公開時に観て以来久しぶりの鑑賞。
劇中何度も流れる「カヴァレリア・ルスティカーナ」と太陽に照らされる主人公・シャオチュンがとても印象に残っているが、全体としてはシャオチュンの回顧録としてまとめられた映画ってことしか覚えていなかった。
好印象な記憶もなかったので、年齢を重ねた今再鑑賞。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」と太陽に照らされるシャオチュンは記憶が蘇るほどの強烈なインパクトを残すが、全体としては各エピソードが点になっていて、その点が線になっていない感じ。
その線としてまとまっていない回顧録を頻発される(大人になってからの)シャオチュンのモノローグで補っている印象。
なんなら、語られる想い出にはシャオチュンの思い違いかな、という内容まで含まれているから、映画のストーリーとしてのまとまりの弱さを感じるんだろうなぁ。
全体的な印象としては以前観た時から進展はなかった。
なぜ好印象が持てないのかについて、こうしてメモに残せたことくらいが進展部分かな。