アメリカ・ニューヨーク市生まれ。32年にサーカスに入団し、空中アクロバットの花形として活躍。42年より軍の慰問団に属し、除隊後本格的に舞台に立ち、その縁で46年「殺人者」で映画デビュー。48年にはヘクト=ランカスター・プロを立ち上げ、「真紅の盗賊」(52)など多くのヒット作を製作。53年「地上より永遠に」でアカデミー賞主演男優賞候補となり、60年の「エルマー・ガントリー/魅せられた男」では同賞を受賞。60年代はノーラン・プロを立ち上げ「大列車作戦」(64)などを製作・主演。「山猫」(63)「家族の肖像」(74)「1900年」(76)「アトランティック・シティ」(80)などヨーロッパ映画でも重厚な演技を披露した。