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鑑賞方法別データ数
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VOD 556,972 172
テレビ 922,538 126
その他 158,411 9

太陽の少年<4K レストア完全版>

  • たいようのしょうねんよんけいれすとあかんぜんばん
  • 陽光燦爛的日子
  • In the Heat of the Sun
  • 平均評点

    74.1点(14人)

  • 観たひと

    16

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ラブロマンス / 青春 / ドラマ
製作国 中国=香港
製作年 1994
公開年月日 2024/10/18
上映時間 140分
製作会社 港龍電影有限公司=中国電影合作制片
配給 Diggin’(提供:JAIHO)
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ ビデオ 他
音声 ドルビー
上映フォーマット デジタル

スタッフ

キャスト

出演シア・ユイ シャオチュン
ニン・チン ミーラン
チアン・ウェン シャオチュン(成人)
コン・ラー イクー

場面

予告編


     

解説

「鬼が来た!」でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリに輝いたチアン・ウェンの監督デビュー作となる青春映画。1970年代、文化大革命下の北京の夏を舞台に、いつも軍服を着て悪友たちと自転車で走りまわる中学生シャオチュンの初めての恋を、現実と妄想を交差させて描く。出演は本作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したシア・ユイ。撮影は「さらば、わが愛 覇王別姫」のクー・チャンウェイ。失われた約10分のシーンも復活した<4Kレストア完全版>として上映。

あらすじ

1970年代、文化大革命下の北京。中学生のシャオチュンは、幼馴染の悪友たちと町を闊歩し、国策の下放運動によって大人たちが農村に出て不在の家に、合鍵を作って忍び込んだりしていた。そんなある日、シャオチュンはある家で水着の少女の写真を発見する。それが仲間たちの間で話題になっているミーランだと知ると、シャオチュンは彼女を探し出し、やがて2人は暇があれば会うようになる。だが、ミーランを仲間たちに紹介すると、シャオチュンの兄貴分のイクーが彼女と接近。その様子に、シャオチュンの心はざわつき始める。

関連するキネマ旬報の記事

  • 鑑賞日 2025/03/19

    登録日 2025/03/20

    評点 60


    鑑賞方法 映画館/東京都/新文芸坐 

    字幕


    音楽と太陽が印象的

    公開時に観て以来久しぶりの鑑賞。
    劇中何度も流れる「カヴァレリア・ルスティカーナ」と太陽に照らされる主人公・シャオチュンがとても印象に残っているが、全体としてはシャオチュンの回顧録としてまとめられた映画ってことしか覚えていなかった。
    好印象な記憶もなかったので、年齢を重ねた今再鑑賞。

    「カヴァレリア・ルスティカーナ」と太陽に照らされるシャオチュンは記憶が蘇るほどの強烈なインパクトを残すが、全体としては各エピソードが点になっていて、その点が線になっていない感じ。
    その線としてまとまっていない回顧録を頻発される(大人になってからの)シャオチュンのモノローグで補っている印象。
    なんなら、語られる想い出にはシャオチュンの思い違いかな、という内容まで含まれているから、映画のストーリーとしてのまとまりの弱さを感じるんだろうなぁ。

    全体的な印象としては以前観た時から進展はなかった。
    なぜ好印象が持てないのかについて、こうしてメモに残せたことくらいが進展部分かな。


  • 鑑賞日 2024/11/03

    登録日 2024/11/04

    評点 70


    鑑賞方法 映画館/大阪府/第七藝術劇場 


    ソ連映画の影響も。 ネタバレ

    チアン・ウェンの1994年作品が失われたシーンを復活させた上、レストア版となって復活。

    文化大革命下の北京、大人や学生は下放政策で不在の時期に少年たちは好き勝手に暮らしている。合鍵作りが得意な主人公シャオチュンは、忍び込んだ部屋の写真の女の子ミーランに目が釘付け、彼女と仲良くなるが、仲間たちとの関係も変化していく…

    描かれるのは中国とソ連の関係が深い時代、劇中で上映される映画もレーニンを主人公にしたソ連映画だが、本作自体もニキータ・ミハルコフのような叙情派に影響を受けているように見える。

    オリジナル版が公開された1997年にも見ているが、追加されたシーンはどこだろう。現在の中国映画ではカットされそうな、ベッドでのシーンだろうか。

    ニン・チンのはち切れそうな肉体を覆った赤い水着は鮮烈に記憶に残っていた。


  • 鑑賞日 2024/10/19

    登録日 2024/10/24

    評点 90


    鑑賞方法 映画館/栃木県/小山シネマロブレ 

    字幕


    その時代と都市の空気を描く

    ノスタルジー青春映画にはめっぽうやられる。
    1970年代、中国北京で生活する少年たちの青春ドラマ。
    もちろん、初恋物語でさらに胸をかきむしる。
    映画途中で流れるテーマ曲のようなクラシックの名曲、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」。一気にこの映画世界の感傷に引きずり込まれる。
    ヒロインの登場シーンまでずいぶん引っ張る。サングラス姿のぽっちゃり美人がまたいい感じ。喧嘩と恋に明け暮れる。
    インターナショナルが流れる中の、アクション場面も見せ場だ。
    中国都市の屋根に上り、空を見上げる主人公。
    ああいう時代を生きた。決してカッコよくはなかったけれど、確実に青春を生きたという手ごたえ。
    主人公の見た夢の中の映像は奇想天外ではあるが、彼女の存在はとてつもなく大きい。
    終盤、回想シーンが事実なのか妄想なのかよくわからなくなるモノローグがある。これは一種の禁じ手であり、どんな場面でも捏造、もしくは想像、もしくは創造できることになる。
    それでも、その結末でその感情のエキスをせんじ詰めれば、やっぱりそれでも生きた証となる。
    こうして、年を取り、人生を振り返る時、舞台が中国であれ、どこであれ普遍的な感情、やるせない気持ちがせりあがる。
    映画の力がみなぎる一編であり、見終わった余韻はいつまでも残り続ける。「クーリンチェ」がそうであったように。


  • 鑑賞日 2024/10/20

    登録日 2024/10/21

    評点 65


    鑑賞方法 映画館/神奈川県/シネマジャック/ベティ 

    字幕



    1994年に公開されたチアン・ウェン監督・脚本の中国・香港合作映画の4Kレストア完全版です。
    1970年代・文化大革命の最中に北京を舞台に混交する少年の妄想と現実を描いた作品。国策の下方運動で大人たちの多くが地方の農村に送り出されている。不良少年たちにとって大人のいない町は彼らの天国となる。そんな不良少年の恋と青春をノスタルジックかつネルギッシュな映像として描いています。
    文化大革命の最中と謳いながら政治的・社会的情勢の緊張感は描かれておらず、いつも軍服を着た能天気な少年の喜怒哀楽としか思えないのだが・・。いずれにしても現在の独裁色が一層強くなった中国では制作不可能な作品でしょうね。