フランス・パリ生まれ。舞台監督の父と女優の母の影響により、12歳で舞台デビュー。フランス国立高等演劇学校で演技を学ぶ。83年に映画デビューを果たし、「ランデヴー」(85)で初主演。レオス・カラックス監督と親しくなり、「汚れた血」(86)に出演したことから国際的な注目を浴びる。「存在の耐えられない軽さ」(88)でハリウッドへ進出し、「トリコロール/青の愛」でヴェネチア国際映画祭女優賞に輝く。評価を高めてゆく中、「イングリッシュ・ペイシェント」(96)でアカデミー賞助演女優賞を受賞。「トスカーナの贋作」(10)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、世界三大映画祭を制覇した数少ない女優の一人となった。