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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,729 2
総鑑賞データ数 7,064,650 558
総レビュー数 933,094 122
鑑賞方法別データ数
映画館 1,834,126 155
レンタル 596,906 11
購入 124,720 7
VOD 559,557 124
テレビ 924,129 83
その他 158,642 22

恋人はアンバー

  • こいびとはあんばー
  • DATING AMBER
  • DATING AMBER
  • 平均評点

    72.7点(81人)

  • 観たひと

    118

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    20

基本情報

ジャンル ラブロマンス / 青春 / ドラマ
製作国 アイルランド
製作年 2020
公開年月日 2022/11/3
上映時間 92分
製作会社 Atomic 80=Wrong Men
配給 アスミック・エース(提供:Watcha Japan)
レイティング PG-12
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch
上映フォーマット デジタル

スタッフ

キャスト

(C) Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.

場面

予告編


     

解説

1995年、同性愛が違法でなくなってから日が浅いアイルランドを舞台にした青春ドラマ。まだ差別や偏見の残る田舎で暮らすゲイの高校生エディとレズビアンのクラスメイト・アンバーは、周囲に自分たちのセクシュアリティを隠すため、恋人同士であるフリをする。監督は、「CURED キュアード」のデイヴィッド・フレイン。出演は、「ぼくたちのチーム」のフィン・オシェイ、ドラマ『ブランニック警部~非情の大地』のローラ・ペティクルーほか。劇中音楽を「Once ダブリンの街角で」のヒュー・ドラムが担当。ニューヨーク最大のLGBTQ映画祭、第32回NewFestにて特別賞を受賞。第29回レインボー・リール東京、第31回TAMA CINEMA FORUM、第20回EUフィルムデーズ上映作品。

あらすじ

1995年、アイルランド。同性愛が違法でなくなってから2年経つものの同性愛者への差別や偏見が根強く残る田舎町で暮らす高校生エディ(フィン・オシェイ)は自身がゲイであることを受け入れられずにおり、一方クラスメイトのアンバー(ローラ・ペティクルー)はレズビアンであることを周囲に隠していた。二人は家族や同級生にセクシュアリティを知られないまま無事に卒業を迎えるために、恋人同士であるフリをすることにする。二人は性格も趣味も全く異なり、衝突したり、悩みや夢、秘密を打ち明けたりするうちに、お互いの前ではありのままの自分でいられ胸の内を語れるかけがえのない存在なっていった。しかし一緒に首都ダブリンを訪れ、運命的な出会いにより新たな世界に触れ、二人はこの関係が終わりに近づいていることに気付く……。

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  • 鑑賞日 2024/03/16

    登録日 2024/03/27

    評点 80


    鑑賞方法 レンタル/大阪府/ゲオ 

    字幕



    1995年、アイルランドの田舎町。同性愛が違法でなくなってから2年が経っても、差別や偏見がなくなるわけじゃない。自身がゲイであることを認められないエディは、自分で自分を否定しているようなもの。それは悲しいことだけれど、そうせざるを得ない環境が一番悲しい。対するアンバーは自身がレズビアンだと認めていて、その点においてはエディよりも潔い。が、それでもやっぱり家族や周囲には公言できない現実。そんな二人が期間限定の恋人になり、学校での疑似いちゃいちゃが何とも可笑しい。お互いに恋愛感情はないけれど、二人で居ることがとても自然で楽しそうに見えた。だからこそ、決別したような二人が悲しかった。最終的にエディが選んだ道を全力で応援したいし、アンバーとはずっと友達でいてほしい。あと、まだエディは気付いていないけれど、両親がちゃんと彼を理解していることも良かった。


  • 鑑賞日 2022/12/17

    登録日 2023/01/20

    評点 75


    鑑賞方法 映画館/群馬県/シネマテーク高崎 

    字幕


    保守的な社会が如何に生きづらいか…

    アイルランドが舞台だったので
    映画『あなたを抱きしめる日まで』を思い浮かべながら観てました。
    カトリック教会が未婚の母親の子供を勝手に養子縁組してみたり
    養育もちゃんとできずに亡くなった子たちの遺体を汚水処理タンクに遺棄したりという事があったという現実があったという事実を映画を通じて知りました。

    それもこれも宗教教義に従順で
    同性愛なんてもってのほかだったという社会の空気が
    時代を経てもそんなに変わることなく根付いていたんだろうと。

    そんな地域で同性愛を自覚している2人には
    とても生きづらい場所だっただろう。
    カミングアウトしてしまうとどうなるものか。
    その不安を抱えながらの共同戦線。
    お互いの意識や見る事の出来なかった世界を一緒に見たりして
    自分がどうしたいのかを考えた末のラストなんでしょう。

    こんな2人がきっかけのところにいて
    こういう保守的な地域でも徐々に変わっていったんだろうと思いたい。
    戦う事無なく
    逃げる事もなく
    ありのままを受け入れてくれる社会があるように…


  • 鑑賞日 2022/11/05

    登録日 2022/11/28

    評点 73


    鑑賞方法 映画館/茨城県/TOHOシネマズひたちなか 

    字幕


    青春物語 ネタバレ

    同性愛者の男子、女子高校生がニセ恋人として付き合うことから始まる自己解放への物語。
    デイヴィッド・フレイン監督作品。

    1995年、同姓愛が違法でなくなってから2年後のアイルランドの田舎町が舞台。
    男子高校生エディは軍人の父に従い、高校を卒業したら軍隊に入るつもりだが、男性に好意を感じる自分に不安がある。体力も劣っていて、軍の試験に合格するかも不安がある。
    女子高校生アンバーは同性愛者だと自覚しているが、同級生に揶揄され、イライラしている。

    そんな二人が恋人のふりをして、卒業までを乗り切ることにする。エディとアンバーに意識の差があるのが、作劇の上手いところ。

    父親を亡くしてる(自殺らしい)アンバーは、卒業したらロンドンに行き、自立して生活する計画を持っている。そのために、キャビンをラブホ用として貸して金を貯めている。
    一方、エディはゲイとして進むことに逡巡していて、周囲や、両親のことを考えたら、このまま隠して人生を過ごしても、構わないとも思っている。

    そんな意識の進んだアンバーに引っ張られて、奥手(こういう言い方しかない)のエディは自己解放へのアクセルが徐々に強まってゆく。

    アンバーのさっぱりした(いい意味で男らしい)性格は、とても魅力的。エディは、最後までうじうじと悩み、結局、アンバーに粘り強く押されて、ようやく一歩。踏み出す。

    男のほうが精神年齢が低いという一般論そのままのようなこの偽カップル。彼らは、この後も良い友人関係を続けると思うし、彼らが、異性愛者どうしだったなら、それはそれでとても良いパートナーになったのだろうと、思う。

    テーマは尖っているが、これはとても純粋な青春物語だ。


  • 鑑賞日 2022/11/13

    登録日 2022/11/20

    評点 78


    鑑賞方法 映画館/大阪府/TOHOシネマズなんば 

    字幕


    二人を応援したくなる!

    音楽がとっても良い!
    主役が美男美女じゃないのも良い!!
    ただ、それにしても同級生がモッサリしすぎでないかい?とは思う…
    女子達のガタイが良すぎでしょー!
    怖いわ!!笑
    男子 頭ん中は、下ネタしかないのかーいっ!笑

    エディがドラッククイーンの胸に顔を埋めるシーンは泣けた。
    あのシーン最高!
    エディの抑えていた感情がジワジワと溢れ出て
    自然に流れ出てしまった
    安心したようなエディにキューンとなった。
    アンバーは好きな人に出会えて大人になった。
    周りのたくさんの目より、ひとりの人を思う大切さと心地良さを知った。

    ということで ここでも女子は先に大人になって強いよね。
    エディ、負けるな!!
    とにかく、二人が幸せになることを切に祈る。


  • 鑑賞日 2022/11/16

    登録日 2022/11/19

    評点 72


    鑑賞方法 映画館/東京都/TOHOシネマズシャンテ 

    字幕



    これは自分がゲイであることを受け入れられない男子高生と、レズビアンであることを隠している女子高生が偽装で付き合うことになってからの微妙な心の変化が描かれていて、演じた俳優さんもチャーミングでよかったんだけど、観ているうちに2人とも高校生に見えなくなってしまって困ったというか、題材的にも良かったのに時々睡魔に襲われてしまってせっかくのシーンを見逃したところも多かったので、ちゃんとした機会があればまた観直してみたいかも。

    それにしても、今から30年ほど前にようやく同性愛が違法でなくなったとはいえ、その2年後のアイルランドではまだ厳しい状況で、高校生同士でも差別や偏見で居心地の悪い思いをしている様子はリアルだったけど、隠しているアンバーより、自分でもそのことを受け入れられないエディの方がよりその偏見や差別に加担することになるような気がして切なかったので、偽装しながらもお互いにかけがえのない存在になっていく様子が気持ちよかった、2人のその後も見てみたい。


  • 鑑賞日 2022/11/17

    登録日 2022/11/18

    評点 73


    鑑賞方法 映画館/東京都/TOHOシネマズシャンテ 

    字幕


    ネタバレ

    ちょっと気の強い女の子と、ちょっと気の弱い男の子。そんな二人だったら気持ちよくカップルになれそうだけど…惜しいかな、女の子は男の子に興味がなく、男の子は女の子に興味がない。そんな二人の高校生の、恋愛や性や、これからの自分の身の振り方に悩む青春の一コマを描いた作品。おまけに珍しいアイルランド映画だ。

    周りの同級生は男子も女子も、自分の性欲を埋めてくれる相手を探すのに必死になっている。それに加わらない気の強い女の子・アンバーと、気の弱い男の子・エディはどうしても周りにからかわれがちだ。なにしろアイルランドといったら敬虔なカソリック、同性愛も1993年まで違法だったそう。そして一計を案じた二人は『そうだ‼︎ 偽装交際をしよう‼︎』となる。これはきっと…偽装のはずが瓢箪からコマのように、どんどん近づいて本当の恋人になるストーリーか、と思いきや。残念ながらそうはならない。けれど、男でもない女でもない関係に立った二人には確かな友情が生まれるのだ。

    悩んだ高校生活は終わり。二人に別れが近づいてくる。アンバーは恋人女子ができた、けれどエディは望まぬ軍隊生活へ…そこへ頼りになるアンバーの助言、今まで自分が街を出るために貯めたお金をあげるから好きなところへ行きなさい‼︎ そしてエディは旅立つ。その膝の上にはアンバーから託されたお金の入った缶。そして蓋を開けると(…もしかしたらお金じゃない⁈ と邪推してしまった😓) お金の上にダブリンで二人で撮ったプリクラ。4枚綴りのうち2枚が載せてあった。

    う〜〜ん…愛とか恋じゃなく男女間で生まれた清々しい友情に、少しキュンとなった作品だった。


  • 鑑賞日 2022/11/13

    登録日 2022/11/17

    評点 82


    鑑賞方法 映画館/大阪府/TOHOシネマズ梅田 

    字幕


    友達以上の存在

    ゲイでなくとも懐かしい映画のはず。
    今で言うアオハルって、かけがえのない人に出会う機会が多いはず。
    また心が繊細に動くと同時に、
    生き方の選択を迫られる時期だからである。

    同じ方向を見ている、
    すなわち共感できる人間と分かち合う時間は何よりも大切なはず。

    今回の対象はアイルランドの田舎町のゲイであるが、
    それはアニヲタやアイドルヲタにも当てはまり、

    いじめられる側の人間や、家庭事情が複雑なもの同士ももちろん当てはまる。

    ひとりで社会に立ち向かう旅立ちの不安と、
    理解者達の大きな存在。

    爽やかな余韻を残す。
    みんな負けるな!!

    (ベスト10候補)


  • 鑑賞日 2022/11/03

    登録日 2022/11/16

    評点 62


    鑑賞方法 映画館/千葉県/TOHOシネマズ流山おおたかの森 

    字幕


    最高の彼氏 ネタバレ

    1995年のアイルランド。
    となると、彼らは私より若いのか。。。

    それにしたって、他の学生たちはどうしてそんなにセックスのことしか考えていないの?
    保守的カトリック教育の反動なの?
    ちょっとどころか、かなりびっくり。。。


    認められるアンバーとどうしても認められないエディ。

    エディの背を押すアンバーの心にはずっと“この街に殺された”大好きな父の姿があるのだろう。
    エディを父の二の舞にさせはしない。

    アンバーの強さを“母性”としてしまっては本作の意図は鈍ってしまう。
    ここは純粋に、人としてより強い者がより弱い者を守ろうとする姿だとみるべきなのかな。

    ふたりともそれぞれのあるべき居場所で幸せになってほしいと願わずにはいられない。
    爽やかな後味でした。


  • 鑑賞日 2022/11/09

    登録日 2022/11/15

    評点


    鑑賞方法 映画館/愛知県/名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 

    字幕



    1995年のアイルランドが舞台。ゲイの男子高校生と、レズビアンの女子高校生が、同性愛がばれないように恋人同士を装う。
    笑って感動して、素晴らしい映画だった。竹を割ったような性格のアンバーと、煮え切らないけど男らしく見られようとするエディ。凸凹コンビが仲良くなっていく様が微笑ましい。エディの家での食事シーンは、アンバーの格好があまりにも不自然で最高に面白かった。
    同性愛への偏見がひどい学生生活の中、エディの悩みは深刻だけど、敵だけでなく理解者である男子生徒がそれとなく存在するディテールも素晴らしかった。


  • 鑑賞日 2022/11/09

    登録日 2022/11/12

    評点 70


    鑑賞方法 映画館/宮城県/チネ・ラヴィータ 

    字幕


    アンバーかっこいい

     アイルランド映画。1995年のアイルランドの田舎町が舞台。まだ同性愛が犯罪ではなくなって日が浅いころのお話。高校生のエディは父の後を継いで軍隊に入ることが既定路線だったが、自分がゲイであることに気づいていた。同級生からキスもしていないなんてゲイなのかとからかわれたことから、好きでもない女子とキスをしたりしたが何もときめかなかった。一方アンバーも自分がレズであることを自覚していて、かつて男性との性交渉の経験はあったがしらけるだけだった。高校生活の中でレズとからかわれるのに嫌気がさしエディがゲイであることを見抜き卒業までの期間限定で恋人の振りをする契約を結ぶ。しかしある時ダブリンのクラブでサラと出会ったことから、カミングアウトしてしまう。一方のエディはそのクラブでドラーグクイーンに魅せられ、別に日には男性とキスしてしまう。それを同じく同性愛志向に苦しむ同級生に見られたことから気が動転してしまう。二人は恋人関係を解消し、エディは入隊試験に合格してしまう。一方のアンバーはカミングアウトを母親が教会に相談したため町中の人が知ることになってしまう。以前にもましてレズとからかわれる毎日だったが、エディ入隊の日、ふとかつてエディと撮った写真を見て走り出し、自分がロンドンへ行くために貯めたお金をエディに渡し、自分に正直に生きることを諭し、エディは軍隊に背を向けて列車に乗り込むのだった。
     ゲイとかノンケとかいまいちわからない。性行為の先に愛があるんだろうか。もし異性の相手が病気のため性器が使えない状態だと分かったときそこに愛は生まれないのだろうか。すきに会った相手が同性か異性かという違いだけのような気がするんだけどなあ。でも、好きになる相手がすべて同性という事態に直面すれば自分が同性愛者だと気づくのかな。だからと言って行きずりの人とキスしたりセックスしたりするのはいかがなものでしょうか。ただの異常性欲者じゃないか。まあ高校生なら暴走も致し方ないかな。まあダブリンじゃだめでもロンドンに行けば何とかなるのかな。英国国教はカトリックよりは同性愛に寛容だったのかな。まあアイルランドも高校生はどこも同じなんだなあてなことも感じちゃいました。でも同性愛者って同性愛者がわかるものなんでしょうかねえ。先日見たシャイニーシュリンプスでもゲイダー(ゲイ・レーダー)があるなんてことを言ってましたが。