男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

KINENOTE公式Twitter

KINENOTE内検索ランキング

映画

映画人

     KINENOTE DATA       前日比
会員数 54,722 -1
総鑑賞データ数 7,051,929 610
総レビュー数 930,605 117
鑑賞方法別データ数
映画館 1,830,041 163
レンタル 596,707 10
購入 124,552 11
VOD 556,554 192
テレビ 922,237 103
その他 158,371 9

女殺し油地獄(1957)

  • おんなごろしあぶらじごく
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    61.6点(20人)

  • 観たひと

    49

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/11/15
上映時間 99分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督堀川弘通 
脚色橋本忍 
原作近松門左衛門 
製作堀江史朗 
撮影中井朝一 
美術河東安英 
音楽宅孝二 
録音藤好昌生 
照明猪原一郎 
編集岩下廣一 
衣裳森太樹 
製作担当者板谷良一 
助監督松森健 
記録米山久江 
スチール高木暢二 

キャスト

出演中村扇雀 河内屋与兵衛
中村鴈治郎 父徳兵衛
三好栄子 母さわ
香川京子 妹おちか
若宮忠三郎 さわの弟太兵衛
新珠三千代 豊島屋お吉
山茶花究 夫七左衛門
池田栖子 娘お清
志摩多佳子 娘お千代
藤乃高子 天王寺屋小菊
上田寛 郎九
岩井半四郎 小栗八弥
三津田健 用人山本森右衛門
芦屋雁之助 皆朱の善兵衛
芦屋小雁 刷毛の弥五郎
水の也清美 女将おまき
三田照子 仲屋おいち
浜路由美 仲屋おもと
谷晃 白稲荷法師
南道郎 封間幸平
田武謙三 小兵衛
桂米朝 市兵衛
林雄太郎 佐次郎
大村千吉 宇吉
市原悦子 女中お梅
畑義温 長松
都家かつ江 さく
馬野都留子 茶屋の婆さん
一万慈鶴恵 かめ屋の婆さん

解説

近松門左衛門の世話浄瑠璃『女殺油地獄』の映画化。「どたんば」の橋本忍が脚色、「「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪」の堀川弘通が監督し、「危険な英雄」の中井朝一が撮影した。主演は「「元祿忠臣蔵・大石最後の一日」より 琴の爪」の中村扇雀、「どん底」の中村鴈治郎、「地上」の香川京子、「遥かなる男」の新珠三千代、「どん底」の三好栄子、それに藤乃高子、山茶花究。色彩はアグファカラー。1958年2月5日より全国公開。

あらすじ

与兵衛は天満の油屋河内屋の一人息子で、生さぬ仲の父徳兵衛と母親のさわに甘やかされ我侭一杯に育った。親の金を持ち出しては遊女の小菊に入れ揚げるという有様だったが、そうそうは金も続かず無理な借財がかさんだ。口入屋の小兵衛から借りた金の返済期限は明後日の宵節句に迫っていた。しかも手形の判は謀判だった。印鑑偽造は縛り首の重罪である。金の工面が思うように行かない与兵衛は、家へ帰ると徳兵衛やおちかに当り散らした。挙句には殴る蹴るの乱暴を働き、とうとうさわから勘当を云い渡された。親戚縁者からは見離され、道楽者、極道者の烙印を押された与兵衛に、河内屋の向いに同じ油屋を営む豊島屋の女房お吉だけは優しい言葉をかけてくれるのだった。恥を忍んで小菊に金を貸してくれるよう頼んでもけんもほろろに断られた与兵衛の最後の寄りどころはお吉の家だった。夫の七左衛門は丁度留守。ところが徳兵衛、それからさわが間もなく現われたのだ。二人とも、三百、五百の金を懐中にして、与兵衛が立寄ったら渡してくれるようにとお吉に頼みに来たのだった。金の出来ない時には自殺するつもりで短刀まで買いこんだ与兵衛だったが、一部始終を蔭で聞き、助かりたい、河内屋の暖簾を傷つけたくない、そして親にはこれ以上迷惑をかけたくない、そう気が変った。お吉から八百の銭を涙をこらえて押し頂くのだったが、それでもまだ金は足りなかった。主人が帰ってからと云うお吉に、「無理を承知で!」と与兵衛は必死になってすがりついた。だが短刀を見てお吉は本能的に逃げ腰になった。それを追う与兵衛はいつの間にか短刀を抜き、夢中でお吉を斬りつけていた。血と油にまみれて倒れたお吉はやがて動かなくなった……。「わいのような極道もんの仏祭りは、どうでもええわ、お吉さんの回向を頼みます」そう言い残して家の者の止めるのを聞かず与兵衛は自首して出た。--数カ月後与兵衛は、高手小手に縛られ裸馬に乗せられて町中を引き廻され、処刑された。

関連するキネマ旬報の記事