陣内孝則＆石田えりの好調ぶりに支えられた作品

【あらすじ】

ヤクザの男がクラブのホステスをしているシングルマザーと恋仲になるが、
時々腹痛に襲われていた。

トラブルに巻き込まれて組を破門になり、
女とカタギの生活を始めようとする。

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冒頭から主人公が重病に侵されていることが判り、
がんだと思われることが終盤で判るが、
腹痛はごく稀に起こるだけで、
病院にも行こうともしないまま展開するので、
病状や余命宣告に悩み苦しむ「難病モノ」とは異なる、変わった展開。

それなら、病気の設定は最初から要らなかったと思う。

要るとしたら、がんなら
「自覚症状が出た後は、常に不調を感じ続け次第に悪化する」
という正確ながんの病状にしないと、
ナンチャッテ難病になってしまう。

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この作品のみどころは、
陣内孝則と石田えりの絶好調ぶりで、
２人が作品を支えていた。

脇役のキャスティングがユニークだが、
そんなに悪くない。

新宿での（おそらくゲリラの）撮影も、
上手く雰囲気を出せていた。