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採点の基準。20点代はどうしても良いところが見つけられない。50点以下は自分の嗜好と合わないと思う。60点代はまあまあ。70点代は面白い。80点代は傑作。90点代は自己ベストテン級。最高得点は95点とします。双葉十三郎氏が「ぼくの採点表」で☆を付けるときに、完璧なのは無いということで5個付けなかったことに倣います。ここのレビューも出来れば☆で採点したかった。

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燃えよドラゴン

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その他 158,611 9
鑑賞日 2025/03/31  登録日 2025/03/31  評点 55点 

鑑賞方法 VOD/YouTube 
3D/字幕 -/-
いいね!レビューランキング -位

全然反抗的でない乙女たち

新東宝が経営が傾いたときにエログロ路線に走ってしまうが、その走りみたいな映画。
この映画の広告の惹句が扇情的なこと。
「あなたも半処女だ」「最後の一線を越えねば処女といえるのか」「男に抱かれたいと思う娘!男に接吻されたいと思う娘!男と遊びたいと思う娘!あなたはそのどれにも属さないといえますか!」「着物の下で弾んでゐる乳房が期待で震えてゐる」「私はわざと処女を破ってやるわ!男が結婚前に平気で童貞を捨てるのに女が処女を失っていけないなんて!そんなこという権利あんの?」

今だったらさるところから批判轟々のキャッチーな文言を並べている。けれども製作年度が1953年。もちろんエロを売り物にしてもヌードはもちろん無い。濡れ場も関節的な表現。せいぜい肌の露出度の低いいわゆるスクール水着が精いっぱいである。でもそれだけでも当時のぼんくらな男どもには充分に煽情的であっただろう。後に大映が手掛ける「性典もの」や日活の「狂った果実」に先駆けてということになるか。同時上映が「処女の性教室」というもので、この映画は観たことはないがこれも性教育を建前にしたエロ映画だろうなあと思う。私の年代だと「女体の神秘」(1967年)てなやはり性教育という趣旨だが本音はエロだという作品を思い出す。

しかし新東宝はエロを盛り込んだものをと企画はしただろうけれど、作る側は性と女性のたしなみを大真面目に描いている。まあそりゃそうだろうな。当時だったら普通の男なら、エロだけの映画を撮るのは抵抗があるだろう。
まあ今の目から見るととても道徳的な話で、惹句にあるような反逆的なことをすれば良心が痛むという乙女しか出てこない。正論的、道徳的でそれが今では偽善的にも見えてしまうのでこの映画の趣旨にはあまり共感するところはないのである。
女優では左幸子が元気よく弾けているので彼女中心に展開するのかと思えばそうではない。ラストで沼田燿一と安西響子のエピソードで締めくくるので、これが本作の群像劇での軸だったと気が付くのだ。