これはポルノ映画？

アラン・ギロディ監督特集の3本目に鑑賞。
『ノーバディーズ・ヒーロー』『ミゼリコルディア』と連続鑑賞して、ようやく監督の特徴がわかりました。
どうもゲイ作品が得意のようです。

また、本作はセックス描写がえげつなく、これはポルノ映画ではないのか？と思ってしまいました。

そんな本作は湖のハッテン場で起こる愛憎劇。
その湖にナンパではなく、ただたたずみに来ている男がいる。
主人公はその男と喋るようになるのだが、というストーリー。

そこに殺人事件が起こるのですが、ワンシチュエーションのサスペンスは面白い。
犯人は主人公の恋人ということで、刑事に告白をするのか。
それとも恋人に殺されるのか。
逃げるかと思った主人公が、最後に恋人の名前を呼んだところで終わる。
すでに恋人関係は破綻していると思うだけに、自主を迫るのでは？と思いました。

また、見知らぬ男は自殺願望があったのか。
主人公と肉体関係はないものの、主人公を庇うような結末に見知らぬ男の切ない過去を想像する。

自然光を使った映像はいいのですが、男だらけの何本もブラブラしたフルヌードは目のやり場に困る。
それに、ホンモノの液体が飛び出たり、生でお口パクパクをスクリーンで観るのは衝撃的。
もしかしたら合体もリアル？と思ってしまった。
これだけ映画を観ても、映画において未体験があるのかと、経験不足と思った次第です。