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映画館(or自主上映スペース)で年間600~800本見る生活です。
17時を過ぎたら仕事場を離れて映画館の闇にまぎれます。
見る映画のジャンルは問いません。どんな映画にも面白さがある。
“今そこにある劇場公開作”を全部見ることが、さしあたっての目標です。

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     KINENOTE DATA       前日比
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総レビュー数 932,345 185
鑑賞方法別データ数
映画館 1,832,961 284
レンタル 596,834 15
購入 124,666 13
VOD 558,666 232
テレビ 923,520 113
その他 158,553 21
鑑賞日 2025/03/26  登録日 2025/03/27  評点 70点 

鑑賞方法 映画館/京都府/京都シネマ 
3D/字幕 -/-
いいね!レビューランキング 311位

全財産失っても。

定年退職した中国系アメリカ人ジェリーが、中国警察からの一本の電話で国際的金融事件の容疑者であると知らされ、嫌疑を晴らすために囮捜査に積極的に協力して、子どもたちの住宅資金として貯めた預金を送金するなどしていくが…

架空請求詐欺などが大きく報道される日本にあっては、この筋書きの早い時点で本作で描かれているのは詐欺事件であることを見抜く観客は多いだろう。映画としては、中国当局のアメリカでの暗躍などの方が妙味深いところだが、詐欺を防ぐ啓蒙映画としての役割は大きいとも言える。

預貯金のほぼ全額の送金が終わったら、電話が通じなくなる展開は分かっていたものの、その後の家族のジェリーに対する接し方など終盤になって本作の真価が感じられてくる。

ホームビデオで自身を撮っていたジェリーが自主制作で作った映画が本作。ほとんど全てのお金を失っても、次の人生に進む決心をするジェリーこそが人生のサバイバー。