静岡県静岡市の生まれ。1991年に地元・静岡第一テレビのバラエティ番組『JanJanサタデー』のマスコットガールに選ばれ、93年4月には同番組の企画でシングル『永遠に好きと言えない』をリリースし、アイドル歌手としてデビューする。女優デビューは95年のフジテレビの単発ドラマ『東京的聖誕祭』。同年の岩井俊二監督「Love Letter」で映画初出演し、中山美穂演じるヒロイン・藤井樹の少女時代を瑞々しく演じて、ヨコハマ映画祭、おおさか映画祭、日本アカデミー賞の新人賞を獲得した。この年は神山征二郎監督「ひめゆりの塔」にも出演。さらに注目を集めたのは、翌96年のフジテレビ『白線流し』にドラマ初主演してからで、長野県松本市を舞台に、恋や将来に悩む高校生たちの青春群像を描いた同作で、主人公の七倉園子役を演じて脚光を浴びた。ドラマ自体も以後、97年から2005年まで、2年おきに5本のスペシャル版が制作される人気シリーズとなる。映画ではその後も神山監督「宮澤賢治・その愛」96で賢治の最愛の妹・トシに扮したほか、97年は「誘拐」「流れ板七人」「恋と花火と観覧車」の3本に助演。同年の遠藤周作原作、熊井啓監督「愛する」では、ハンセン病と診断される孤独な少女を熱演し、渡部篤郎とのラブシーンもこなした。以後は「大安に仏滅!?」98、「ジュブナイル」「ホーム・スイートホーム」00、「明日があるさ THE MOVIE」02、「精霊流し」03、「最終兵器彼女」06、「さまよう刃」09などに出演。清楚な女性の役が多いが、清水崇監督のホラー「富江 re-birth」01では、何度殺されても蘇り周囲の人間を破滅に導く美女・富江を不気味な存在感で演じきった。テレビドラマではフジテレビ『それが答えだ!』97、『ボーイハント』98、『ラブ・レボリューション』01、『HR』02、『紅の紋章』06、『ライフ』07、テレビ朝日『愛しすぎなくてよかった』98、『舞妓さんは名探偵!』99、NHK『スキッと一心太助』99、『葵・徳川三代』00、『魂萌え!』06、日本テレビ『明日を抱きしめて』00、TBS『こちら第三社会部』01などに出演。2時間サスペンスの出演作も多い。私生活では08年に4歳年上の医師と結婚、10年3月に長男を出産した。