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会員数 54,721 -1
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総レビュー数 930,820 109
鑑賞方法別データ数
映画館 1,830,380 158
レンタル 596,722 8
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VOD 556,800 117
テレビ 922,412 82
その他 158,402 18

野獣刑事

  • やじゅうでか
  • The Dropout
  • The Dropout

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  • 平均評点

    66.8点(51人)

  • 観たひと

    80

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1982
公開年月日 1982/10/2
上映時間 119分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督工藤栄一 
脚本神波史男 
企画日下部五朗 
本田達男 
撮影仙元誠三 
美術高橋章 
音楽大野克夫 
録音栗山日出登 
照明渡辺三雄 
編集市田勇 
助監督成田裕介 
スチール金井治 

キャスト

出演緒形拳 大滝誠次
いしだあゆみ 山根恵子
川上恭尚 
泉谷しげる 阪上利明
益岡徹 田中輝一
西山辰夫 福田
成田三樹夫 黒木
小林薫 三浦
藤田まこと 川端
遠藤太津朗 鬼頭
阿藤海 喜多
芦屋雁之助 島村精治
高野洋子 仙波のり子
絵沢萠子 のり子の母
麻田三智子 西尾由美子
白礼花 花田美智子
丸山俊也 制服警官A
池田謙治 制服警官B
白井滋郎 殺人現場の巡査
疋田泰盛 死体の発見者
三谷真理子 府警刑事A
遠山金次郎 府警刑事B
原哲男 ノーパン喫茶マネージャー
黄玉華 ノーパン喫茶ホステス
ジョージ牧 客の中年男
日高久 ポン引き
矢部義章 組員
西園寺章 記者A
高峰圭二 記者B
大月正太郎 鑑識課員
麿赤児 絵描き
成瀬正 砂川
山西路広 藤本
宮城幸生 
岩尾正隆 庄司
秋山勝俊 乗用者のドライバー
富永佳代子 人質の奥様
蟹江敬三 暴力団の幹部

解説

かつて逮捕した男の情婦との関係を軸に、有能だがやり過ぎと評判のある刑事の姿を描く。脚本は「狂った果実(1981)」の神波史男、監督は「ヨコハマBJブルース」の工藤栄一、撮影は「セーラー服と機関銃」の仙元誠三がそれぞれ担当。

あらすじ

雨の夜、赤い傘をさした女子短大生の死体が発見された。ナイフで何度も刺された死体は西尾由美子と判明した。有能だがヤリ過ぎと評判の大滝刑事もこの事件の捜査にかり出された。大滝はかつて逮捕した男、阪上の情婦、恵子と同棲に近い暮しをしている。恵子には一人息子の稔がいるが、大滝には慣つこうともしない。大滝は独自の捜査で被害者由美子の隠された生活をつきとめた。彼女は昼はノーパン喫茶、夜はコールガールをしていたのだ。その頃、恵子の夫、阪上が出所し、彼女の所に転り込んできた。大滝には頭の上がらない阪上が加わった奇妙な三角関係の生活が始まった。数日後、大滝は死体の見つかった近くの茂みで、血の跡のついたいくつもの紙片を見つけた。紙を並べると一枚の女の絵になった。そして、阪上がその絵と同じものを売っている男を見つけ、大滝に通報する。その男、田中を大滝は別件で逮捕、殴る蹴るの尋問をするが証拠不十分でシロ、大滝は捜査本部からはずされた。同じ頃、阪上は再びシャブに手を出すようになり、妄想状態で暴れることもしばしばで、ついに保護されてしまう。一人になった大滝は、恵子に囮になってもらうことを頼んだ。降りしきる雨の夜、恵子は赤い傘をさして歩いた。一台の車が近づくと、赤い傘を残して去っていった。大滝は必死の追跡のはてに犯人を捕えたが、代償はかけがえのない恵子の命だった。一ヵ月後。解放された阪上は、車を奪うと、稔を助手席に乗せ、暴走し、無差別殺人を始めた。そして、住宅街の一角に人質と共に立て篭ると「恵子を殺した大滝を呼べ!」と叫ぶ。包囲する警官の制止をふりきって、大滝は阪上の銃口に向って前進する。大滝は阪上を逮捕するが、その表情は阪上以上の苦悩が読みとれた。

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  • 鑑賞日 2023/10/27

    登録日 2023/10/27

    評点 60


    鑑賞方法 レンタル/東京都/ゲオ 


    いしだあゆみを観る映画

    工藤栄一監督の光と影、映像(撮影:仙元誠三)は素晴らしいのだがストーリーがなんだかつまらなく共感できる人物がいない。いしだあゆみがダメ男に振り回され哀しい。そして芦屋雁之助も哀しい。


  • 鑑賞日 2019/05/29

    登録日 2019/05/29

    評点 25


    鑑賞方法 レンタル 



    工藤栄一&緒形拳ということで見てみたけどダメだった。


  • 鑑賞日 2018/08/08

    登録日 2018/08/08

    評点 80


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/東映チャンネル 


    三人半の奇妙な関係

    大滝刑事(緒形拳)の同棲相手恵子(いしだあゆみ)は刑務所に入っている元シャブの売人利明(泉谷しげる)がいる。。二人には稔(川上恭尚)という小学生の子供がいる。大滝と恵子は愛し合っているが、そこへ俊明が出所してくる。そこで3人の奇妙な関係が生まれる。そして稔は大滝にはあまりなつかないが、俊明には心を許す。そんなある日婦女メッタ刺し殺人事件が起こる。大滝は強引な捜査でホシのめどを付けるものの、その行動が元で別の配属にされてしまう。
    この三人の奇妙な関係がよく描かれているし、子供がその間でアンコのような役割を果たしている。ちょっとしたアクションドラマ兼人情ドラマとなっている。
    いしだあゆみがあの細い身体ですごい迫力を見せるし、泉谷しげるもダメ男をうまく演じている。緒形拳は言わずもがな。
    工藤栄一の渾身の一作。映像もきれい。ただ録音の関係かそれとも演出上の工夫か、ちょっとセリフが聞き取りにくいところがあったのは惜しい。
    最後の突入後の場面での無音の緊迫感はすごい。下手に音を入れるよりも緊張感が伝わってくる。


  • 鑑賞日 2016/03/20

    登録日 2016/03/20

    評点 90


    鑑賞方法 映画館/東京都/シネマヴェーラ渋谷 


    神波、仙元との幸福な出会い

    神波史男の脚本、仙元誠三のカメラ、「その後の仁義なき戦い」を境に、スランプを脱した工藤栄一の傑作。


  • 鑑賞日 2016/03/17

    登録日 2016/03/17

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


    画面から匂い

    道を外れた刑事をメインに据えて、幾つかのエピソードを1本にしている。
    緒方拳主演らしさは出ている。
    泉谷しげるの暴走はらしさ満点でもう一人の主役。
    石田あゆみも印象に残る演技だが群像劇でもなく、場面毎に主役が入れ替わる。
    キャスティングは豪華で三人以外も存在をアピール。
    シャブの怖さも押さえていて、殺人事件は二の次の印象。
    終わらないんじゃないかと思わせるほど物語が止まらない。
    時折ファンタジックな絵が挿入され絵空事であることを強調。
    藤田敏八監督なら一貫性と緊張感が持続する作品になったことだろう。
    警察は辞めずに済みそうだが少年の親権者はさて。


  • 鑑賞日 1990年代

    登録日 2014/09/27

    評点 70


    鑑賞方法 テレビ 


    光と陰 ネタバレ

    工藤栄一の演出と仙元キャメラマンの巧みな技で、光と陰を生かした映像美が楽しめる。尺が長すぎる感は否めないが、緒形拳といしだあゆみの性描写はなかなかエロチシズムに溢れている。


  • 鑑賞日 1982/10/06

    登録日 2013/07/12

    評点 75


    鑑賞方法 映画館/大阪府 


    佳作

    1982年10月6日に鑑賞。大阪・梅田東映にて。

    工藤栄一、緒形拳の佳作である。


  • 鑑賞日 2009/08/30

    登録日 2013/04/14

    評点 70


    鑑賞方法 レンタル/DVD 



    工藤栄一のスタイリッシュな映像満載。
    いしだあゆみは、薄幸な女が似合うなあ。


  • 鑑賞日 2012/07/25

    登録日 2012/07/28

    評点 60


    鑑賞方法 映画館 


    いしだあゆみと泉谷しげるが見所

    男次第でどうにでもなってしまう女をいしだあゆみがおっぱいを出して熱演。泉谷しげるは、川俣軍司を彷彿とっさせるシャブ中のはまり役。変質者役の益岡徹、1982年当時の釜ヶ崎のドキュメンタリー風映像など見所は色々あるが、いかんせん119分は長過ぎる。子供のシーンに歌を延々と流して感傷的にするから長過ぎると感じるのか。【新文芸座/工藤栄一監督特集/併映「ココハマBJブルース」/千円】


  • 鑑賞日 1982/10/09

    登録日 2012/06/10

    評点 78


    鑑賞方法 映画館 


    不穏な空気が

    この頃の工藤栄一は、集団時代劇の次にやってきた第二の波に乗っていたように思う。本作に漂う不穏な空気。対岸に見える火事。光と影。そして次作の「逃がれの街」へ。