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レンタル 596,680 0
購入 124,532 0
VOD 556,147 0
テレビ 921,992 0
その他 158,343 0

関東やくざ者

  • かんとうやくざもの
  • The Gambler
  • ----


  • 平均評点

    63.3点(12人)

  • 観たひと

    19

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/7/10
上映時間 90分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小沢茂弘 
脚本小沢茂弘 
原案梶原賢三 
企画俊藤浩滋 
橋本慶一 
撮影山岸長 
美術川島泰三 
音楽菊池俊輔 
録音中山茂二 
照明増田悦章 
編集宮本信太郎 
スチール諸角義雄 

キャスト

出演鶴田浩二 大谷清次郎
村田英雄 高島伯太郎
丹波哲郎 川上東洋
藤純子 静香
山本麟一 中山留吉
大木実 北条秀之助
曽根晴美 福原丑五郎
待田京介 松宮長次郎
二宮ゆき子 お光
三島ゆり子 お京
原泉 
森美千代 糸子
香川良介 丹下益次郎
内田朝雄 原田弥太郎
加賀邦男 高原武人
有川正治 唐島力蔵
藤本秀夫 藤松
遠藤辰雄 
近江雄二郎 沢田
川浪公次郎 滝沢
北島三郎 花山鉄次
山城新伍 武田清
楠本健二 大久保省三
小田部通麿 黒田文六
相原昇 佐々木保
汐路章 水野幸八
蓑和田良太 松本五郎
西田良 木下
野口泉 井上
藤山寛美 寛太
東龍子 お秋
大浦和子 お好
岡田千代 春江
出口静宏 秀男
甲元明美 明子
吉田ひとみ 栄子
佐藤洋 浅田
堀広太郎 医者
浅草四郎 群集の男A
丘八郎 群集の男B
山乃美七子 芸妓
松代章子 教員風の女客
唐沢民賢 宇都宮署長
高並功 宇都宮署巡査
兼田好三 榊原

解説

梶原賢三の原案から、「関東流れ者(1965)」の小沢茂弘がシナリオを執筆、監督したやくざもの。撮影もコンビの山岸長樹。

あらすじ

大正七年、富山県に起った米騒動は全国に波及した。大谷組々長大谷清次郎は、恩人高島伯太郎に、高島邸所有の軍用米を一般放出するよう懇願した。伯太郎対寺西軍閥政府直談判の末、清太郎の望みは達せられた。一方民友党顧問原田弥太郎は、この機に乗じて民政内閣樹立に奔走、東京のやくざとして、実力日本一を誇る関東桜会々長川上東洋と結託した。米騒動を境に寺西内閣は失脚、かわって民友党内閣が成立した。原田は、好景気に沸く海運業界を牛耳ろうと、大日本郵船の乗っ取りを目論んだ。清次郎はこれを聞き伯太郎に話したが、清次郎は、大谷組は土木請負であって暴力団ではないと説く伯太郎に従い、関東桜会の対決は消えた。東京に帰り原田邸を訪れた伯太郎は、面会謝絶のうえ、帰途関東桜会の暴漢に襲われた。病院に駈けつけた清次郎に、伯太郎は郵船株主総会で丹下社長に加担して、原田、川上の乗っ取り阻止を頼んだ。伯太郎の恩義にむくいるため、株主総会に出席する工作をした大谷組を、原田、川上は内閣の権力を悪用し、宇都宮警察を動かして、大谷組上京を阻止しようとした。白竜閣に陣取った大谷組と関東桜会の不穏な様相は、噂となって広まり、世論を恐れた原田は、丹下社長と会談の末手をひいた。だが川上は、あくまでも、大谷組との対決を迫っていた。そして、病院の伯太郎を射殺し、決闘状を清次郎のもとに届けた、怒った清次郎は、川上への弔合戦を誓うと、白竜閣に工事用ダイナマイトを投げつけた。清次郎は、恩人の仇とばかり川上と相対すると、川上の胸を刺した。修羅場に立ちすくす組員をなだめ清次郎は一人で罪をきて、静かに立ち去った。

関連するキネマ旬報の記事

1965年7月下旬号

日本映画紹介:関東やくざ者

  • 鑑賞日 2020/11/19

    登録日 2024/02/18

    評点 70


    鑑賞方法 選択しない 


    死ぬ事より生きる方が難しい ネタバレ

     鶴田浩二×小沢茂弘による「関東シリーズ」第二弾、「関東やくざ者」であります。小沢は脚本も担当。原案の梶原賢三と云ふ人は存じませんが、どんな人でせうか。音楽は菊池俊輔、主題歌は鶴田が歌ふ「男なら」。タイトルバックとラストシーンで流れます。

     挿入歌は北島三郎「兄弟仁義」。サブちやんはチンピラとして登場し、事もあらうに病院内で唸つてゐます。あと一人、山本麟一の恋人役で出演した二宮ゆき子が、「まつのき小唄」「このまゝ別れて」を披露します。

     鶴田の大谷清次郎と村田英雄の高島伯太郎だけは前作と同じ役名ですが、他は藤純子はじめ全員別人役。時代背景も前作の明治22‐23年に対し本作は大正七年の米騒動時代。全く世界観が違ふので、全員違ふ役で出たら良かつたのに。

     東京にまで波及した米騒動を抑へられぬ現内閣を打倒せんと、民友党顧問の原田弥太郎(内田朝雄)は、関東桜会会長の川上東洋(丹波哲郎)と結託します。そして政権奪取すると、好景気の波に乗り有卦に入つた海運業界をも牛耳るために、大日本郵便の乗取りを企て株主を脅迫します。大日本郵便社長の丹下(香川良介)は、それに対抗すべく高島伯太郎(村田英雄)に相談、伯太郎は大谷組組長・清次郎(鶴田浩二)の協力を仰ぎました。

     来たる株主総会に陣どる桜会の連中に対抗する為に、清次郎は宇都宮から300人を集め、原田の息のかかつた警察の妨害を躱して上京させます。ところが余りの騒ぎに、流血沙汰を恐れた原田が乗取りを断念、梯子を外された形の川上東洋はそれでも清次郎との決着をつけると宣言するのです......

     鶴田・村田連合VS内田・丹波連合の闘ひと云ふ、まことに分かり易い構図。鶴田の配下には「四天王」大木実・山本麟一・待田京介・曽根晴美。更に三国人(?)の遠藤辰雄。そして鶴田に惚れて無理矢理子分になつたチンピラに北島三郎・山城新伍。待田は肺病で喀血しながらも入院せず、単身丹波に挑んで自滅する奴。情婦に三島ゆり子。

     ヒロインは芸者の藤純子で、鶴田は父の仇と云ふ設定。宴席で泥酔して鶴田に恨み節を叩きつけます。しかし藤の父は相当なワルのやうで、斬られた経緯も承知の模様。彼女はヤクザが嫌ひで、その愚かしさを訴へる為に酒の力を借りて思ひを吐露したのです。しかし客の鶴田に絡んだりコップの水をかけたり、失礼千万なのに女将も他の芸者も誰も止めないのは不思議です。結局彼女はヤクザは嫌ひながら清次郎を忘れられず、一日で良いから清次郎さんの妻になりたいと告白、戸惑ひながらも鶴田が受け入れるのは良い感じです。

     ワルの丹波哲郎は「俺は卑怯なマネは嫌ひだ」と繰り返す癖に、村田を闇討ちにするなど言行不一致もあります。怯んだ内田をも一喝し面子の為に鶴田との対決に挑むのでした。

     鶴田はナムバア2の大木を温存し、ヤマリンと曽根を引き連れ決戦場へ。トラックで突込みダイナマイトでボカボカ派手に殴り込みます。ところで丹波の母親役の原泉が少し変つてゐます。戦闘の最中に入り込んで「東洋、東洋」はないでせう。結局丹波は、俺の命はお前の思ひ通りにならぬと、自害するのでした。やくざ渡世の馬鹿馬鹿しさを描きながらも、あくまでも鶴田浩二をヒーローとして扱ふ任侠ものと申せませう。


  • 鑑賞日 2021/10/16

    登録日 2021/10/16

    評点 60


    鑑賞方法 テレビ/有料放送/東映チャンネル 


    会社乗っ取り

    高島(村田英雄)と大谷(鶴田浩二)の関係のみ踏襲で、子分達は同じ俳優が出ていても全く違う役柄。また藤純子も出ているが、こちらも前作とは何の関係もない。だから見ていると混乱してきてしまう。
    ストーリーは会社乗っ取りとそれに立ち向かう高島大谷の連合軍という感じだ。