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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,723 0
総鑑賞データ数 7,049,001 541
総レビュー数 930,067 101
鑑賞方法別データ数
映画館 1,829,151 157
レンタル 596,658 7
購入 124,520 6
VOD 555,784 126
テレビ 921,775 101
その他 158,315 12

泥棒野郎

  • どろぼうやろう
  • Take the Money and Run!
  • ----

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  • 平均評点

    67.3点(51人)

  • 観たひと

    82

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1969
公開年月日 1971/3/20
上映時間 0分
製作会社 ジャック・ローリンズ=チャールズ・H・ジョフィ・プロ作品
配給 松竹映配
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

スラム育ちのか弱き純情野郎が、小才のきくのをいいことに、銀行強盗やら数々の事件を引き起こして愛嬌をふりまく。製作はチャールズ・H・ジョフィ、監督、脚本、出演と八面六臂の活躍は「何かいいことないか子猫チャン」「007/カジノ・ロワイヤル」のウディ・アレン、ミッキー・ローズが共同脚本、撮影は「荒野のアパッチ」のレスター・ショア、音楽を「泳ぐひと」のマーヴィン・ハムリッシュ、編集はジェームズ・T・ヘカート、ロン・カリッシュ、フレッド・ハープマンなどがそれぞれ担当。出演はアレンの他、「ネバダ・スミス」「リサの瞳のなかに」のジャネット・マーゴリン、ジャクリーン・ハイドなど。

あらすじ

バルティモアのスラム育ちのバージル(ウディ・アレン)は、外見は貧弱で内気のうえに滅法ケンカに弱い男だが、ただ今5つの変名を使いわけ、53の犯罪を重ねてFBIから手配を受けているちょっとしたシタタカ者。ガキのときから手癖が悪く、といえば聞こえはいいが、物心ついたときには近所の悪童連の手足となって働いていた。それだけ弱かったワケで、肝心なときのシリぬぐいは彼の役目。両親もすっかり気の毒がって、マトモな道をとチェロを与えるが、生来の音痴でどーにもならない。それ以来、バージルは一大決心をしたのだ。チェロよりもはるかに年期の入った悪の道。未来の“カポネ”を夢みて悪知恵と手先の器用さに磨きをかけよう。そしてしばし往復するシャバと刑務所暮らし。運と不運は紙一重。そうは思っているが、不思議にも思っていることとやることは全部裏目となって出てくるのだ。身についたドジな性格はぬぐうべくもないらしい。さて、久しぶりにシャバに出たバージルは、運命の女と出会った。“かっぱらい”でもやろうかと公園をウロウロしていて会ったのだ。「あんた何してんの?」「うむむ、チェロの奏者」。悲しいかなバージル、嘘をついてしまう。ルイーズ(ジャネット・マーゴリン)はすてきな美人だった。彼女もバージルを気に入ったようだ。しかし、甘く楽しい逢う瀬に必要なのは金である。一念発起の銀行強盗をやったつもりだったが、武運つたなく刑務所へ--。ルイーズが面会にきた。彼女はすべて知っていた。「待ってるわ」にバージルは励まされ、模範囚を志すが、悪い奴はいるもので、脱獄計画に乗せられる。その計画は取り止めとなったのだが、連絡を受けなかったバージルは孤軍大奮闘、成功してルイーズのところへ逃げる帰る。他州へ逃げた2人は結婚してしばし幸福な生活を楽しむ。バージルもセールスマンとしてカタギの生活にとけ込んでいる。だが、その会社秘書の大年増ブレヤー(ジャクリーン・ハイド)がバージルの過去を知り、強請ったり、ベットの相手をしろとかいい始める。バージルもダイナマイトや車で轢き殺そうとしたりして抵抗はするが、ドジゆえにいずれも失敗。妻ルイーズと子供を連れて他州へ逃避行とあいなった。金銭難から昔の仲間を集めて綿密な銀行強盗を計画するが、大ドジで再び刑務所へ。バージルはその名も高きアリゾン刑務所へ送られるのだが、再び脱走。一家をかかえてバージルの逃避行は重ねられる。小さな犯罪が積もっていく。ある時、昔の楽団の仲間を恐喝したら、今や彼は刑事になっていたというのが、とどのつまりで53犯。800 年の刑を受けた男は逮捕された。ところが現在、彼は大学や講演会の人気が高く、刑務所と外での犯罪学の講演を繰り返すといった優雅な生活を送っているということである。

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    登録日 2024/08/18

    評点 72


    鑑賞方法 その他/借DVD 

    字幕


    セラーズ似

    ウディ・アレン初監督作。後の軽妙さは随所に感じられるが、この全く愛せないキャラ造形はどうにもキツい。6人ぐらいで繋がれたまま脱獄する件など可笑しいのだが、いまひとつ笑いきれない。とはいえ、アレン監督作にマーヴィン・ハムリッシュがスコアを!という新鮮さ。初期には付けていたのね。あと、眼鏡がないとピーター・セラーズに似てるな。


  • 鑑賞日 2022/12/11

    登録日 2022/12/11

    評点 66


    鑑賞方法 購入/DVD 


    才気は感じる

    ウディ・アレンの監督デビュー作。何をやっても上手くいかない冴えない強盗をセミドキュメンタリー風に描いており、後の「カメレオンマン」を彷彿させる。自虐的なものも含めギャグは豊富だが玉石混交、びっくり箱のくだりはしつこい。全体的にムラがあり、洗練されていないが若きアレンの才気は垣間見える。


  • pp5

    鑑賞日 2020/05/11

    登録日 2020/06/24

    評点 70


    鑑賞方法 レンタル 

    字幕


    パロディ探し ネタバレ

    「銭と銃」を間違える銀行強盗の下りや、金網越しのゆで卵が強烈な面会シーンにはホント笑ってしまった。奇天烈なキャラクターと荒唐無稽な物語をベースに、ナンセンスギャグやベタな下ネタを満載したオーソドックスなスラップスティックコメディ。「ダイヤルMを廻せ」をはじめとしたヒッチコック作品や、「男と女」「手錠のままの脱獄」等々、過去の名作やジャンル映画のパロディ探しもまた楽しい。


  • 鑑賞日 2017/06/06

    登録日 2017/06/06

    評点 70


    鑑賞方法 レンタル/北海道 

    字幕


    監督第1作

     ウッディ・アレンの監督第1作。強盗の常習犯のドキュメンタリーという形になっていて、ナレーションとインタビューを挟んで彼の前半生が語られるが、要領が悪くてドジばかりというのは後のアレン作品と同様で、ナンセンスなギャグが可笑しかった。好き嫌いが分かれるかもしれないが、私はこういうのは好きです。


  • 鑑賞日 2009/06/21

    登録日 2016/05/09

    評点 78


    鑑賞方法 レンタル 

    字幕


    ウディの迷路ワールド

    ウディのこのスタンスは昔から変わらなかったのね。
    ひ弱で情けなくて、全然かっこ良くなくて、
    でもほっとけなくて、ついつい見入っちゃう。
    次に何をしでかしてくれるんだろうって期待させられて、
    気がついたら、ウディの迷路ワールドに入り込んで、
    迷ってしまって、抜け出せなくなる。

    映画の根幹部分はずっとぶれてない。
    最近のはずいぶん洗練されているけど、
    根本は同じ匂いがした。

    ウディ独特のユーモアをふんだんにちりばめて、
    観客を惹きつけておいて、微妙な違和感を持たせる。
    それが違和感なのかなんなのかわからないような感覚で、、、
    でも何かが変だと思いだすと、それが何か知りたくなる。
    でもいくらコト細かにに映画を観たって、
    その答えには辿り着けない。
    なぜならウディはそこへ誘い込んでおきながら、
    ほったらかしにしたまま、もうそこにはいなくなっているし、
    はじめから答えなんか出していないから。

    このほったらかしを楽しめるかどうかで、
    ウディ・アレンが好きか嫌いかに別れるのだと思う。

    だいたいこんなドジで間抜けでおっちょこちょいが、
    強盗になろうなんて図々しい話じゃない。
    で、なんでこんなにかわいい娘と恋ができて、
    ウソがばれても別れずに結婚できるのよ。
    考えだしたら、そもそもがおかいいことだらけなのよ。
    そこで、考えすぎてがんじがらめになってつまんなくなるか、
    ま、そういうこともあるかもねって受け入れて、
    ただただ、楽しむか。
    楽しんでいれば迷路にいたって苦じゃないもの。
    それは観てるあなたのお好きなように、ってことだと思う。

    それにしても、
    眼鏡がとれたきょとんとした目が愛おしくて。
    やっぱり目が離せない。
    (2009.6.29)


  • 鑑賞日 2015/10/16

    登録日 2015/10/17

    評点 75


    鑑賞方法 レンタル/DVD 

    字幕


    意外な趣向。

     アレンは「アニー・ホール」から大変貌を遂げたとばかり思っていたら、この実質的なデビュー作は、「カメレオンマン」にとてもよく似ている。「アニー・ホール」にも似てるかも。「スリーパー」方向のアホコメディではなかったのは、驚き。
     マルクス兄弟への憧憬・ユダヤ教ラビへの変貌・インタビュー形式などアレンねたが散見される。
     単発的に面白いギャグはあるが、映画は最後が近づくにつれて、とりとめなくなってゆくのであった・・・。残念。
     せめてジャネット・マーゴリンとの結婚生活の部分くらいキチンとまとめたストーリーにして欲しかった。
     音楽はマービン・ハムリッシュ。
     なお、アレンは1966年に「What's Up Tiger Lily?」なる監督作があるが、東宝映画「国際秘密警察 鍵の鍵」(三橋達也主演)の英語改変版らしい。


  • 鑑賞日 2013/04/06

    登録日 2015/05/23

    評点 60


    鑑賞方法 レンタル/DVD 


    ウディ・アレン研究家向きの監督第1作

    52件の犯罪を犯して、合計800年の懲役刑を受けたバージルという男の半生を偽ドキュメンタリー方式を用いて描いています。
    この偽ドキュメンタリー方式は、後に『カメレオンマン』でも採用していますが、まだ全然こなれておらず、思いつきレベルです。

    狙いは、懲役800年の犯罪者が、実は、とてもトホホでスットコドッコイな男であった、というあたりなのですが、あまり成功していません。
    また、偽ドキュメンタリー方式を採用したのは、先にシーンごとのさまざまなギャグアイデアを思いつき、それを見せるのにストーリーを語るのが面倒くさくなったのではないかと想像されます。
    (もともとがギャグライターだったので、そのように想像した次第です)

    挿入されるギャグもそこそこ面白いものもあるにはあるのですが、ギャグのためのギャグのようで、コント集をみせられているような感じでした。

    音楽をマーヴィン・ハムリッシュが担当しており、当時からなかなかいいセンスだったことを伺わせます。
    (このコンビは次回作の『バナナ』でも続きました)

    ウディ・アレンが好きなひとには、まぁお薦めしますが、そうでないひとにはお薦めしません。


  • 鑑賞日 2009年

    登録日 2015/02/11

    評点 80


    鑑賞方法 レンタル/DVD 


    ありえない方向に話がズレていく笑い

    スラム育ちのバージル(ウディ・アレン)は、外見はひ弱でケンカも弱いけれど、悪の道に憧れて、ドジを踏みながら53もの犯罪を重ねる。ついにはFBIから指名手配を受け、懲役800年の重罪人に…?!

    コメディですから説明するのは難しいけれど、本当にオカシイです。バージルの生い立ちから犯罪歴、恋愛、結婚生活…がドキュメンタリー・タッチで描かれ、小ネタから大ネタまでいろいろな笑いが散りばめられています。

    私のお気に入りの小ネタは、バージルが予防接種の副作用で一時的にユダヤ教のラビになってしまうところと、必死の思いで奪った老女のハンドバックを開けてみたら、中からびっくり箱の中身みたいな物がびよよ~~んと飛び出すところです(笑)

    お気に入りの大ネタ(?)は、バージルが銀行強盗しようと思って、脅し文句をメモに書いて銀行員に渡したら、スペルの間違いを指摘され、スペルが間違っているかどうか自体が銀行の中で大きな話題になり、大論争に…!ありえない方向に話がズレていく描写が上手いです!

    笑いたいときには、ぜひどうぞ!


  • 鑑賞日 1992/08/03

    登録日 2013/04/08

    評点 20


    鑑賞方法 レンタル/VHS 


    大人が笑うには難しいギャグ

    1992年8月3日、鑑賞。

    この作品とか『バナナ』とかは、観ていて面白くなかった。
    ギャグらしいことをするのだが、これが幼稚すぎて面白くないのだ。
    自分がドリフを毎週見ていたころだったら笑えたかも知れないが、30歳過ぎてから見て笑える作品ではなかったと思う。


  • 鑑賞日 2007/11/12

    登録日 2012/08/28

    評点 60


    鑑賞方法 レンタル/DVD 



    第一作目からこの人の芸は完成されていたんだな。

    家の中でゆすり女を車で追っかけるシーンがいちばん笑えた。
    あと刑務所で刑務官に身体検査をされる時にくすぐったがってるとこも。