映画と音楽のコラボ企画MOOSIC LABならぬ、MOOSIC PINK。
本作ではロックバンドのG.D.FLICKERSが出演し、ライブ演奏があるピンク映画というのがユニークな作品でした。
主演の榎本美咲さんですが、可愛らしい女性です。
そして、声がアニメ声。
それも含めての魅力なんだと思うのですが、主人公の葛藤を長回しで独白するシーンは、アニメ声だとちょっと響かなかったのが残念でした。
ストーリーは官能小説家と本当の自分との間に悩む女性を描いている。
また、ロックを通じて自分の生き方について描いているようでもあり、熱いメッセージが込められた作品でした。
しかし、劇中のAV撮影なんかは面白い。
夏の暑い部屋での撮影で男優の立ちが悪いところでの立ち待ち。
その後の絡みでの「バリバリ」「頑張れ」という掛け合いが微笑ましかったです。
オッパイの映し方もやらしくて良かったです。
本フェスですが、舞台挨拶にもよると思うのですが、作品により客入りが変わったりします。
本作は女性のお客が多かったのですが、なぜ多いのか疑問がありました。
さて、この日は舞台挨拶付き。
監督、栗林里莉さん、他4人のキャストと脚本家、G.D.FLICKERSの方が登壇。
撮影は去年で、朝の4時から撮影だったそうです。
ライブは朝の8時過ぎに始めたそうです。
AV女優役の方は、映画のカメラとAVのカメラが多くて、どのカメラに向かえばいいかわからなかったとありました。
AV男優さんは20年ぶりくらいのピンク映画とありました。
立ち待ちなんてホント切なくて、AVの撮影は本当に大変とありました。
ジョーさんは絡みが初めてで、ライブ以外は自信がないとありました。
W脚本家ということで、典子のキャラは監督が作ったとありました。
脚本家のうかみさんは本物の官能小説家とありました。
ジョーさんは本当はバンド名も別にあったそうですが、めんどくさいからそのままにしたと監督からありました。
生きる覚悟なんか熱いものを入れたと監督からありました。