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映画館 1,834,721 309
レンタル 596,936 16
購入 124,741 7
VOD 559,951 235
テレビ 924,422 193
その他 158,681 23
鑑賞日 2025/04/02  登録日 2025/04/02  評点 65点 

鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 
3D/字幕 -/-
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政治的な設定もファンタジー?

沖縄の民話「運玉義留」を元にした、
1969年の沖縄を舞台にした作品。

サトウキビを絞る仕事をしていたギルー(小林薫)が、
砂糖に放火した濡れ衣を親方に着せられ、
運玉森に逃げてキジムナーの手術によって超能力を得た義賊のウンタマギルーになる、
という寓話的なストーリー。

時代設定である1969年は、
沖縄が日本に復帰する話が持ち上がった頃で、
それに対抗して、現状維持や、沖縄独立を目指す運動もあったらしく、
ウンタマギルーは独立派と行動を共にしたりもする。

したがって、現実の沖縄県人の一部に独立の夢があって、
「義賊の力を借りて実現させたい」という彼らのファンタジーを描いたと思えるストーリーとも思える。

でも、ラストのオチからして(文末のネタバレを参照)
その設定は決して現実ではなく、
「独立の願望」はファンタジーとしての設定に過ぎないと感じた。
(即ち、「政治的な映画」は架空の設定で、実は全然政治的ではないということ)

--

普通の芝居のシーンと、
歌で物語を語るシーンとの両方があるのが独自のスタイル。

--

ウンタマギルーが超能力の持ち主だというのは映画のオリジナルの設定っぽいが、
空中浮遊といえばタルコフスキーを連想してしまう。

でも、作品的には共通点は見当たらないから、
関係ないかな?

--


<以下、ネタバレ>





このストーリーは夢オチだったと思ったのだけど…、違うのかな?