こうとしたが、とっさにドロシーが水をかけて火を消した。すると、その水がかかった魔女はみるみるうちに溶けてしまった。一同は箒を持ってオズの大魔王のところへ行くが、トトの活躍で恐ろしいオズの大魔王の正体は、占師マーヴェルそっくりのいかさま魔法使いだと分かった。しかし魔法使いは「案山子は旅の困難を切りぬけようと頭を使い、ライオンは危険に立ち向かい、ブリキ男はドロシーの運命に涙を流したから願いは果たされた」といい、3人の望みに叶う贈り物をくれた。そうしてドロシーには一緒に気球でカンザスへ帰ることを提案した。ところが出発間際ふとしたことから気球は魔法使いだけを乗せて舞い上がってしまい、ドロシーはオズの国に取り残されてしまった。そこへグリンダが現れ、ドロシーの履いているルビーの靴こそ、彼女の願いを叶えてくれるものだと言う。ドロシーは仲間に別れを告げて目を閉じた。そして靴の踵を3回鳴らして、「お家がいちばん」と強く願うのだった。--やがてドロシーが目を開けると、そこには窓枠で頭を打ったドロシーを心配する、伯父伯母をはじめ、ハンク、ヒッコリー、ジークがいた。そこへドロシーの様子を見に来たマーヴェルもやって来た。ドロシーはオズの国の不思議な出来事を皆に話して聞かせるが、きっと夢をみたのだろうと、誰も信じてはくれないのだった。

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