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警視庁物語 遺留品なし

  • けいしちょうものがたりいりゅうひんなし
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    69.2点(33人)

  • 観たひと

    41

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/9/15
上映時間 66分
製作会社 東映東京
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督村山新治 
脚本長谷川公之 
企画斎藤安代 
撮影佐藤三郎 
美術北川弘 
音楽富田勲 
録音広上庄三 
照明吉田一一 
編集祖田富美夫 

キャスト

出演松本克平 捜査一課長
神田隆 捜査主任
堀雄二 長田部長刑事
南廣 山村刑事
花澤徳衛 林刑事
山本麟一 金子刑事
須藤健 渡辺刑事
佐原広二 高津刑事
片山滉 指紋係員
北峰有二 鑑識係員
藤里まゆみ 1号室の母親
長谷部健 池原清
東恵美子 岡山光江
木村功 須貝七郎
成瀬昌彦 小柳
八代万智子 篠原セツ子
星美智子 3号室の女主人
谷本小夜子 井口花子
友野博司 6号室の大学生
杉山徳子 「パロマ」の女
月村圭子 「パロマ」のレジスター
殿山泰司 「のぞみ」社のおやじ
杉丘のり子 坂井久子

解説

警視庁物語シリーズの第十一話。「警視庁物語 一〇八号車」のコンビ長谷川公之が脚本、村山新治が監督をそれぞれ担当した。撮影も同じく「警視庁物語 一〇八号車」の佐藤三郎。

あらすじ

アパートの一室で殺人事件が起った。被害者は、坂井久子という電話交換嬢で、遺留品はなかった。株券も通帳も手をつけずに置かれてあった。聞きこみが始まった。被害者は株券を買いこんでおり、同じビルに勤めている須貝という男とつき合いをもち、最近は生理学教室で研究をしている池某なる男とも交際があるということが分った。また、株券のほかに無記名投資信託を相当額もっていたことも分った。犯人はそれを狙ったのだ。被害者は二十九歳という年齢から推してみて結婚を急いでいたらしく、結婚相談所で生理学教室員という婚約者を見つけて喜んでいたという話だ。須貝のアリバイは成立した。あとは、池某を割り出すことだ。遂に、被害者の利用した結婚相談所が発見された。そこで、池原清なる男を紹介されたのだった。親友光江は池原の写真を見せられて驚いた。光江は池原と交際があったのだ。池原は当時、被害者久子との交際を光江に乗りかえていたのだった。池原はニセ医者で、光江は結婚の約束までしたという。そして、研究の費用として、十万円をパロマという喫茶店に届けたとも言った。池原のアリバイはなく、投資信託を銀行に売りに出したのも当人と分った。刑事たちはパロマへ張り込んだ。池原は現われなかった。が、そこで事件の鍵とも思われる一人の女を見つけた。女は、以前池原と同じ会社に勤めており、結婚するという池原の甘言に乗って、池原の費いこんだ会社の金を半分負担しようという約束をしていた。その打合せのため、今日パロマで会う約束だと言った。女の口から池原のアパートを知った刑事たちは、高飛び寸前の池原に手錠をかけた。

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1959年10月下旬号

日本映画批評:警視庁物語 遺留品なし