「見ると一週間後に死ぬ」──子供たちの間で噂の広まる呪いのビデオの取材をしていたTVディレクター・玲子の親戚の娘・智子が、そのビデオを見て死んだ。しかも、一緒にビデオを見た3人のクラスメイトも、同日の同時刻に死んでいたのだ。真相を探るべく、智子たちがビデオを見た伊豆の貸別荘へ赴いた玲子は、そこでビデオを発見。自らもそのビデオを見て、死の予告を受けてしまう。呪いを解く方法はないのか。玲子は、大学で講師をしている離婚した夫・竜司に助けを求めた。彼は、人や物から記憶を読み取る不思議な力を持っているのだ。玲子の持ち帰ったビデオを見た竜司は、ビデオの映像からそれが三原山の噴火に関係があることを掴み、玲子と共に大島へ飛ぶ。そこで彼らは、そのビデオの映像が、千里眼という不思議な力を持っていた為に、人々から恐れられ、気がふれて噴火口へ身を投げて死んだ山村志津子という女性の娘・貞子の怨念が念写されたものであることを突き止める。貞子もまた母の力を受け継いでいたせいで、千里眼を研究していた伊熊博士によって井戸に突き落とされ殺されていたのだ。呪いを解くには、貞子の遺体をビデオに映る井戸からあげてやることだ。その井戸は伊豆の貸別荘の下にあった。蓋のされた井戸に潜り、貞子の死体を探す玲子と竜司。予告された玲子の死まで時間がない。果たして、玲子たちは貞子の亡骸を探しだし、死を免れることに成功する。ところが、東京へ戻った竜司が謎の死を遂げてしまう。呪いはまだ解けていなかったのだ。では何故自分は死ななかったのだろう。呪いを解くには、ビデオを見てから一週間以内に別の誰かに見せることだと気づいた玲子は、ビデオを見てしまっていた息子の陽一を助ける為、ビデオを持って実父の元へ車を走らせるのであった…。