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君の名は

  • きみのなは
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  • 平均評点

    67.7点(72人)

  • 観たひと

    120

  • 観たいひと

    14

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル ラブロマンス / ドラマ
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/9/15
上映時間 127分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督大庭秀雄 
脚色柳井隆雄 
原作菊田一夫 
製作山口松三郎 
撮影斎藤毅 
美術熊谷正雄 
装置関根正平 
装飾星野武 
音楽古関裕而 
録音小尾幸魚 
照明磯野春雄 
編集杉原よ志 
衣裳五島サエ子 
特殊撮影川上景司 
円谷英二 

キャスト

出演岸恵子 氏家真知子
市川小太夫 勘次
望月優子 信枝
佐田啓二 後宮春樹
月丘夢路 後宮悠起枝
淡島千景 石川綾
川喜多雄二 浜口勝則
市川春代 徳枝
小林トシ子 
野添ひとみ あさ
笠智衆 加瀬田修造
須賀不二男 水沢謙吾
淡路恵子 奈美
三井弘次 横山
ナレーション阿里道子 

解説

菊田一夫のNHK連続ラジオドラマの映画化で、「その妹」の柳井隆雄の脚本を、「愛欲の裁き」の大庭秀雄が監督している。撮影は「美貌と罪」の斎藤毅、音楽は「金さん捕物帖 謎の人形師」の古関裕而。出演者は「旅路(1953)」の岸恵子、佐田啓二、月丘夢路、「きんぴら先生とお嬢さん」の淡島千景、野添ひとみ、「若旦那の縁談」の川喜多雄二、望月優子など。

あらすじ

昭和二十年五月二十四日の東京大空襲の夜、数寄屋橋の上で互いに命を助け合った若い男女後宮春樹と氏家真知子は、半年後の二十四日の夜、この橋の上で再会しようと約束した。青年は別れ際「君の名は」と聞いたが、彼女は名を言わず立去った。しかし約束の夜真知子は遂に現われなかった。彼女は頑迷な叔父の強制で縁談の為佐渡ケ島に滞在していたのだ。そこの料亭ひさご家の娘綾の協力で、やがて真知子は春樹を探し求めるが、ようよう尋ね当てた春樹の姉で戦争未亡人の悠起枝もなぜか冷ややかであった。一年後の二十四日の晩遂に二人は再会したが、それは真知子が浜口勝則と結婚する前日でもあった。勝則と結婚した真知子の生活はうまくゆかなかった。姑は意地悪く、勝則は春樹との間を疑った。その頃綾は上京して、或宴会の席で春樹に会い、真知子の不幸を打明けるが、綾も何となく春樹に惹かれるのだった。が、春樹は新課長に転任してきた勝則に失職させられる。真知子は夫の卑劣な態度に我慢がならず、春樹の下宿へ詑びに行くが、姑に目撃されて遂に浜口家を飛びだす。数日後、彼女は佐渡ケ島の叔父の家の病床にあった。彼女は離婚を決意するが、既に勝則のたねを宿していた。死の道を選んだ真知子が、巍々たる断崖に辿りついた時、飛んできて彼女の躰を抱きしめたのは春樹だった。結婚をせがむ春樹に、真知子は告げねばならなかった。「いいえ、出来ません、浜口の子供が生れるんです。もはや私の生きている限り、私と浜口は太い鎖でつながれているのです」。鳴咽する真知子と衝哭する春樹の脚下に、佐渡の怒涛が轟然と砕ける。

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