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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,729 2
総鑑賞データ数 7,064,650 558
総レビュー数 933,094 122
鑑賞方法別データ数
映画館 1,834,126 155
レンタル 596,906 11
購入 124,720 7
VOD 559,557 124
テレビ 924,129 83
その他 158,642 22

フィッシュマンの涙

  • ふぃっしゅまんのなみだ
  • 돌연변이
  • COLLECTIVE INVENTION
  • 平均評点

    67.1点(118人)

  • 観たひと

    147

  • 観たいひと

    16

  • レビューの数

    28

基本情報

ジャンル コメディ / 青春 / ドラマ
製作国 韓国
製作年 2015
公開年月日 2016/12/17
上映時間 92分
製作会社 ウサン・フィルム
配給 シンカ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声 5.1ch
上映フォーマット

スタッフ

監督クォン・オグァン 
脚本クォン・オグァン 
エグゼクティブ・プロデューサーイ・チャンドン 
プロデューサーキム・ウサン 
撮影キム・テス 
美術チェ・イム 
音楽チョン・ヒョンス 
音響コン・テウォン 
照明チョン・ヨンソク 
編集キム・へギョン 
キム・ウイル 
衣装ホン・スヒ 
ヘアメイクホン・スヒ 

キャスト

出演イ・グァンス パク・グ
イ・チョニ サンウォン
パク・ボヨン ジン

(C)2015 CJ E&M, WOO SANG FILM

解説

カンヌ映画祭短編部門パルムドール受賞作「Safe」脚本のクォン・オグァンの長編監督デビュー作。製薬会社の臨床実験に参加したフリーターのパクは、副作用で魚人間に突然変異してしまう。テレビ局の記者を目指すサンウォンはパクの女友達ジンを取材する。出演は、「コンフェッション 友の告白」のイ・グァンス、「犬どろぼう完全計画」のイ・チョニ、「私のオオカミ少年」のパク・ボヨン。「ポエトリー アグネスの詩」監督のイ・チャンドンがエグゼクティブプロデューサーを務めた。2015年トロント国際映画祭バンガード部門、釜山国際映画祭オープンシネマ部門ほか正式出品作品。

あらすじ

テレビ局の記者を目指しているサンウォン(イ・チョニ)は、仕事ぶりを見たいという就職面接官の部長のために、最近ネットをにぎわせている事件を極秘に取材することになる。「恋人が魚の姿になってしまった」と投稿していた女性ジン(パク・ボヨン)は、ネットが炎上していてもメゲない強靭なメンタルで、あの日の出来事をサンウォンに語り始めた。どこにでもいるごく平凡なフリーター青年パク・グ(イ・グァンス)は、新薬を飲んで寝ているだけで 30 万ウォンの謝礼が出るというカンミ製薬会社の臨床実験に参加したが、翌朝、謎の副作用で魚人間に突然変異してしまう。臨床実験の責任者だったピョン博士は「体内でタンパク質を無限に供給し、食糧難を解決する実験を行っていた」と弁明するが、製薬会社の非道な実態を知った国民の怒りは爆発する。一方、魚人間パクを通して明らかになった若年層の過酷な現実にも注目が集まり、パクは就職難で困窮する若者たちのヒーローとなる。社会に対して不満や不信を募らせる多くの人々の象徴と化し、追っかけファンの出現やグッズ発売などの爆発的シンドロームを次々と巻き起こしていくが、体はますます魚化が進行し、数分おきに大量の水分を補給しないと持たない状態になっていた。一夜限りの関係を持った女友達ジン、熱血漢の新米テレビ局記者、息子の為に賠償金獲得を狙う父親、人権派弁護士たちはそれぞれの事情を背負い、私欲にまみれた製薬会社に対して真実を明るみ出すべく動き出すのだった……。

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  • 鑑賞日 2021/10/31

    登録日 2021/11/07

    評点 10


    鑑賞方法 選択しない 

    字幕


    ネタバレ

    なんで邦題だけフィッシュマンの涙って言うダサタイトルなの?笑 原題も英題も突然変異なんだから突然変異でいいじゃん、、、
    韓国映画という贔屓目で見ているにも関わらず、韓国映画の中では稀に見るつまらなさだった。


  • 鑑賞日 2021/09/04

    登録日 2021/09/04

    評点


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ 

    字幕



    ...


  • 鑑賞日 2021/07/15

    登録日 2021/07/15

    評点 85


    鑑賞方法 レンタル/千葉県/TSUTAYA/すばる書店 青葉台店/DVD 


    人間でないことが幸せかも

    アドラー心理学が韓国でも大変人気が出たということですが
    「人は自分の主観でからしか物事を見ない」というのがありますがまさにこれだと思いました

    魚人間がなぜ南北問題や正義や悪魔になるのか…

    でもそうなんですよね

    ただ平凡に生きたかった
    海をもう一度見たかった

    そして周りに流されて本当の自分を見失いそうになってた主人公の夢を思い出させてくれる

    いやー泣けました

    本当にいい映画だと思います
    もう一回観ようかな?


  • 鑑賞日 2019/05/01

    登録日 2021/01/13

    評点 73


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 

    字幕


    魚人間

    風刺ファンタジーコメディ。
    医療実験の結果、生まれた人魚。
    韓国らしい右往左往。納まるところに納まる。
    てんこ盛りの啓蒙映画。
    マッドサイエンティストが作った半魚人というと楳図かずおを思い出すがまるで似ていない。


  • 鑑賞日 2020/12/30

    登録日 2020/12/31

    評点 56


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 

    字幕


    韓国社会の歪さを描いているけど、どこかピンとこない ネタバレ

    人間の体に巨大な魚の頭が乗っかった魚男のビジュアルがコミカルかつちょっと不気味で印象的です。ちょっと調べたらクォン・オグァン監督はマグリットの「共同発明」にインスピレーションを得たそうで、なるほどなと。確かにこのシュールレアリスムの絵がもたらす奇妙さや不気味さ、情けなさ、孤独といったイメージが確かに共通している気がします。魚男のパクが海に入っていくシーンとかはそのものでしたし。
    ストーリーとしてはクリーチャーものでは割とよくあるタイプのものではあり、フランケンシュタインであるとかピノキオであるとか、最近の映画であればやはり同じく魚人の『シェイプ・オブ・ウォーター』が、社会から虐げられる異形の人ということでは『エレファント・マン』なんかが思い起こされます。
    しかし本作で最も印象的だったのは魚男そのものよりも、彼をフィルターとしての韓国社会への批判、風刺でした。今でこそ韓流ブームなんかがありますけども、軍政による独裁から民主主義政に移行したのは80年代後半ですからまだその名残や歪みが残っているんだと思います。それらがメディア記者のストであるとか、若者の就職難、不正隠蔽といったものとして本作で描かれているのでは。こういった韓国社会の暗部、歪みはこの間観た『ソウル・ステーション』でもテーマの一つとして取り上げられており、根深いところがあるんだなぁという気がします。
    ただ、それが観ていてこちらの琴線にあまり触れないというか、共感しにくくてストーリーに乗り切れません。登場人物がシーンによって性格が変わるというか、色んな反応を欲張りすぎてて人物描写の振り幅が全員極端なんですよね。だからどの人物もキャラクターとしてブレてるし共感もできない。
    人物を描くことでストーリーや展開が生まれるのではなく、ストーリーや展開に合わせて人物を動かすからこうなるんじゃないのかな?
    まず盛り上げシチュエーションを設定してそのシチュエーションに繋がるためにストーリーを組んで、そこに登場人物をはめ込んで動かしてる、というように感じるんです。偏見かもしれませんがそれが自分の韓国映画の苦手なところだったります。
    だからラストで魚男が生きてたことが分かって良かったとは思いますが、自由に海の中を泳ぎ回る彼の姿を見ても釈然としないものがありました。逆にストーリーやこれまで提示してきた問題、テーマに対してどういう着地点なのか分からなくなっちゃったのでは。


  • 鑑賞日 2020/06/22

    登録日 2020/06/25

    評点 70


    鑑賞方法 選択しない 

    字幕


    魚眼レンズは使わなかった魚人間。 ネタバレ

    韓国映画ではめずらしい90分もの。やはり題材が奇妙なフィッシュマンだけに、揚げ足を取られる
    前に短くまとめる作戦だろう。この90分のコメディに徹した作りが結果的に大成功した。
    ソウルのテレビ局員のサンウォンの元に、5年前の魚人間出現の事件で知り合ったジンが訪れ、
    一枚に写真を渡し、魚人間のパク・グを忘れないで、と伝えた。
    冒頭とエンディングが現在時制で、本編が5年前のパク・グの魚人間の物語となる。すべて現在時制
    で突っ走ってもいいように感じるが、5年後のサンウォン、ジン、パク・グの対比を強調したかったのか、
    ちょっと気になった。

    現在の韓国の若者が置かれている格差社会に立ち向かう状況が、この主要三人に良く表われている。
    パク・グはサンミ製薬の臨床試験のバイトに参加、唯一彼だけが魚に変身してしまった。ジンは恋人で
    はなく一夜だけの関係だったが、魚に変身したパク・グを自宅に匿い、サンウォンの取材を受けた。
    サンウォンは正社員ではなく、この事件をモノにしたら、という条件付きで送り込まれた。地方大出身で、
    なにかとからかわれる。

    サンウォンの報道から魚人間は大ニュースとなり、世間を騒がす。サンミ製薬のピョン博士は、ドラマ
    の核心となるべき人物だが、ノーベル賞ものとか、犯罪者とか、上げたり落とされたり。
    人権弁護士も、俺にまかせろ、と出しゃばってくるが、パク・グの気持ちからは微妙にずれる。
    様々な人が魚人間に関与してくるが、パク・グのためにならず、追い詰められて首を吊るが、エラに
    引っかかっただけとなる。結局、実験の繰り返しになり、パク・グはついに命を落とす…。

    魚人間という切り口で、不条理劇の選択もあったのだが、ひたすらコメディで進む。パク・グはいずれ
    就職活動をする立場、ジンは公務員試験に向けて勉強する真面目さも見せる。サンウォンは正社員の
    エサをちらつかせられ、日の当たらない仕事へ回される。
    ところが最後のシーンの写真では、のびのび泳ぎ回るパク・グの魚人間の姿が見える。
    テーマはこちらだったのね。


  • 鑑賞日 2019/12/07

    登録日 2019/12/08

    評点 76


    鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/タブレット 

    字幕


    パプワ君を思い出す

    。製薬会社の臨床実験に参加したフリーターのパクは、副作用で魚人間に突然変異してしまう。テレビ局の記者を目指すサンウォンはパクの女友達ジンを取材する。
    魚人間というとんでも設定
    このビジュアルからコメディかと思ったら、魚人以外はまったくシリアス
    魚人を通じて一人の青年が成長する人間ドラマ
    徐々にこの魚人の表情も読めてくるから不思議


  • 鑑賞日 2018/12/20

    登録日 2018/12/20

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 

    字幕


    (録画視聴)

    以前話題になった韓国怪獣映画。知り合いから面白いと勧められて観たがつまらなかった。それ以来暫く韓国映画は観なかった。もっともその知り合いに勧められた他の映画も私にはつまらなかったが。
    韓国時代劇TVドラマはその後何本か観ていた。光州事件をあつかった映画やゾンビ映画を観て面白い!と意識を新たにしていた。
    そして本作。
    モンスター映画の形なのだが。
    社会格差・学歴格差・市民の流されやすさ・大企業の儲け主義・職業意識その他多くの問題をコメディタッチのモンスター映画であぶり出す。
    それも百分弱にまとめあげる。
    素晴らしい。


  • 鑑賞日 2018/01/14

    登録日 2018/01/14

    評点 85


    鑑賞方法 レンタル/静岡県/TSUTAYA/TSUTAYA 藤枝瀬戸新屋店/DVD 

    字幕


    ネタバレ

    魚人間で生きていくことを選び海に入って行くシーンにジーンときた。
    でも海の中を泳ぐラストにグッときた。


  • 鑑賞日 2017/01/16

    登録日 2017/08/11

    評点 60


    鑑賞方法 映画館/北海道/ディノスシネマズ札幌劇場 

    字幕


    社会批評・文明批評としては底が浅い

    新薬の治験で身体が魚に変化してしまった普通の青年に起こる様々な騒動を、魚人間を追う新米のテレビ局勤務の男の眼から描いた作品で、人間だった頃は何の取り柄もなく存在を気付かれることも無いような平凡な男が、突然世間の注目を浴びて有名人になったり、激しくバッシングされたりなどの動向や、就職先が見つからずにどうにか潜り込んだテレビ局でくすぶっている男の心情、といったことを描きながら、今の韓国の格差社会や学歴格差や就職難などを浮き彫りにしていく、というのは分かりますが、社会批評・文明批評としてはまだまだ底が浅い感じがしましたね。ラストの魚人間の選択はなんとなく気持ちは分かりますね。