男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

KINENOTE公式Twitter

     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,723 0
総鑑賞データ数 7,049,553 552
総レビュー数 930,155 88
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,322 171
レンタル 596,661 3
購入 124,523 3
VOD 555,921 137
テレビ 921,859 84
その他 158,322 7

ベッカムに恋して

  • べっかむにこいして
  • Bend It Like Beckham
  • Bend It Like Beckham
  • 平均評点

    68.7点(97人)

  • 観たひと

    203

  • 観たいひと

    17

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス
製作年 2002
公開年月日 2003/4/19
上映時間 112分
製作会社 キントップ・ピクチャーズ=ベンド・イット・フィルムズ=ロック・メディア=ロード・ムーヴィーズ
配給 アルバトロス・フィルム(ニューセレクト=フジテレビ=カルチュア・パブリッシャーズ=博報堂 提供)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

サッカーに夢中のインド系イギリス人の女の子が、自分の道を切り開いていく様を描いた青春映画。監督・製作・共同脚本はこれが長編第3作となるグリンダ・チャーダ。撮影は「恋人たちの食卓」のジョン・リン。出演はこれが映画デビューとなるパーミンダ・ナーグラ、「穴」のキーラ・ナイトレイ、「セクシャル・イノセンス」のジョナサン・リース・マイヤーズ、「ぼくの国、パパの国」のアーチー・パンジャビ、「ラッキー・ブレイク」のフランク・ハーパー、「エマ」のジュリエット・スティーヴンソンほか。人気サッカー選手のデイヴィッド・ベッカムと、妻のヴィクトリアが特別出演。2002年ロカルノ国際映画祭観客賞、同年ボルドー映画祭観客賞、審査員特別賞、最優秀女優賞、同年シドニー映画祭観客賞ほか受賞。

あらすじ

ジェス(パーミンダ・ナーグラ)は、サッカーとベッカムを愛するインド系の少女。地元の女子サッカー・チームのエース・ストライカー、ジュールズ(キーラ・ナイトレイ)から誘われた彼女は、チームに入部。コーチのジョー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)にも見込まれ、本格的なプレーイヤーへの一歩を踏み出した。ところが、伝統的なインドの慣習にあずかる母(シャヒーン・カーン)にそれがバレてしまい、サッカーを禁止される。しかしジェスは隠れてサッカーを続け、才能を開花させていく。彼女を心配したジョーは、ジェスの家を訪ね、才能をつぶなさいように両親を説得。だが若い頃にクリケットの選手だったジェスの父(アヌパム・カー)は、インド人という理由で差別されプレーができなかった苦い経験から反対を譲らなかった。そんな中、チームはドイツ遠征へ。家族に嘘をついて参加したジェスは、ジョーと惹かれ合って唇を重ねそうになる。それを見てしまったのは、ジョーに恋心を抱いていたジュールズ。少女2人の友情は崩れた。やがて、ジェスの姉(アーチー・パンジャビ)の結婚式の日がやってくるが、それは決勝戦の日と重なっていた。悲しそうに結婚式に参加しているジェスを見かねて、父は試合に行くことを許す。決勝戦のジェスは、ジュールズと見事なコンビネーションを見せ、2人はスカウトマンからアメリカでの奨学金付きの留学をオファーされる。空港のロビー。家族に囲まれたジェスは、ジョーとキスを交わし、ジュールズと幸福な気分で立っている。そんな彼女の向こうには、記者に囲まれたベッカムの姿があった。

関連するキネマ旬報の記事

2003年6月下旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:ベッカムに恋して

2003年5月上旬特別号

特集 「ベッカムに恋して」:世界で羽ばたくインド人監督

特集 「ベッカムに恋して」:作品評

  • 鑑賞日 2021/08/08

    登録日 2021/08/08

    評点 83


    鑑賞方法 選択しない 

    字幕


    ストーリーのわかりやすさ

    インド系イギリス人の女の子が主人公で、
    イギリスに住みながら、
    インドの古い考え方にとらわれた両親の元、
    女の子がサッカーなんてはしたないと言われながらも、
    親世代とは違う自分自身のアイデンティティを見つけ出していく物語。
    人種問題やら、性差別やら、色恋沙汰やら、
    わかりやすいストーリー、
    わかりやすいハッピーエンド良かったです。


  • 鑑賞日 2020/07/12

    登録日 2020/07/13

    評点 70


    鑑賞方法 その他/レンタル 

    吹替


    「カセットテープ・ダイアリーズ」が良かったのでレンタルしました

    いろんなマイノリティの苦悩などを織り込んでありますがあくまでも明るく楽しいエンタメの作品に仕上げています
    主人公の女の子がインド系英国人
    監督と同じですね
    サッカー場面は冒頭のドリブルを足元の低い位置で捉える撮影が迫力が有りました
    あくまでサッカーは脇役で家庭劇を中心にした青春ドラマです

    友達と仲直りを表現するフリーキックの壁でしっかり手を繋ぐシーンが爽やかでした

    決勝戦と姉の結婚式のカットバックの時のインドの踊りが良かったです

    全体的にごった煮感満載ですがさらりとカット多めに重ねて見やすくなっています
    俳優陣もフレッシュです

    ちなみにベッカム選手のストロングポイントは
    ①インフロントキックのフリーキック
    ②ピンポイントのアリークロス
    ③イケメンで素朴な性格
    どうでしょうか?

    グリンダ・チャーダ監督には同じアジア人として親しみを感じます
    極東の日本の片田舎のニッポン人にもあなたの映画が届きました
    応援しています
    監督の活躍に励まされる気分です

    ⚽️W杯は出場枠が2026年大会から32ヵ国から48ヵ国と増えます
    インド、タイ、フィリピンなどの国々が初出場出来たら盛り上がりそうです


  • 鑑賞日 2019/06/28

    登録日 2019/06/29

    評点 70


    鑑賞方法 選択しない 


    しきたりを曲げて自分の道を ネタバレ

     目下、女子サッカーW杯開催中ということもあって関連作品を観ることに。サッカー女子を描いた映画というのも珍しいが、本作は変にひねることなく、ストレートに少女のサッカーに打ち込む姿が活写されていて好感が持てる。青春スポーツ映画としてさわやかな後味を残してくれる。
     ただヒロインがロンドンで暮らすインド系少女であるというところが意表をつくところだ。かつての植民地であった関係からインドからの移民も多いのであろう。
     もっとも生まれも育ちもロンドンっ子のジェス(バーミンダ・ナーグラ)は、地元のサッカーのスター、ベッカムに憧れるサッカー大好き女子。ファンというだけでなく、自らも男友達らに混ざってプレーする。ベッカムのように弧を描くシュートを打つことが夢。映画の冒頭でその夢が描かれている。
     当然そこには白人社会と移民文化との軋轢や差別といった軋みも描かれることになり、この映画が単なるスポーツドラマとは一線を画すポイントともなる。
     ジェスの母親は、伝統的なインドの風習を重んじる。娘が素足を晒して男たちと駆け回る姿をはしたないと言う。何だかかつての日本の母親像を思い起こさせる。家族や友人(キーラ・ナイトリー!)との様々なハードルが彼女には課せられるけど、持ち前の明るさと才能が殻を破らせる。しきたりや伝統に縛られない自分の道を見つけていく。そこが痛快だし、さわやかな後味を残すことになる。原題もそんなジェスの姿勢から来ているのだろう。
     ジェスの父がかつてクリケットの選手として白人から受けた仕打ちを物語るシーンに移民たちのつらい過去が垣間見える。昨年大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」でもフレディがパキと罵られていた。
     サッカー映画らしくプレーの様子も再三挟まるが、見せ方がうまい。俯瞰で撮ってしまうとアラが見えてしまい興ざめになりがちなところを、足元や表情などをアップで捉えスピーディなカット割りで小気味良く見せていく。スポーツ映画らしいスピード感に 
    マサラムービー風なリズム感もスパイスとして加わって爽やかな後味。


  • 鑑賞日 2019/03/13

    登録日 2019/03/13

    評点 70


    鑑賞方法 選択しない 



    普通に面白かった

    どう文化の違う国と人とで生きてくか。


  • 鑑賞日 2000年代

    登録日 2016/10/23

    評点


    鑑賞方法 選択しない 

    字幕



    イギリスならではの作品。
    主役のインド少女役が、ERの子。
    彼女は、若さゆえの純朴さと一本筋が通った気の強さを持つ役がすごくハマる。
    しかしER以降、当たり役(アメリカではわからないけれど)が無い様子なのが非常に残念。


  • 鑑賞日

    登録日 2016/07/23

    評点 83


    鑑賞方法 選択しない 


    伝統的なインド人社会の中での女性の生き方 ネタバレ

    何度も何度も親に嘘をついてジェスがサッカーに行く点に多少イラッとはするが、エンターテイメント性もあり、かつイギリスのインド系住民の意識がよく分かる作品。白人との結婚はタブーであることやパキ!と罵られる怒りなど。
    また親と子の両方の立場から観ることができ、最後のお父さんの言葉に感動。「2人の娘が同じ日に幸せになった。私は幸せ者だ。」
    クリケットやインド文化など多少の説明はいるかもしれないが機会があれば生徒に観せたい。


  • 鑑賞日 2003/04/10

    登録日 2016/07/02

    評点 60


    鑑賞方法 その他/試写会 


    爽やかな話

    『ボクの国、パパの国』っていう映画を思い出しました。爽やかな話ですが、演出がちょっと間延び気味。


  • 鑑賞日 2006年

    登録日 2014/03/28

    評点


    鑑賞方法  

    字幕



    友達が大好きだったので何度もみました。
    このときも監督のアップで何度も一時停止してはしゃいでた笑


  • 鑑賞日 2003/05/04

    登録日 2013/05/26

    評点 70


    鑑賞方法 映画館/広島県/広島シネツイン本通り 


    サッカー大好き少女のお話 ネタバレ

     イングランドの中でマイノリティとしての存在を余儀なくさせられているインド系の少女の話。自分たちの慣習・文化をきちんと守る一方で、社会に適応もしている少数民族の姿が、生き生きと描かれていたと思います。一番良かったと思うのは、主人公の少女の設定です。かわいらし過ぎず、かといってボーイッシュな感じにもせず、非常に魅力的なキャラクターが出来上がっていました。「この子は、本当にフットボールが好きなんだな」という雰囲気が全身からにじみ出ていて、本気で応援したくなる子でした。

     お決まりのコーチとの恋愛話や友人との鞘当て、姉の婚約と破談、再度の結婚式など、飽きさせずに最後まで見せる技量はなかなかのものだったと思います。

     マサラ・ムービーを思わせるダンスのシーンもふんだんに入っていて、インド映画大好きな人には、こたえられない作品だったでしょうね。最後のフリー・キックの場面の描写も、本当に上手だったと思います。


  • 鑑賞日 2004/04/30

    登録日 2013/03/17

    評点 86


    鑑賞方法 映画館/東京都 


    ネタバレ

     これは、インド系イギリス人少女を主役にした青春映画。

     主人公のジェスは、姉の結婚式の準備で多忙を極める家のことなどそっちのけで、憧れのベッカムと、サッカーに夢中。
     ある日、公園でいつものように男の子相手にサッカーボールを蹴っていたジェスは、女子サッカーチームに所属するジュールスにスカウトされ、チームの一員となる事に。
     でも、「女の子らしく」が口癖の母は、プロを目指し、本格的にサッカーをやる事など許してくれない。
     ジェスはやむを得ず、家族には内緒でプレイを続けるのだけど・・・

     この映画、女子サッカーのプロを目指す少女の物語、と言うだけでも十分な題材になりそうなもの。勿論、主人公のジェスが、両親との間の軋轢を乗り越えて、自分の人生を選ぶまでを描く、成長と決断のドラマを入れているのだから、通常は、ここまでで充分以上。
     ところが、この映画はそれに満足せず、ジェスを、インド系とすることで、イギリス社会の中におけるインド人社会の問題を盛り込み、更に、物語の中に、ジェスの姉の結婚騒動や、ジュールスとの友情、そしてサッカーチームのコーチとの恋愛までも盛り込んでしまい、その内容は、いささか混沌とした印象があります。
     もっとも、これは芯となるジェスの成長と決断の物語が、普遍的な力を持つ、ビルディングスストーリーとして存在しているから出来た事で、ここまで内容を盛り込んでしまった場合、芯となるドラマがはっきりしていなければ、物語はどっかに行ってしまうことでしょう。

     この、物語の芯となるドラマはなかなかのもの。
     ただベッカム選手への憧れから好きになったサッカーをやめさせて、型にはまったありきたりの幸せの道を選択するように強要していた両親も、サッカーに賭けるジェスの情熱が本物と知って、まずは父親、そして最後に母親をもそれを認める、その辺りの描写には思わず感動。
     (「リトル・ダンサー」もそうだけど、この手の物語はイギリス映画、上手いなぁ)

     ただし、スポーツものとしてはちょっと弱い部分があります。
     この種のドラマとして定番の、チームが主人公の加入によって勝利を重ねていく、と言う展開が、どうにも説明不足・描写不足のような印象で、チームの戦績がどうなっているのか、さっぱり判らないのです。
     判らないままでも、ドイツ遠征、国内選手権決勝、となってしまうので、何となく勝ち続けている事は判るのだけど、それがドラマと連携して来ないだけに、盛り上がりに欠けてしまうように思いました。

     ただ、この決勝戦だけは、さすがの盛り上がりです。
     姉の結婚式と重なってしまって、決勝に出場できないジェスを欠くチームは苦戦、一方のジェスは決勝が気になって仕方がない。
     そんなジェスに父は、「姉の結婚式で悲しい顔をするんじゃない。行って来い、その代わり帰って来たら最高の笑顔を見せろ」と言って、ピッチへ送り出すのです。
     ジェスは、後半の30分に出場、チームはその時点で1点のビハインド。
     これで流れが変わり、ジェスのサポートを得たジュールスが同点のゴール、そして、終了間際に、ジェスがベッカムさながらの見事なPKを決めて勝利と、この辺りの展開は、まぁ、お約束と言えばそうなんだけど、気持ちよく決めて貰えました。

     主演は、インド系のバーミンダ・ナーダラ。これが映画初出演。
     ジュールスは、どこかで見た顔だなぁ、と思ったら、「穴」のキーラ・ナイトレイでした。
     「穴」の時とは大分、印象が違いますが・・・「穴」の時もそうだったんだけど、主演女優を喰ってしまいそうな綺麗さは相変わらずです。

     終わってみれば非常に気持ちのよい映画。
     まぁ、この種の映画、個人的に好みのジャンルではあるんだけど、これは最近のこの種の映画の中でも、かなりツボにはまりました。