サンダーバード(2004)

世界平和のために活躍する国際救助隊を描いたＳＦアドベンチャー。1960年代の人気ＴＶシリーズの映画化。監督は「スター・トレック／叛乱」のジョナサン・フレイクス。撮影は「ヴェロニカ・ゲリン」のブレンダン・ガルヴィン。音楽は「キング・アーサー」のハンス・ジマー。美術は「光の旅人　Ｋ―ＰＡＸ」のジョン・ビアード。編集は「シカゴ」のマーティン・ウォルシュ。衣裳は「ハルク」のマリット・アレン。出演は「スパイキッズ3―Ｄ：ゲームオーバー」のビル・パクストン、「マイ・ハート、マイ・ラブ」のアンソニー・エドワーズ、「アンダーワールド」のソフィア・マイルズ、「24アワー・パーティ・ピープル」のロン・クック、「英雄の条件」のベン・キングズレー、「Ｋ―19」のレックス・シャープネル、7歳から子役として活躍するブラディ・コルベットほか。

2020年、南太平洋に浮かぶ孤島トレーシー・アイランド。ここを秘密基地にして、世界に起こる危機から人類を救うために組織された国際救助隊、サンダーバードは、日々活動している。彼らの活躍をアメリカからテレビ画面を通して見守っているのは、サンダーバードの創設者であるジェフ・トレーシー（ビル・パクストン）の五男で14歳のアラン（ブラディ・コルベット）。ジョン（レックス・シャープネル）を始めとする4人の兄たちは、トレーシー・ボーイズとして、すでに国際救助隊で活躍していた。アランの夢は、一刻も早くサンダーバードの正式な隊員になること。そんな時、サンダーバードを逆恨みするフッド（ベン・キングズレー）が、その名声を地に堕とすべく計画を実行に移した。トレーシー・アイランドをミサイルで攻撃し、サンダーバードが出動している隙に、世界中の銀行を襲撃。窮地に追い込まれた国際救助隊の、最後の希望はアランだった。春休みでトレーシー・アイランドに戻っていたアランは、ジャングルに身を潜め、反撃の機会を窺う。同じ頃、救助隊唯一の外部メンバーであるレディ・ペネロープ（ソフィア・マイルズ）もトレーシー・アイランドに向かう。アランは少年少女の友人2人と共に反撃を開始し、見事フッドを逮捕に追い込んだ。そしてアランと友人たちは、サンダーバードの正式な隊員として認められるのだった。