アリシア・ヴィキャンデルはどんな役をやらせてもそつがない。愛らしい女性だったり大胆な女性だったり、アクションもやったり。そんな中で今作は、意志は強いが一人の暴君に翻弄される女性・キャサリン妃を力強く演じていた。30代後半にも入り、役の幅が広がったか。

それにしてもヘンリー8世。観ているうちにだんだん、早く死んでくれないかな…などと思ってしまうほどの暴君、わがままさ。それをイケメン・ジュード・ローが演じている。え”これって本当にロー⁇ なんと面変わりしたことか…😱 それとも役作りのため大幅増量したのだろうか⁇ 落馬事故が元で足に怪我を負いそれが壊死してきたということだが、いやいやあれは糖尿病だな…などと邪推しながらの鑑賞だった。

そもそも信仰が異なるヘンリー8世とキャサリン妃。＜異端＞ということでキャサリン妃が処刑される、あわや…‼︎ というところで彼女の逆襲が功を奏す。いやいや、ハラハラした。キャサリン妃勝利、万歳。

それしてもイギリスの歴史ってなんとも複雑なものだと、改めて思った。