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おかあさん(1952)

  • おかあさん
  • Mother
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  • 平均評点

    77.9点(130人)

  • 観たひと

    204

  • 観たいひと

    17

  • レビューの数

    36

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1952
公開年月日 1952/6/12
上映時間 98分
製作会社 新東宝
配給 新東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督成瀬巳喜男 
脚本水木洋子 
製作永島一朗 
撮影鈴木博 
美術加藤雅俊 
音楽斎藤一郎 

キャスト

出演田中絹代 福原正子
三島雅夫 福原良作
片山明彦 福原進
香川京子 福原年子
榎並啓子 福原久子
三好栄子 おばあさん
鳥羽陽之助 福原直彦
一の宮あつ子 福原こよ
中北千枝子 栗原則子
伊東隆 栗原哲夫
中村是好 平井信造
本間文子 平井みの
岡田英次 平井信二郎
加東大介 木村庄吉
沢村貞子 おせい

解説

製作は「暁の急襲」の永島一朗で、全国児童綴り方集「おかあさん」(講談社発行)から、「せきれいの曲」の水木洋子が脚本を書き、「お国と五平」の成瀬巳喜男が監督に当たっている。撮影は「海賊船」の鈴木博。主演は「安宅家の人々」の田中絹代、「黎明八月十五日」の岡田英次と香川京子で、三島雅夫、片山明彦、中北千枝子、加東大介などが助演している。

あらすじ

戦災で焼け出された洗濯屋の福原一家は、父が工場の守衛、母は露店の飴売り、娘の年子はキャンディ売りに精を出したおかげで、やっと元のクリーニング屋を開くことができた。長男の進は母に会いたい一心から病気の身で療養所を逃げ出してきたために死んでしまったが、店は父の弟子であるシベリア帰りの木村のおじさんが手伝ってくれることになり、順調なスタートを切った。年子が近所のパン屋の息子信二郎と仲良しになった頃、病気で寝ていた父が死んだ。母は娘二人と引き揚げ者の甥哲夫を抱え、木村の手ほどきを受けながら女手一つで馴れない店を切り回すことになった。木村と母の間についてあらぬ噂が立っていることを信二郎から聞いた年子は、娘心に思い悩んだが、妹の久子を他家に嫁にやる話まで出るようになると、女の腕のかよわさをしみじみと悟らざるを得なかった。事実久子はもらわれていき、哲夫もやっと一人前の美容師になった母親の元に戻されることに決まって、一家は最後の楽しいピクニックに出かけた。やっと母も一人立ちできるようになり、木村は自分で店を出すために去っていった。母一人娘一人残った福原家では、新しい小僧も迎え、ようやく将来への安定した希望も湧いてきたのだったが--年子の心には、母は本当に幸せなのだろうか、とかすかな憂いが残って消えないのだった。

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