男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

KINENOTE公式Twitter

KINENOTE内検索ランキング

映画

映画人

     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,723 0
総鑑賞データ数 7,049,001 541
総レビュー数 930,067 101
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,151 157
レンタル 596,658 7
購入 124,520 6
VOD 555,784 126
テレビ 921,775 101
その他 158,315 12

悪人と美女

  • あくにんとびじょ
  • The Bad and the Beautiful
  • ----

amazon


  • 平均評点

    71.7点(23人)

  • 観たひと

    32

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1952
公開年月日 1953/6/16
上映時間 0分
製作会社 MGM映画
配給 MGM日本支社
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

「ジェーン・エア」の脚本を書いたジョン・ハウスマンが製作にあたり、「三つの恋の物語」(第2話)のヴィンセント・ミネリが監督した1952年作品。ハリウッドの内幕を描くジョージ・ブラッドショウのストーリーを「女群西部へ」のチャールズ・スクニーが脚色した。撮影は「北の狼」のロバート・サーティース、音楽は「猛獣と令嬢」のデイヴィッド・ラクシンの担当。主演は「三銃士(1948)」のラナ・ターナー、「三つの恋の物語」(第3話)のカーク・ダグラス、「拳銃往来」のディック・パウエル、「百万$の人魚」のウォルター・ピジョン、「群盗の宿」のバリー・サリヴァンで、「突然の恐怖」のグロリア・グレアム、ギルバート・ローランド、レオ・G・キャロルらが助演。なお、この作品は52年アカデミー賞で、脚色賞、女優助演賞(グロリア・グレアム)、撮影賞、美術賞、衣裳デザイン賞の5つの部門に入賞した。

あらすじ

ハリウッドの一流監督フレッド。アミエル(バリー・サリヴァン)にパリのジョナサン・シールズ(カーク・ダグラス)から長距離電話がかかってきたが、彼は出ようともしなかった。同じ電話がいまを時めく大スター、ジョージア・ロリスン(ラナ・ターナー)にも、第1級の脚本家のジェームズ・リー・バートロー(ディック・パウエル)にもかかって来たが、2人もやはり至極冷淡だった。その日の真夜中、3人は製作責任者のハリイ・ペベル(ウォルター・ピジョン)に呼ばれ、ジョナサンの電話の要件は彼が2年ぶりで映画製作を目論み、3人の協力を求めて来たのだと聞かされた。しかし3人には、ジョナサンにまつわる苦い思い出があったのだ。監督のフレッドが彼を知ったのは18年前、映画事業の開拓者だった彼の父ヒューゴー・シールズの葬式の日だった。その頃、フレッドは監督志望の貧乏な映画青年であり、一文なしだが製作意欲に燃えているジョナサンと仕事仲間になった。ジョナサンは、当時B級映画の製作者だったハリイの撮影所で働き、数年間に11本の映画を作ったが、終わりの8本はフレッドが監督にあたった。ジョナサンとフレッドはもはやB級作品にはもの足りず、ほかの撮影所が幾度か試みて失敗した小説「遥かなる山」の映画化を企て、2人でその脚本に没頭、快心のものをつくった。だが撮影開始の直前、ジョナサンは監督をフォン・エルスティーンに変えたので、フレッドは激怒してジョナサンと袂を分かった。その後彼は2つのアカデミイ賞を得、一流監督にのし上がったのだ。ジョージアがジョナサンを知ったのはまだ彼女が端役もありつけない頃だった。彼女の亡父はアリウッドの最も偉大な俳優の1人だった。そのことが彼女に大きな重荷となり、劣等感の苦しみを酒にまぎらせ、自殺を企てたこともあった。ジョナサンは彼女に役を与えその劣等感を容赦なく叩きこわした。彼女はしばらく俳優修業に真剣になり、酒を断ち、やがてはジョナサンの作品に主演するようになった。それとともに彼女はジョナサンに愛情を抱きはじめ、ジョナサンも彼女を愛しているように見えたが、実は彼の求めるもの、ただ立派なスターとしての彼女だけだった。やがてジョージアは、彼に別の女があることを知って絶望し、彼との契約を破棄した。だがこの7年間、彼女はいつも人気投票のベストテンに選ばれていた。脚本家ジェームズがジョナサンを知ったのは49年の夏だった。大学教授のかたわら、2回目の小説を書いていた彼は、ジョナサンからシナリオ・ライターとして招かれ、妻ローズマリ(グロリア・グレアム)にせがまれて2週間の予定でハリウッドへ向かった。口説き上手のジョナサンはジェームズに「誇らしき土地」のシナリオを引き受けさせた。そして、ローズマリを仕事の邪魔になるとて人気男優ゴーチョに預け、ジェームズを静かな湖畔につれ出して仕事に没頭させた。シナリオが完成したとき、ローズマリとゴーチョは飛行機事故で死んだ。ジェームズはジョナサンのために自らの生活を破壊されたが、今や彼は最近作でピューリツァ賞を獲得し、ハリウッドきっての脚本家としておさまっていた。ジョナサンは「誇らしき土地」を自ら監督して失敗し欧州に渡ったのだ。――3人がそれぞれ回想にふけっていたとき、ジョナサンからハリイに電話がかかって来た。3人とも彼との仕事はもう真っ平だとは思ったが、何か気にかかる彼の声に耳を傾けずにはいられなかった。

関連するキネマ旬報の記事

1953年7月上旬夏期特別号

外国映画批評:悪人と美女

1953年6月下旬号

試写室より:悪人と美女

1953年6月上旬号

外国映画紹介:悪人と美女

  • 鑑賞日 2025/01/19

    登録日 2025/01/19

    評点 80


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ 

    字幕


    内幕もの

    いかにもな感じ
    それらしくよく出来ている
    ラナターナーは既に太り気味


  • 鑑賞日 2023/12/29

    登録日 2023/12/29

    評点 70


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ 

    字幕



    凄腕のプロデューサー(カーク・ダグラス)の姿を以前彼と仕事をしたことのある監督、女優、脚本家の眼を通して描いたハリウッドもの。彼のお蔭で3人はそれぞれの分野で成功を収めるきっかけをつかんだが、彼に裏切られたことを忘れられずにいる、・・・。有能だが傲慢な一面もある男をカーク・ダグラスが好演している。


  • 鑑賞日 2022/09/26

    登録日 2022/09/27

    評点 80


    鑑賞方法 購入 

    字幕


    本物のオスカー像5体が登場

    2022年9月26日に鑑賞。DVDにて。1時間57分42秒。スタンダード・黒白。MGM映画。

    プロデューサー側から描くハリウッドの内幕ものである。カーク・ダグラスは熱演であると思う。女優も友人の監督も脚本家も利用し映画を完成させようとするプロデューサーを描く。ラナ・ターナーの役はもっと若い女優でしょう。ラナ・ターナーは演技は巧くない。それをこの映画の新人女優ジョージアにあて書きしているのか。新人女優ジョージアは演技がヘタという設定である。

    グロリア・グラハムの助演女優賞ほか、アカデミー賞脚色、撮影、美術、衣装デザイン賞を受賞している。カーク・ダグラスは主演男優賞にノミネートされた。

    ジョナサン・シールズ(カーク・ダグラス)と彼の父親のプロデューサーと親交があり、ジョナサンも知り合いだった名俳優ジョージ・ロリソン(ルイス・カルハーン、写真のみ)の娘ジョージア・ロリソン(ラナ・ターナー)が初めて会う場面が長い。

    ジョナサンは端役で起用した新人女優の部屋に午前4時に行く(部屋は施錠させていない)★ジョージア「こんな端役にも、接待を求めるのね」→プロデューサーが女優に肉体を求めるのは、大昔からだったんですね。ハーヴェイ・ワインスタインはアカデミー協会から退会させられました。ちなみに、ビル・コスビー、ロマン・ポランスキーの3人がセクハラで退会処分になっています。ケビン・スペイシーはお咎めなしなのか?

    ジョナサン「接待なら午前4時に来ないよ。電話で呼び出す」ジョナサン「父親が嫌いなのに父の写真を飾るのか?偉大な父の哀れな娘を演じている。安っぽくて下手な端役らしい演技だ。墓場から抜け出さないとスターになれないぞ」→2度の自殺未遂、朝4時に酔っぱらって帰宅するジョージアは完全にアル中でしょう。このシーンは長い。

    更に主役に決まったジョージアが、酔っぱらって撮影初日に来ない。ジョナサンは彼女をプールに落とす。ジョージア「あなたの映画を台無しにするのが怖くて。愛しているから。結婚して。いい妻になるから」ジョナサン「俺に必要なのは、妻でなくスターだ」→結婚を断られたジョージアが、尚もジョナサンに入れあげて恋人きどりになるのはどうでしょう。ジョナサンがジョージアをその気にさせて疑似恋人としてふるまっているのだが。

    更に、くどい。ジョージア主演の映画が成功したパーティの夜。ジョナサンの家に押し掛けたジョージア。ジョナサン「一人になりたいんだ。撮影が終わるとむなしい気持ちになる」ジョージア「あなたが必要なの。今度は私があなたを救いたいのよ」そこに、端役の女優ライラが階上から「ジョージア、仕事が終わったらお払い箱よ。いい演技だったわ」→ジョナサン「君は勝手にここに来たんだ。お祝いをしてやるよ。君はこれで思い切り感傷に浸れる。裏切られ傷ついた女として。時には安っぽい人間になりたい時もある。身に覚えはないか?俺がどんな人間か決める権利はないぞ。俺は誰にも支配されたくない。出て行ってくれ」ここのカーク・ダグラスは熱演です。

    [疑問点]
    ジョナサンとジョージアは初対面であるという設定である。ジョージアの父親の俳優から13歳でタバコを15歳で女を教えられたというジョナサンとジョージアは少年少女時代に出会っていないはずがないよ。

    紋章『SHIELDS PICTURES INC NON:SANS:DROIT(無権にあらず)』

    試写会のロビーに『would appreciate if you would PLEASE FILL OUT CARDS WITH YOUR COMMENTS Thank you』→「It Stinks.(最低!)」

    ジョージ・ロリソンの廃邸宅『For Sale or Rent CROW'S NEST Home of the late George Lorrison』

    画面では、監督:Vincente Minnelli、脚本:Charles Schnee、原案:George Bradshaw、撮影:Robert Surtees、音楽:David Raksin である。

    出演は、Lana Turner(ビリング1番・ジョージア・ロリソン)、Kirk Douglas(ジョナサン・シールズ)、Walter Pidgeon(ハリー・ペプル/プロデューサー)、Barry Sullivan(フレッド・アミエル/監督)、Vanessa Brown(妻ケイ・アミエル)、Dick Powell(ジェームズ・リー・バトロー/ピュリッツァー賞作家/脚本家)、Gloria Grahame(妻ローズマリー・バトロー)、Gilbert Roland(ビクター・ガウチョ・リベラ)、Leo G. Carroll(ジョージアがすっぽかした映画の監督ヘンリー・ウィットフィールド/たった2シーンにしか出ない。もったいない)、Paul Stewart(シド/ジョナサンの助手・広報係)、Ivan Triesault(Von Ellstein バン・エルステイン監督/ドイツ系・ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督がモデルでしょう)、Sammy White(ガス/ジョージアのエイージェント)、Elaine Stewart 美人です(ライラ/端役女優)、Lucy Knoch(パーティでガウチョと踊る金髪の女/この女優も美しい/ダンスの途中で座って食事する・ガウチョは踊っている)ほか。


  • 鑑賞日 2022/03/06

    登録日 2022/03/06

    評点 50


    鑑賞方法 購入/DVD 

    字幕


    作品としては散漫な印象だが、グロリア・グレアムが輝く映画

    ハリウッド映画界の内幕を描いた映画で「死ぬまでに観たい映画1001本」にも選ばれているヴィンセント・ミネリ監督作。
    映画界の内幕ものは数あるが、ロバート・アルトマン監督の『ザ・プレイヤー』には遠く及ばない作品だった。

    デヴィッド・O・セルズニックをモデルにしているが、本作では製作者ジョナサン・シールズ(カーク・ダグラス)の復帰作に力を貸すよう頼まれた脚本家兼映画監督、女優、小説家(原作者)の3人が集まられて、3人がそれぞれシールズを嫌うようになった経緯を語るオムニバスっぽい映画。

    脚本家兼映画監督は自分が長年温めていた脚本をシールズに奪われ、女優ジョージア・ロリソン(ラナ・ターナー)はシールズに拾われてスターになったものの愛情面で裏切られ、小説家(ディック・パウエル)は彼の執筆を邪魔するが可愛い妻(グロリア・グレアム)をシールズに遠ざけられて執筆業に専念させられている間に妻を失うことになる……など、三者三様のかたちで傲慢で自己チューな製作者シールズを嫌っている様子が描かれる。

    ただ、本作は作品全体として見た時に「なんか散漫な印象」を受けてしまって、物語にのめり込む魅力に乏しい感あり。
    …とは言うものの、グロリア・グレアムの登場シーンは眼を惹かれてハツラツとした印象を受けて素晴らしい。本作でグロリア・グレアムはアカデミー助演女優賞を獲得しただけある存在感。好きな女優が輝く姿を見るのは嬉しい。


  • 鑑賞日 2017/03/05

    登録日 2018/03/05

    評点 55


    鑑賞方法 購入/DVD 

    字幕


    オスカー像

    カーク・ダグラス主演による、ハリウッドを舞台とした映画。
    傲慢なプロデューサーを、復帰させるため、名監督、名脚本家、名女優の三人が集められた。
    しかし、3人は、彼をうらんでいました。
    3人のエピソードが、順に語られていく・・・・。


  • 鑑賞日 1971/11/24

    登録日 2014/01/08

    評点 78


    鑑賞方法 テレビ/無料放送/テレビ東京 

    吹替


    ビンセント・ミネリのハリウッド内幕もの。

    カーク・ダグラス主演。
    「イヴの総て」に遠く及ばず。
    2009年にDVDで2回目の鑑賞。