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     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,729 2
総鑑賞データ数 7,064,650 558
総レビュー数 933,094 122
鑑賞方法別データ数
映画館 1,834,126 155
レンタル 596,906 11
購入 124,720 7
VOD 559,557 124
テレビ 924,129 83
その他 158,642 22

フラッグ・デイ 父を想う日

  • ふらっぐでいちちをおもうひ
  • FLAG DAY
  • FLAG DAY
  • 平均評点

    68.5点(125人)

  • 観たひと

    174

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2021
公開年月日 2022/12/23
上映時間 112分
製作会社 Wonderful Films=Rahway Road Productions=New Element Media=CLyde is Hungry Films=Conqueror Productions=Manitoba Film & Music
配給 ショウゲート
レイティング PG-12
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル

スタッフ

キャスト

(C)2021 VOCO Products, LLC

場面

予告編


     

解説

監督・主演を兼任したショーン・ペンが、構想15年を費やして衝撃の実話を映画化。1992年。裁判を控えた米国最大級の贋札犯ジョンが逃亡する。史上最高額の贋札を偽造したジョンの実像とは? 父に変わらぬ愛情を抱き続ける娘ジェニファーとの関係とは? 共演はショーン・ペンの娘ディラン・ペン、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のジョシュ・ブローリン。

あらすじ

1992年、一つのニュースが全米に衝撃を与える。裁判を控えたアメリカ最大級の贋札事件の犯人、ジョン(ショーン・ペン)が逃亡したのだ。その犯罪の顛末を知らされてもなお、娘のジェニファー(ディラン・ペン)は、“私は父が大好き”と呟く。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、一体どんな男だったのか? 父に変わらぬ愛情を抱き続けるジェニファーとの関係とは? ジェニファーの幼い頃から“平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた”父との思い出。宝物のように貴く、だからこそ切ないその日々が紐解かれていく……。

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  • 鑑賞日 2024/05/13

    登録日 2024/05/13

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/ザ・シネマ 

    字幕


    生きる娯しみ

    少しずつ劇場で見た日のことを思い出そうとしています。塚口でが比較的大きい劇場で私一人だったんですね。家族で作った映画。羨ましいです!


  • 鑑賞日 2023/12/27

    登録日 2023/12/27

    評点 68


    鑑賞方法 その他/TSUTAYA DISCAS 

    字幕


    才能を生かす道を誤った親父

    実話をベースの映画なのですね。
    犯罪を繰り返すダメ親父(ショーン・ぺん)だが、こんな父親に愛想を尽かし再婚した母親との関係ももっと悪く、家を飛び出した娘ジェニファー(ディラン・ペン)目線で描いた親子の映画。
    弟のニック(ホッパー・ジャック・ペン)も含め、本当の親子で演じているとは他の方のレビューで知った。
    本物の親父ショーン・ペンは本作の監督も務める立派な父親ですよ。
    父親は天才的な才能(絵心や器用)を違う方向に生かせばよかったが最後は偽札作りをやっちゃった。75年の刑とは厳しい。
    娘ジェニファーは夢のジャーナリストの方向へ進むが、父親をベースの調査報道を行えばいいのでは。
    タイトルの「FLAG DAY」はアメリカの祝日だったのですね。たまたま父親のお誕生日も同じ6月14日。1949年にトルーマン大統領の時代に制定されたとのこと。お勉強でした。


  • 鑑賞日 2023/07/11

    登録日 2023/07/24

    評点 70


    鑑賞方法 選択しない 


    父を見る眼 ネタバレ

     ショーン・ペン演じるジョンの娘ジェニファー役の女優がショーンの実の娘だったとは気がつかなかった。さらに弟ニック役の男優も実の息子とのこと。親子初共演らしい。
    顔の方はあまり似ていないように思うのだけど、内に秘めた感情が知らず表にこぼれ出すあたりの演技は父親譲りのように思えた。 
     何事もうまくいかず、また天性の嘘つきでどうしようもない父親であるにも関わらず、一方では娘をとても可愛がり、娘の方も父を慕っていた。そんな愛憎が入り乱れる長女ジェニファーをディラン・ペンが好演している。というか監督でもある父親が娘の実力を存分に引き出している感じ。
     いい加減な生活から足を洗わせ堅気の仕事に就かせようと腐心するジェニファー。管理職の仕事が見つかったと娘に嘘をつくジョン。疑いを拭えないジェニファーがこっそり父の仕事ぶりを遠くから眺める。こみ上げる悲しみを抑えきれられない様子が印象的だった。
     映画は最後までジェニファーの視点で描かれており、故に彼女の演技ひとつで映画の出来不出来が決まってしまうところがある。
     もちろん彼女が見つめるその先には父親ショーン・ペンがおり、彼の演技はいつもながら申し分のない出来なのでそれだけでも十分絵になるのだけど、その愚かな父に対する受けの演技が見どころだった。父娘の熱を帯びた演技合戦が見どころの映画でした。


  • 鑑賞日 2023/07/08

    登録日 2023/07/15

    評点 60


    鑑賞方法 レンタル/神奈川県/ゲオ/ゲオ大和中央店 

    字幕


    アメリカのハタ坊は、ちょっとおそ松くん。 ネタバレ

    国旗制定の「フラッグ・デイ」というものがあることを初めて知った。ジョン・ヴォーゲル(ショーン・ペン)の
    誕生日というわけだが、王道を歩いて人生を築くわけではなかった。自らを恃むところが強く、仕事は
    ことごとく失敗、家族を連れてさまよってしまう。娘のジェニファーにすればユーモアあふれる優しいパパ。

    その優しいパパが、米ドルの偽札を作るという大犯罪を犯した。1992年のこと。映画は彼の運命を
    決めたこの犯罪から描かれる。娘のジャニファーは、父ジョンの遺品を受け取りながら感慨にふける。
    そして回想シーンへ入る。オープニングとエンディングを同じ事件で合わせて、本編を回想で進める。

    1975年、ジョンは家族を置いて、ふらりと出奔してしまう悪癖があった。戻ってくれば、景気のいい話
    ばかりで農場を買う。母親パティと弟ニックで平和に暮らす日々もあった。しかしそれも借金返済で行き
    詰まり破産。ジョンは姿を消し、パティは酒浸りになり、家事も出来ない。伯父のベックが、ジェニファー
    とニックを連れだしジョンの元に届ける。ところが新しい母親とも上手くいかず、また母親やパティの元に。
    1981年、ジェニファーは高校生に。母親の再婚相手と合わず、父親ジョンの元に向う。ジョンは借金を
    抱えていた。仕事を見つけるために、スーツを着て各地を回る。そんなジョンを雇うところなどどこにもない。
    血迷ったジョンは銀行強盗を決行する。ずさんな計画で、すぐに警察に捕まる始末。

    ジェニファ-は並外れて優れた文章力でジャーナリストを目指す。しかし父親の服役が就職の妨げに
    なり、上手くはいかない。背水の陣で臨んだ新聞社に拾われ、ジャーナリストとしての第一歩を記す。
    ジェニファーは着実にキャリアを重ねる。しかしジョンは出所しても正業に就くことなどなかった。合衆国
    紙幣の偽造という重罪を犯す。ジョンの金への妄執がなせる手の込んだ犯罪だった。

    この映画は親子共演という話題作りは上手くいったが、肝心の映画の主人公のジョンのキャラクター
    造形が失敗してしまった。ただのチンピラヤクザでしかない。原作は父親の様々な面が描けていたの
    かもしれないが、映画とすると自業自得のオヤジでしかない。


  • 鑑賞日 2023/01/04

    登録日 2023/05/21

    評点 68


    鑑賞方法 映画館/大阪府/大阪ステーションシティシネマ 

    字幕


    うーん…実話って…。

    こんなお父さんは、いやです…。
    擁護するポイント、なかなか見つからないよ。
    でも、ショーン・ペンがやると、なんだか放っとけないような気分にさせられる。
    ダメでしょ、このお父さんは本当に。
    なのに、泣いちゃったもんなー、ラスト。
    ストーリーよりも、演技を楽しむ感じでしょうか?

    音楽好きなショーン・ペンだけあって、劇中歌が、ものすごく良かった!!


  • 鑑賞日 2023/01/22

    登録日 2023/02/06

    評点 60


    鑑賞方法 その他/シネマプラザハウス 

    字幕


    ダメ人間って演じがいがあるのかな

    実話を実の父娘が演じている、しかもショーン・ペンが監督も手掛ける。
    となると想像できるのは、これはショーンも犯罪などはしなかったが、娘には悪いことをした、直接に面と向かって謝罪するのは照れるので、映画にしてみました、ということじゃないだろうか。これはショーンの娘に対する贖罪の映画なのかもしれない。娘の弟役も実の弟だから、これはファミリー映画でもあり、ますますショーンが懺悔のために演出や演技も兼ねたという気持ちが強くなった。だってこれまでショーンは6本演出をしているが、その演出作品で出演も兼ねているのが今回初めてなのだから。娘や息子への謝罪の意味を込めるなら、このどうしようもない父親は自ら演じるしかないだろう、と考えたに違いない。これでこの父親と母親の出る幕があれば、彼の女房も女優であるから出演しただろうね。そうなると一家総出の映画だ。

    ほんと、この父親はクズ人間なのである。犯罪を繰り返し、警察の御厄介になっているので、これを最後まで改められない。もうそんな性格は一生治らない。今は誰も言わなくなったけど、バカは死ななきゃ治らない、という男。そんなクズな父親だけど、娘には良く見せようとするというまともなところもある。まあ、ただのカッコつけで自己陶酔だろうけど。だが、そのためには犯罪を犯さなきゃならないという間違った認識しかないのだった。

    そんな父親とはかかわりあいたくないとなるのが普通だろうが、娘は父親を見捨てることができなかった。

    そんな娘を実の娘に演じさせ、自分はクズな父親を演じて映画のようにダメな俺だけど愛して頂戴という虫の良いメッセージを送っているのかも。

    で、そういう贖罪の映画であるならば、そんな映画はホームムービーで良いんじゃねえか、他人から金を取って見せるもんじゃないとも思ったけど、まあ人の心理は不思議なもの、こんなろくでなしでも、思慕の気持ちがある娘の気持ちを推し測るという気持ちで観た方がよさそうだ。自分だったらそんな父親は見限るなあ、母には強く離婚を求めるよ。


  • 鑑賞日 2023/02/02

    登録日 2023/02/06

    評点


    鑑賞方法 映画館/東京都/シネマート新宿 

    字幕


    美しい紙きれと父。

    最後までどうしようもない父じゃないか…と思わざるを得ないが、もうこれは娘にしかわからない感情。父と昔の思い出と残像とを表現しているであろう映像がちょっと創り過ぎてて個人的にはちょっと美しいというより目障りに感じた部分も。


  • 鑑賞日 2022/12/28

    登録日 2023/01/30

    評点 64


    鑑賞方法 映画館/茨城県/シネプレックスつくば 

    字幕


    ちょっと薄味 ネタバレ

    犯罪者で嘘つきだが子煩悩な男とその娘との半生に渡る愛と葛藤を描く物語。
    ショーン・ペン主演・監督作品。米国のジャーナリストのジェニファー・ヴォ―ゲルの回顧録を原作とする。

    娘のジェニファーをショーン・ペンの実娘のディラン・ペンが演じる。
    ろくでなしの父と賢い娘という、よくある取り合わせ。これまで多くの同様な物語が作られてきた。さて、本作の新しさは何か。

    心情描写の濃度は低いし尺も短い。セリフも最小だ。そして、バラードの楽曲を背景とするミュージック・ビデオ風のシークエンスが何回か登場する。
    娘の父への好意と不信感、それらがないまぜとなった雰囲気の醸成だけに注力したようなつくり方である。

    父ジョンの「ろくでなし」の描写が中途半端なのが最大の欠点だろう。娘の視点での描き方なのだが、ところどころ父だけの描写が点在する。それは彼の「ろくでなし」ぶりを示唆するものが多いのだが、銀行強盗前後のシーンや、贋金づくりのシーンが、短く挿入される。
    そして、ラストの父の最期はテレビ中継で娘が見るという演出。

    娘を主人公に据えるならば(そのような作りに見える)、娘の目に触れない父の描写はカットすべきだったろう。だが、それでは父のろくでなしの心情描写はほぼ不可能だ。
    だから、尺が長くなるのは許容して、娘の紆余曲折の青春と、父の悪事の描写を並列して描くべきだった。

    おそらく原作だけでは、父の心情描写を作劇するのは難しいのだろうけど。そこを創作するのが映画ではないでしょうか。


  • 鑑賞日 2023/01/05

    登録日 2023/01/26

    評点


    鑑賞方法 映画館/千葉県/T・ジョイ蘇我 

    字幕



    こんな親父も、お袋も嫌だ!!
    娘さんが不憫
    息子も篭っちゃうよ(>_<)


  • 鑑賞日 2023/01/20

    登録日 2023/01/23

    評点 81


    鑑賞方法 映画館/愛媛県/シネマサンシャイン重信 

    字幕


    辛いけど美しい

    母と娘の、濃い親子愛を描いた作品は沢山ありますが、
    父と娘って、あまり無いですよね。
    だいたい父親なんて、その辺に居るだけの存在ですし。

    もうどうしようもない、ダメな父親なんですけど、
    娘には大切な人なんですね。
    辛い子供時代の映像が美しく描かれています。
    ダメ父は、ショパンが好きだそうで、
    本来は繊細で心根の美しい人なのかも。

    主人公にとっては、この頃の思い出が一生の宝物。
    そして、
    人生の転機に、過去の父親からの教えが役に立つ。

    音楽も良いです。でも歌詞が字幕に出てればもっと楽しめたのに。
    で、サントラを買いました。
    ショーンペン監督とは以前からタッグを組んでる音楽家のオリジナルが多く収録されています。
    映画に音楽が付随する意味と、楽しみを久々に体現しました。

    俳優さん達も見事な演技を魅せます。ラスト近くにほんの少し出演してる、
    あの俳優さんの素晴らしさ!

    人間の心情を、美しい映像と音楽で表現した完成度の高い作品です。