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その他 158,532 6

花と竜(1962)

  • はなとりゅう
  • A Man With a Dragon Tattoo
  • A Man With a Dragon Tattoo

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  • 平均評点

    61.3点(39人)

  • 観たひと

    57

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/12/26
上映時間 109分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督舛田利雄 
脚色井手雅人 
原作火野葦平 
企画高木雅行 
撮影山崎善弘 
美術松山崇 
音楽伊部晴美 
録音沼倉範夫 
照明藤林甲 
編集辻井正則 
スチル斎藤耕一 

キャスト

出演石原裕次郎 玉井金五郎
浅丘ルリ子 マン
岩崎加根子 お京
葉山良二 森新之助
白木マリ 君香
芦田伸介 吉田磯吉
大坂志郎 大庭春吉
垂水悟郎 友田喜造
富田仲次郎 江崎満吉
高橋とよ 島村ギン
田中明夫 永田杢次
河野弘 山下松次
井上昭文 平尾角助
天路圭子 〆蝶
桂小金治 胡蝶屋豆八
里実 谷口林助
鎬木はるな 谷口チエ
江角英明 般若の五郎
木島一郎 六ゾロの源
近藤宏 大川時次郎
高品格 ノロ甚
黒田剛 清七
榎木兵衛 新谷勝太郎
水木京二 城三次
八代康二 松本重雄
杉山元 「中学生」の俊次
村田寿男 浜尾組のアル中
高島史旭 山下組のゴンゾA
佐久間健太郎 山下組のゴンゾB
志方稔 山下組のゴンゾC
玉村駿太郎 友田組ボーシン
柳瀬志郎 友田組安次
峰三平 貯炭場の男A
林茂朗 貯炭場の男B
露木護 貯炭場の男C
三杉健 貯炭場の男D
久遠利三 コレラの医者

解説

火野葦平原作“花と龍”を「どぶろくの辰(1962)」の井手雅人が脚色、「ひとりぼっちの二人だが」の舛田利雄が監督したアクションもの。撮影は「しろばんば」の山崎善弘。

あらすじ

明治三十年代の大陸を相手に景気が出始めたころ、北九州の港湾には人間のあらゆる欲望がぎらぎらと沸き立っていた。そうした門司港へやって来た二十六歳の玉井金五郎。がっちりした体躯、精悍な眼差しは野望に燃えていた。早速とび込んだ博打場で、彼はたちまち着ている物まで剥ぎ取られる破目になったが、壷振りの女が「いつかあたしに彫らせてね」と囁いた。その時女の袖口から、牡丹に蝶の刺青が真白な腕にくっきりと浮き上っているのが見えた。浜尾組の仲仕となって働くようになった金五郎は次第に頭角を現わしていった。そのころ北九州一帯を襲った上海コレラにもびくともしない彼を、女仲士のマンはいつか想うようになっていた。人一倍勝気なマンが、いま旭日昇天の勢力を持つ吉田磯吉親分の客の望みをはねつけたことから、吉田の子分達に襲われた。すぐさま抗議に乗り込んだ金五郎は、素直に謝まる吉田の豪放な男らしさにひどく恥じ入り、その夜門司を出奔して若松に出た。金五郎とマンは永田組に落ちついたが、彼はここでもたちまち名を上げ、アル中の親方の代りに組の采配をふるうようになった。連合組の親方達と温泉へ慰安旅行に行った時、金五郎はあの蝶々牡丹の女お京と遇った。一週間ほどして帰って来た金五郎の肌には、菊花を抱いた竜の刺青が鮮やかに躍っていた。永田組と友田組は荷役仕事の縄張り争いにしのぎを削り、連日血を流さなければ収まらなかった。こうした中に永田は引退し、かわって金五郎の玉井組が誕生した。玉井組の勢力が次第に大きくなり金五郎の名が重々しい貫禄を加えていくにつれて、友田組や通称ドテラ婆さん、島村ギン達の厭がらせも烈しくなっていった。そして金五郎念願の仲士組合がやっと結成式にまでこぎつけた夜、ギンの子分角助から果し状が届いたのである。折から降りしきる雪の中に、身体をもって組合を守ろうと飛び出して行く金五郎だった。

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