代々泥棒を家業にしている“Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)は、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)と恋に落ちてしまう。正体を隠し、普通の暮らしを夢見る華。やがて和馬は正体に気付くが、二人は何度も困難を乗り越え、互いの運命を受け入れ、ついに結婚。愛娘の杏(小畑乃々)を授かり、華と和馬は泥棒一家と警察一家という家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、“Lの一族”の父・尊(渡部篤郎)が突然泥棒引退を宣言し、これまで迷惑をかけてきた華と和馬にちょっと遅めの新婚旅行をプレゼント。一族はディーベンブルク王国へ向かうが、本当の目的は王国の秘宝である王冠を盗むことだった。そんな中、渉(栗原類)の調査で他にも王冠を狙う者がいることが判明。“Lの一族”の最後の仕事は、華も知らない一族の秘密に触れる壮大な冒険となる。