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雲霧仁左衛門(1978)

  • くもきりにざえもん
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  • 平均評点

    62.3点(83人)

  • 観たひと

    152

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/7/1
上映時間 160分
製作会社 松竹=俳優座
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督五社英雄 
脚本池上金男 
原作池波正太郎 
製作佐藤正之 
岸本吟一 
杉崎重美 
製作補森誠一 
佐生哲雄 
撮影小杉正雄 
美術西岡善信 
鳥居塚誠一 
音楽津島利章 
録音小沼渡 
照明山田和夫 
編集諏訪三千男 
製作主任三島巌 
製作担当内田貴夫 
監督補佐菊池靖 
大塚莞爾 
助監督杉村六郎 
スチール金田正 
殺陣湯浅謙太郎 

キャスト

出演仲代達矢 雲霧仁左衛門
岩下志麻 七化けの千代
長門裕之 木鼠吉五郎
あおい輝彦 因果小僧六之助
倍賞美津子 黒塚のお松
夏八木勲 州走りの熊五郎
川谷拓三 山猫三次
下川辰平 治平
松野健一 三坪の伝次郎
隆大介 大工小僧七松
早川純一 犬神の亀造
市川染五郎 安部式部
高松英郎 山田藤兵衛
内田良平 千秋与茂七
山城新伍 岡田甚之勘
石橋正次 高瀬俵太郎
佐藤京一 柳助次郎
橋本功 井口源助
原田清人 津山伝七
稲葉義男 政蔵
宮下順子 おまき
宍戸錠 富の市
山本麟一 暁星右衛門
成田三樹夫 櫓の福右衛門
田中邦衛 駒寺の利吉
丹波哲郎 松屋吉兵衛
松坂慶子 お伊玖の方(志乃)
山口崇 尾張中納言
梅宮辰夫 荒木十太夫
加藤剛 大久保佐渡守
松本幸四郎 辻蔵之助

解説

非情な武家組織に追われて盗賊と化した男と、彼に熾烈な闘争を挑む火付盗賊改めの姿を描く、池波正太郎原作の同名小説の映画化。脚本は「影狩り」の池上金男、監督は「暴力街(1974)」の五社英雄、撮影は「愛情の設計」の小杉正雄がそれぞれ担当。

あらすじ

享保七年頃、江戸では豪商富商が次々と襲われ大金を奪われる事件が頻繁に発生していた。強力な犯罪取締りの権限をもつ火付盗賊改め長官・安部式部は、怪盗雲霧一味の捜査に全力を傾注していたが手がかりは掴めなかった。ある晩、雲霧一味は式部の裏をかき、まんまと油問屋武蔵屋を襲う。事前に一味を武蔵屋に配し、金のありかを探知したところで根こそぎかっさらい、姿をくらました雲霧の名は一段と広まり、式部のいらだちは増していった。雲霧仁左衛門は、十年程前、公金横領の罪をかぶせ、家を焼き払ったうえ、許婚者の志乃まで奪った重臣たちへの怨念をはらすべく、天下の法に戦いを挑んでいたのであった。泥棒稼業から足を洗おうとしていた雲霧は最後の仕事として、尾張屈指の呉服商、松屋を狙う。一方、雲霧一味の動きを探知した式部も部下の山田や千秋ら腹心を従えて一味を追った。また、侍にしてもらう代償として、雲霧を捕える事を要求されていた富の市も、式部とは別に雲霧を追っていた。その頃松屋では、千代が店に入り込み人気を集め、主人の松屋吉兵衛は彼女を後妻にむかえようとする。松屋襲撃の日、火付盗賊改めも続々と尾張へ集まり、雲霧の動きを待った。雲霧一味は音もたてずに松屋に侵入し、金蔵を破り、金箱を舟に積み込んだ。最後の一箱を積み終えた時、突然対岸に火付盗賊改めが現れ、血みどろの死闘が始まる。夜が明けて戦いは終わったが、吉五郎をはじめ雲霧一味は殆が捕えられるか斬殺された。しかし、その中に雲霧の姿がなかったため、式部は雲霧捕縛に追求の手をゆるめなかった。そんな時、蔵之助が弟の身替りとなって、自首してくる。雲霧は兄の仇と己の怨みを晴らすべく、単身で尾張藩主継友、家老荒木十太夫を襲った。しかし、そこで雲霧は十年ぶりに再会した志乃から、継友の息子松寿丸は雲霧の子供であった事実を明かされ、驚愕する。志乃はそれを告げて果てた。そして秋、江戸広徳寺に式部が建てた雲霧の石塔の前で隠世姿の式部と僧姿の雲霧が、手向けの水と真白な花を各々携えてすれ違った。おたがいの心を輝く瞳の中にひめながら、激しく燃えた男同士の戦いは、ここに幕を閉じたのであった。

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