フードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロスは、世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されているという現実を変えるため、廃棄食材を使って独創的なオリジナルレシピを考案するという活動をヨーロッパで続けてきた。そんな彼が、世界の食料援助量の約1.6倍に当たる年間643万トンものまだ食べられる食料が廃棄され、世界トップクラスの食品ロスを生み出している日本にやってくる。ダーヴィドはこの現実を嘆くかわりに、どうしたら食品ロスをなくし、持続可能な世界に転換できるのかを探るため、リユース材で作ったオリジナル・キッチンカーで、旅のパートナーのニキと一緒に日本全国を巡る4週間の旅に出る。ダーヴィドとニキは各地で出会ったシェフたちと、捨てられてしまう食材を使っておいしい料理を振る舞いながら、持続可能な未来のためにどんな“もったいない”アイデアを発見するだろうか?