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総レビュー数 932,866 119
鑑賞方法別データ数
映画館 1,833,832 181
レンタル 596,890 9
購入 124,710 6
VOD 559,324 161
テレビ 923,952 106
その他 158,611 9

黄門社長漫遊記

  • こうもんしゃちょうまんゆうき
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    60.8点(9人)

  • 観たひと

    11

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/4/4
上映時間 86分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小石栄一 
脚本大和久守正 
原案東謙作 
企画根津昇 
大賀義文 
撮影西川庄衛 
美術北川弘 
音楽河辺公一 
録音広上庄三 
照明川崎保之丞 
編集祖田富美夫 
スチル鈴木敏郎 

キャスト

出演進藤英太郎 水戸耕苹
高倉健 佐々助三郎
今井俊二 渥見格也
三田佳子 春日つぼみ
筑波久子 吉田仙子
神楽坂浮子 たい子
小林裕子 小百合
桜京美 浜カオリ
森さかえ 工藤道子
故里やよい 茨常子
宮園純子 C・Mガール
柳沢真一 徳山家道
田中春男 大久保彦三郎
松尾文人 松平伊豆夫
南道郎 曽呂利
殿山泰司 豊臣社長
沢彰謙 毛利
杉義一 石田
桂小金治 毛沢山
片山滉 大阪場の男
檜有子 新婚夫婦の妻
吉川英蘭 主治医
曽根秀介 浴室の旦那
久保比佐志 ホテルの受付の男
不忍郷子 お征
香月三千代 「一心」の女中
小甲登枝恵 「丸花」の女中
伊藤慶子 「松尾」の女中
矢島由紀子 看護婦
沢田実 見張りの男
弘川恵造 記者一
北峯有二 記者二
佐藤晟也 御宿海岸の男
日尾孝司 愚連隊風の男
久保一 山田
土山政志 大男
岩城力也 蜂須組の男
三重街竜 蜂須組の男
原信夫 蜂須タクシー助手
須賀良 チンピラ一
高須準之助 チンピラ二
桜井悦子 公園の女
滝謙太郎 幹事長

解説

「気まぐれ鴉(1961)」の大和久守正のオリジナル・シナリオを「復讐は俺らの歌」の小石栄一が監督したサラリーマン喜劇。撮影は「べらんめえ中乗りさん」の西川庄衛。

あらすじ

平和インスタント食品本舗は屈指の大メーカーだが、最近別府工場製造のラーメンの味が落ち、ライバルの豊臣食品KKに王座を奪われそうな状態である。しかも家道社長が脳溢血で倒れ、大久保専務以下社員一同は頭痛鉢巻。急使は隠居中の前社長水戸耕苹のもとへ飛んだ。かつて黄門社長として名を売った耕苹は、中国のバイヤー毛沢山氏が買付けのため来日するという際なので、品質低下の原因をつきとめようと思い立つ。そのついでに、家道が東京--別府間の各地に作った女性関係を断ち切ろうというのだ。が、病床の家道は稀代の好色爺耕苹に荒らされては堪らないと、通称格さんこと秘書の渥美格也に監視を命じた。折も折、別府工場の佐々助三郎は不正腐敗ぶりに我慢できず、陳情の目的で上京したが、耕苹が旅に出たと聞いてそれを追った。箱根に着いた耕苹は、家道の愛人カオリに引導を渡すが、そのカオリを口説いたり、吉田組の仙子に色目を使ったりの好色ぶり。助さんと格さんは、そんな耕苹が前社長とは夢にも知らない。耕苹は工場の腐敗を憎む若い二人と意気投合した。しかし、壁に耳ありとかで、女スパイ仙子は耕苹たちの行動を工場長の曽呂利に逐一報告したばかりか、別府入りの妨害をするのだった。曽呂利は豊臣食品と結託、故意に不良ラーメンを作っているのだ。やがて京都に着いた耕苹の一行は、家道の愛人で芸妓のたい子が、豊臣社長や曽呂利と白浜に出かけたと聞いて直ちに紀州へ向うが、仙子に裏をかかれてしまう。だが、色仕掛けで仙子に泥を吐かせ、豊臣一味の陰謀を知った。それによれば、毛沢山氏の来日を二日早め、豊臣食品が契社を結ぼうというのだ。かくて、舞台は別府へ。耕苹主従は工場の女秘書で助さんの恋人のつぼみの応援を得て、地元のヤクザ蜂須賀組を手先に、野望を遂げようとたくらむ豊臣派を相手に大活躍。毛沢山歓迎レセプションの会場で、豊臣派と彼らの仲間だった大久保専務を征伐、中国との大量契約を見事にとりまとめることができた。

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1962年5月上旬号

日本映画紹介:黄門社長漫遊記

  • 鑑賞日 2017/02/20

    登録日 2025/02/04

    評点 55


    鑑賞方法 選択しない 


    コメディも生真面目に演じる健さん ネタバレ

     進藤英太郎主演、1962年製作公開の「黄門社長漫遊記」であります。監督は小石栄一、脚本は大和久守正、音楽は河辺公一。ニュー東映の火山が出ますが、各種資料では東映東京製作となつてゐます。総天然色シネマスコープ、86分。

     冒頭では「世はインスタント時代だ!」と、食品のみならずあらゆるものがインスタントであるとナレーション。しかしインスタント車つてどう云ふ意味でせうか。大量生産つて意味ですか。
     そのインスタント業界の大手、平和インスタント食品では、最近ラーメンの味が落ちたとの話。しかも社長の家道(柳沢真一)が事もあらうにトルコ風呂で倒れ入院、隠居してゐた前社長の黄門社長こと水戸耕苹(進藤英太郎)は家道の女関係のだらしなさを怒り、味が落ちた原因とされる別府工場の視察に行く事に決めます。同時に別府まで点在する家道が囲ふ女たちと手を切るのも目的の一つです。

     視察は抜き打ちが効果があると、身分を隠し顧問弁護士として行くことにします。家道はお供に秘書の格さんこと渥美格也(今井健二)を随行させ、黄門社長を異常な女好きの好色家だから監視してくれと頼みます。同時に、その問題の別府工場からやつて来た社員で、工場で行はれてゐる不正を東京へ陳情へ来た助さんこと佐々助三郎(高倉健)も同行します。助さん格さんは黄門社長を顧問弁護士だと信じてゐますから,何かと彼を「オッサン」呼ばはりする無礼ぶりです。

     一行は箱根→静岡→名古屋→京都と渡りますが、この視察に慌てた工場長の曽呂利(南道郎)は暴力団吉田組の娘・仙子(筑波久子)にスパイを依頼、一行の情報を逐一キャッチします。曽呂利は仙子に黄門社長の到着を出来るだけ引き延ばすやうに指示します。実は曽呂利は豊臣食品社長(殿山泰司)と結託し、来たるべき中国のバイヤー毛沢山(桂小金治)との契約も横取りせんと目論んでゐました......

     「進藤の社長シリーズ」の流れを汲む黄門社長を進藤英太郎が演じます。女と見ればデレデレする悪癖あり。助さん格さんには(途中まで二人とも社長と知らず随行するのですが)高倉健と今井健二。健さんが精力剤を誤つて飲んで悶絶したり、変顔でずつこけたり、珍妙な踊りを披露したり、可也コミカルです。後年の寡黙な健さんのイメエヂを持つ人に見て頂きたいものです。本人は黒歴史と思つたでせうか。今井健二も後の極悪を予想させない滑稽な演技を、オーヷ―アクションでこなしてゐます。

     女優陣は、健さんの彼女役に三田佳子(役名が春日つぼみ)ですが、出番は少ないです。少し焼餅焼の傾向あり。寧ろ悪女枠の筑波久子が出ずつぱりで活躍。健さんが彼女から情報を得やうと、贋のプロポーズをするシーンでは、嘘と分かりながら健さんに教へるシーンが印象的。「嘘でも嬉しかつた」と、心根は善良な女性でした。神楽坂浮子、森サカエの歌手コムビはしつかり歌声を披露します。故里やよいの女医が色つぽさを振りまき、勘違ひで今井健二の性病を診察しますが、一寸やりすぎぢやないですか。

     ワル(?)には豊臣食品の殿山泰司、そして結託する平和インスタント食品の幹部田中春男(役名は大久保彦三郎)、工場長南道郎(曽呂利)で、自社の評判を落しライヷルに身を売る卑劣漢。
     最後はワルを一掃し、中国人バイヤー毛沢山との契約も成功させ、めでたしめでたし。ゆるゆるのコメディで真面目な人向きではありません。健さん作品をコムプリートしたい人にはお薦めです。但し個人的には、進藤の相手役は見慣れた中村賀津雄(嘉葎雄)の方が安定感を感じますけどね。


  • 鑑賞日 2024/10/17

    登録日 2024/10/17

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/東映チャンネル 


    黄門の名を借りたパロディー

    会社のゴタゴタを引退した元社長(進藤英太郎)が二人の部下、といってもこの二人は進藤が元社長であることを知らず、顧問弁護士と思い込んでいる。二人とは佐々助三郎(高倉健)と渥見格也(今井俊二)。
    お色気も挟みながらトンチンカンな二人が活躍する。お色気と言っても俳優のキャラクターで見せるだけでヌードシーンなどは無い。三田佳子、筑波久子、神楽坂浮子、桜京美 宮園純子等々。
    知った俳優が多く、悪役が悪役をやらないところが面白い。高倉健がアクションを封じ、コメディアンに徹しているのは見物。ちょっとだけアクションを見せるがそこが見所ではない。